赤様の最近のブログ記事
text by 赤様
阿部詩選手が敗れて涙している姿を見て、
フランスの観客から「UTA」コールが起こった。
フランスは柔道人気がものすごく高い。
熱心なファンもたくさんいる。
日本選手はかなり知られていてリスペクトもされている。
フランスの柔道関係者は定期的に来日して、
交流したり情報を得たりしていると、報道されていた。
フランスのマスコミが、
試合後の日本選手にインタビューしているところも中継に映っていた。
でも僕は、日本のマスコミが、
フランス選手をインタビューしているのを見たことがない。
日本の柔道人口12万人。
フランスの柔道人口50万人。
日本ではどんどん柔道をする人が減っているらしい。
フランスでは、
小さい子どもが親子で参加できるイベントや、
家族ぐるみで参加できるイベントが盛んで、
そうしたことが人口の増加や、ファンの拡大、
柔道への愛情につながっていることと想像した。
日本も同じようなシーンになったら、
他国の選手を勇気付けるようなエールを贈り返そう。
柔道の母国なら、そんなふところの広さがあると思っている。
text by 赤様
お正月の風物詩、箱根駅伝。
今回100回目を迎えました。
優勝した青山学院は、
強くなったのがこの10年ほどのことで、
さらにその10年くらい前から、
プロ選手を何人も輩出している野球部の強化をやめ、
陸上部に強化の重点を置いたのだそうです。
僕が学生の頃は、
お正月のスポーツといえばラグビーで、
箱根駅伝はあまり大きな話題にはなりませんでした。
それが今では、
陸上に興味がない人でも注目するようになり、
この変化は陸上をやってきた人間にとっては
驚くばかりです。
その背景には、
番組制作者の意図があったのだそうです。
箱根駅伝はスポーツ中継ではなく、
エンターテイメントという観点で、
番組を作ってるのだと聞いたことがあります。
カメラのフレーミングを工夫したり、
スポーツ中継ではほぼ使わないクレーンを
使った映像を見せたり、
選手の家族や恩師を取材して秘話を紹介したり。
選手と、並走する車に乗る監督とのやりとりは、
他の駅伝では見られません。
この車は中継されて無い時代からありましたが、
テレビはその様子も素材として利用しました。
これができるのは、
選手1人がおよそ1時間走ることと、
参加校が約20チームと少ないので、
その時間が捻出できるのです。
各選手のエピソードやレース展開の模様、
これまでのドラマがこと細かに説明できることも、
箱根駅伝の魅力のひとつになっています。
また、
秋から様々なPRを段階的に行なったり、
機運を盛り上げる手法も素晴らしく、
深くハマればハマるほど、
その仕掛け作りの上手さが見えてきます。
さらに、
日本に住む外国人陸上記者も、
世界最大のロードレースイベントだと、
海外に向けて驚きを持って発信しています。
箱根駅伝好きのアイドルや有名人が
近年増えてきたのは、
そんな理由があるように思います。
2023年はスポーツが忙しい1年でした。
3月 WBC
7月 世界水泳
7月 サッカー女子W杯
8月 世界陸上
9月 バスケットW杯
9月 ラグビーW杯
9月 アジア大会
10月 世界体操
世界的ビッグイベントだけでもご覧のとおり。
(世界体操以外は数年に1度しか行われません)
東京オリンピックが延期して開催年が変わったものや、
奇数年のみの開催のもの、
4年に1度しか開催されないものが組み合わさったので、
こんな年はもう2度とないかもしれません。
実は、オリンピックイヤーより
その前年の方が世界的ビッグイベントは多く、
熱狂的なスポーツファンは、
そちらの方を楽しみにしているのだとか。
みなさんは、
どの大会が盛り上がったでしょうか?
春からいきなりWBCで、
日本の快進撃に湧きましたね!
ヌートバーとか、ペッパーミルとか、覚えてますか?
準決勝の村上の逆転サヨナラタイムリー、
最高でしたね!
また、バスケットのW杯もすごかった!
日本のバスケットのレベルが上がり、
日本開催(共催)ということもあり注目を集めました。
これまであまり日の目を見なかったバスケットの日本代表が、
快進撃によりようやく認知された気がします。
「アレ」で注目された阪神タイガース。
岡田監督のメディアの使い方も上手かったですね。
プロ野球が盛り上がるときは、
長嶋さんや野村さんのように、
メディアを上手に使う指揮官がいるような気がします。
でも今年は、何と言っても、
大谷翔平の活躍なのかな、という気がします。
ホント文字通り世界一の選手になりましたね。
どこへ行ってもアウエーの観衆から
「来年はウチに来てくれ!」なんて大歓声が沸き起こる。
今までそんな選手いませんでしたよ。
さあ、来年はパリオリンピック。
どんな盛り上がりがみられるでしょうか。
今から楽しみですね。
出典は忘れてしまいましたが、
先日こんな趣旨の記事を読みました。
"アジアのいくつかの小学校で教えたことがあるのですが、
子供たちが『なにをしてはいけないのですか?』と聞いてきました。
ところが、日本では『なにをしたらいいのですか?』となる。
ルールに縛られることに慣れているから、自由に遊ぶことができないのです。
これがアメリカだと『このルールを変えていいですか?』になる(笑)"
同じような事例を、もうひとつ。
"そもそも、多くの日本人にとってルールは『守るもの』、
あるいは『与えられるもの』ですが、
欧米人にとってルールは『作るもの』です。
少し脱線しますが、
われわれスポーツの世界でもルールを変えられたことで、
日本が不利になった事例がいくらでもある。
スキージャンプで履く板の長さが決められたり、
水泳で潜水泳法が規制されたり。
ルールがあるからその通りにしましょうという発想では、
なかなか勝ち続けることはできないんです"
日本の社会は、
ある文化や製品を向上させたり発展させるのは得意ですが、
新しいルールや価値を作り出すのが苦手とよく聞きます。
反対に、
欧米ではある産業が世界的に広まって息詰まると、
新しいルールや価値を生み出してそこに産業を育ませていく、
ということを度々やってきました。
SDGsなんかは、その典型でしょう。
資源もあまりなくモノも作りつくして、
じゃあ自分たちはこれから何をして生き残っていくのか、
と考えたとき、
新しい価値を創造していくしかない、
となったんだ、と聞いたことがあります。
ルールを作るというのは、
既存のルールを新しいものにする、とも言えます。
現状に縛られず自由な発想をして、未来を作っていかないと、
現状打破は難しい。
"言うが易し 行うが難し"ですが。。。
メジャーリーグの大谷選手が、二刀流で活躍し始めると、
メジャーリーグ機構は、すぐに野球のルールを変えてしまいました。
本来は、投手と指名打者は違う選手であるべきでした。
それを変えたあとも、
指名打者の投手がマウンドを降りると、もう試合には出られなくなる、
というルールを、指名打者で出続けることを可能にしました。
ファンはみんな大谷選手が見たいですよね。
少しでも長く見たいですよね。
この変更にはホントに時間がかからなかったです。
スポーツに限った話しではないですが、
ルールはより良い方に変えていくもの、
という柔軟な考えがどんどん広がるといいですね。
40代、50代ともなると、
みんな身体のどこかが悪くなってるものです。
それくらいの歳の人が集まると、
だいたい病気自慢が始まります。
子どものころは、
なぜそんな話しになるのかわかりませんでした。
でも、健康診断で「問題なし」の人でも、
やっぱり身体のどこかが悪かったりします。
完全な健康体の人なんてなかなかいない。
腰が痛い、肩があがらない、胃腸が不調、血圧が高め、、、。
その種類の豊富なこと。
健康に気をつけて運動してたって、
鍛えられない部位はたくさんあるのです。
でもみんな恥ずかしいからなのか、
隠すから語られず、語られないからノウハウ化されず。。。
この痛みには○○をした方が、、、
その症状には○○を飲んだ方が、、、
あの予防には○○を食べた方が、、、。
そうした対処の仕方が語られてはいるものの、
口コミの域だったり、医学的な検証結果ではなかったり。
信憑性がどうなの?と思うことが多くありませんか?
で、いざ調べてみると、
だいたい製薬メーカーのサイトにぶち当たり、
あちらも商売なので、弊社の○○を買いましょう!
が結論になっていてウンザリしてしまうのです。
経年劣化はしょうがないと思うのです。
仕事して、通勤して、食事して、
僕らの身体は文句も言わずがんばってます。
でも身体は毎日細胞分裂して、新陳代謝して、
新しい細胞に入れ替わってるのに、
なぜ痛みや病気は継続するのでしょうね。
せめて、各自が痛みを隠さずノウハウ化していったら、
後の人たちが助かるのかな、とは思うのですが。。。
今、若い人たちも、
そういう歳になったら、
いつのまにか同じような話しをするようになるので、
気をつけましょうね。笑
水道管が危ないらしい。
日本全国で年間2万件の破裂があるそうだ。
高度経済成長の時期に全国に一気に敷設され、
格段に生活がしやすくなった。
しかし、一気に広がったことで、
奇しくも老朽化の時期が同じで、
今、多くの水道管が変えどきにきている。
でも行政側は手がまわらず、
水道局も補修の予算取りができていないらしい。
そんな状況を聞くと、
経済対策と言う名の給付金のばら撒きより、
そっちの方が大事じゃないのか!と思ってしまう。
どこの自治体の長も、
そんな事態はわかっているはずだが、
水道料金の値上げを公言すると
選挙に通らないと思っているのだろうか、
いつの間にか先送りされてきたのだそうだ。
そんななか、岩手県矢巾町では、
「こどもたちのために値上げすべき」と住民が動き出した。
そんな取り組みをフューチャーデザインというらしい。
人口減少で財政難という自治体も増えていて、
この事態は決して対岸の火事ではないのだそうだ。
そんなニュースをみて、
あれこれ考えていた先週末、
帰宅して洗面所で顔を洗っていると、
突然「ぷすっ」という音がして水の勢いが弱くなった。
根本のところから水が漏れていた。
そんな事態なので僕のウチの洗面所は使えず、
今度の週末、ようやっと業者に修理してもらう。
不自由になって初めてわかるありがたみ。
経済対策よりも、軍事費よりも、
水の方が大事です。
人間、水がないと生活できません。
先日、海洋ゴミについての講演を聞いた。
なかでもフォーカスしていたのがマイクロプラスチック。
SDGsなどの活動で、
盛んに言われているのはご存知のとおり。
「マイクロ」と言っても、
そんなに小さいものは見つけるのも拾うのも難しい。
だから有識者のあいだでは、5mm以下のものと定義されている。
元は大きなプラスチックだったのが、
魚たちに噛み砕かれるなどしてどんどん小さくなる。
小さくなったものを回収しようとしても、
海で網を引きずっても、網の目にも限界がある。
だから大きいうちに拾いたい。
また、船での回収は、
船を走らせる費用、燃料を使うというエネルギーの問題、
排出されるCO2の問題などなど課題がたくさんあって、
それらを考慮すると、見合うものではない。
よって、一般市民がゴミを出す段階で回収するのが一番効率がいい。
他には、
これまであまり意識していなかったことも聞くことができた。
まずひとつ目が、お菓子の袋。
袋の表記をみると、ほぼほぼプラスティック製というマークがある。
この袋をあけると、細かいプラスチックが空気中に飛び散るらしい。
それがどの程度のものか、まだわかっておらず、
研究している方たちがいる。
ふたつ目は、ペットボトルの中身。
ペットボトルの飲料に、
マイクロプラスチックが入ってないとは言い切れない。
これもまだ検証中。
みっつ目は、衣類。
ポリエステルなどプラスチック成分が混在している衣類が非常に多い。
特に衣類は繊維なので、そのくずも注意すべき。
だから洗濯機のネットは必須なのだ。
でも日本製、アメリカ製の洗濯機にはネットがあるが、
欧州製にはついていない場合が多い。
そんな状況下で暮らしている僕らも、
まず間違いなくマイクロプラスチックが体内に入り込んでいる。
人間だけでなく、ほとんどの動物(魚も鳥も)の体内には、
入ってきていると言っていい。
でも、体内に入ってから、
概ね24~48時間で排出されるのであまり心配しないでほしい。
講演で聞いたなかで、
僕が印象に残った事柄は上記のとおり。
しかし、その講演者が最後に大事なことを言っていたので、
付け加えておきたい。
プラスチックが良くないからと言って、
それを使わない、排除しようとする意見は短絡的すぎる。
プラスチックならではの良さがあるので、
必要ならばちゃんと考慮して使えばいい。
ただ、その処分の仕方やリサイクルの仕方を、
使う側がちゃんと考えなければならない。
ラグビーW杯が盛り上がっています。
開催地のフランスには、
日本から多くのファンや記者たちが、
訪仏しているようです。
現地に行った記者さんの話しを、
ラジオ(ポッドキャスト)で聞いていると、
運営に対する不備がたくさんあるようで、
ムムムム、、、となっているようです。
時刻表に出ているバスが来ない。
宿の予約が無効になる。
打合せ会場や時間が急に変更になる。
などなど。。。
海外のお土産話しとしてよく聞く事柄ですね。
僕らも遭遇しかねないトラブルです。
だいたいそういう事態で文句言うのは、
日本人か南米系の人たちが多いんだそうで、
現地の人たちはもう慣れた様子で微動だにしない。
その記者さん曰く、
「あちらの人たちは、
仕事するのが苦手なんじゃないか」と諦め顔。
それに比べて、
日本で開かれた前回大会は、
ホント行き届いていて素晴らしかった、と。
でもでもでも、、、
そればっかりではないようで、
あちらの人のいいところはちゃんと評価しています。
人としては、ホント親切でいい人が多いと。
おそらく仕事を離れたところでは、
ポジティブで器量のある人たちなのでしょう。
大きな荷物を持った華奢な女性に手を貸す男性を、
日本でも見かけますが、
普通の成人男性が大きな荷物を抱えてても、
手を貸そうか?と、気を使ってくれるそうです。
横断歩道では、車はほぼ止まってくれるし、
エレベーターでは誰でも挨拶してくれるし、
子どもやお年寄りに対してはちゃんと譲り合いがある、と。
その記者さん曰く、
仕事には首をかしげることが多いけど、
民度は高いので、
街にいてもとても気分がいいと。
日本では無関心や不寛容が最近目につきますが、
それがいい場合もありますが、
やっぱりあまり温かみを感じない。
社会や他人に対する考え方が少し違うのかな、
なんて思います。
ニュースでラーケーションという言葉を聞いた。
ワーケーションと似た響きだが、
ワーケーションはWORKに由来するのに対し、
ラーケーションはLEARN(=学ぶ)に由来する。
現在、土曜に働くことがある人は、全国に4割ほどいて、
日曜でも3割ほどいるらしい。
そういう親を持つ子どもに調査をしたところ、
家族でのお出かけや旅行には、
あまり行けないのが現実なのだそうだ。
なかには、
親の休みに合わせて子どもを休ませて、
旅行をするという家庭もあるそうだ。
そのくらい大目に見てあげて!と僕なんかは思うのだが、
そんな場合、
思い出話しをクラスの友達とする、ということを、
ためらってしまうケースもあるのだとか。
そんな課題を解決しようと、
ラーケーションという制度が愛知県で始まった。
校外で学びになることができれば、
年3回まで平日に休んでも、出席扱いになる。
子ども心を考えれば、
なんとも心温まる制度ではないかと思う。
振り返れば、
僕らが休日にレジャー施設で楽しめるのは、
休日に働いている人たちのおかげで、
それならば、ギブアンドテイクの精神があってもいいでは?
そんな寛容さがほしいと僕には思える。
子どもたちの思い出づくりのために、
全国に広まることを期待したい。
text by 赤様
先日まで行われた世界陸上。
ハンガリーの首都ブダペストが会場だ。
テレビを見ていると、
遠くから観客席を映した映像には、
日の丸があちこちで揺れていた。
遠く離れたそんな異国の地でも、
日本からの観戦客が多いことが窺えた。
でもしばらく見ていると、
アップで撮られる人は限られた人なのでは?
と思えてきたのだ。
同じ人たちが何度も映ったのだ。
テレビの作り手のことを想像すると、
ファンの表情を伝えて
場を盛り上げようとする意図は、
容易に理解できる。
日本選手がスタート位置に立った時、
その瞬間に、それを応援する日本人の表情は、
テレビ的にはとてもありがたい。
だから、そんな高揚感が伝わる絵がほしい、
と僕は想像したのだ。
なぜそう思えたのかというと、
その日本人が僕の友人たちだったからだ。
僕らのSNS上では、
「あっ!また映ったよ!」
という会話が何度も行われ、
そのたびに大いに盛り上がった。
その回数は、少なく見積もっても
9日間で40回を上回るだろう。
そこで、
どうしてその友人がたくさん映ったのかを
考えてみた。
1.どの国の人か、ひと目でわかること。
国旗を持ったり、シャツを着たりして、自分の国をアピールしていること。おそらくカメラマンは様々なシーンを予め想定していて、そんな人たちがどこにいるかを探しているのだと思われる。
2.明るい、楽しい、またはエールを送っている事が視覚的にわかること。
やっぱりテレビ的には盛り上げたい。見ている僕らも楽しんでる人たちを見る方が楽しい。高揚感がより多く伝わるほうがスポーツ観戦の醍醐味として大事だから。
3.同じような立場の人があまり多くないこと。
国立競技場でサッカー日本代表を応援しても、同じような人が多ければ、映る可能性は下がる。
こんな分析なのだがいかがだろうか。
あとひとつ外せないポイントとして、
カメラマンの好み、というのがあるのだが、
これは被写体側からはコントロールできないので
分析外とする。
これらのことを考慮すれば、
僕らもたくさんテレビに映れるかもしれないので、
どこかで試してみてはいかがだろうか。笑
個人的には、
今度その友人と会うときに、
どんな会話になるのかが、
今からとても楽しみである。
text by 赤様
真夏を迎え、
各地で花火大会が行われています。
コロナ禍で中断していたものが復活し、
大いに賑わっているようです。
しかし、今年も行うことを断念したところもあるようです。
その理由のひとつが人手不足。
警備の人手が確保できないのだそうです。
僕らの生活を見返してみても、
小売業や飲食店の人手不足は実感しますよね。
飲食店に入っても、注文してから配膳されるまでの時間が、
長いなって感じることがよくあります。
人手不足による閉業も多いというニュースも目にしました。
先日入った飲食店では、
配膳ロボットが右に左に大活躍していました。
コロナで飲食業界から人材が離れたとはいうものの、
都会でもこれだけの人間がいながら、
何かバランスがおかしいのでしょうかね。
労働環境か、はたまた賃金なのか。。。
先日テレビのニュースで、
ニューヨークではラーメン1杯2900円というレポートを見ました。
今、ハンガリーに行っている友人は、
経由地フランクフルトで朝食15ユーロ(約2300円)もしたそうです。
コロナによる行動制限が緩和され、
多くのインバウンドが来日しています。
日本を選んだ理由が、日本は物価が安いから、
という人が多いと聞きました。
やっぱりもう少し値上げが必要なのかもしれませんね。
あるパン屋さんのレジが面白くて、
写真を撮ってしまいました。
上のカメラがパンの種類を判別し、
金額を表示してくれるのです。
※画面右下のが、パンを乗せたトレイを撮った画像
あとはレジのマシンに客がお金を投入します。
店員はパンを袋に入れて
「ありがとうございました」と言うだけ。
もう、みなさんの周りにも、
こんなお店あるでしょうか。
これだったら、
パンの見分けができないアルバイトでも、
レジができますね。
でもカメラが判別できないパンは商品化できないとか、
それなりにレギュレーションが必要ですね。
また、マシンの進化もさることながら、
「セルフ化」がどこまで進むのか、
という疑問も湧いてきます。
振り返れば、
ファミレスのドリンクバーなんかもそうですね。
僕ら、のんきな客は、
「わ~い!飲み放題だ!」なんて当時は喜んでましたが、
あれは人手をかけない手法ですね。
おかわり自由な定食屋には、
ごはんをお茶碗に盛り付けるマシンがあって、
小盛り、中盛りとかが選べたりします。
客あたりのご飯消費量の平均的な数字が出てきそうです。
セルフ化するには、
とにかく定形化を少しでも増やす、
ということが考えられそうです。
むかし、よく商店街で買い物をすると、
気のいいおじいちゃん店主が
「はい、これおまけ!」
といっておまけをしてくれました。
そんなことが無くなってしまうのは、
ちょっと淋しい気がしますね。
梅雨や夏の時期。
毎年のように、
各地で豪雨の被害がニュースになります。
災害が起これば、
どんな人でもひとたまりもありません。
着の身着のまま避難をして、
避難所やテントなどでの生活を強いられます。
そんな状況では、
お金なんてなんの意味もなくなります。
どんなに金を持ってても、
自分専用の救助ヘリをチャーターなんて
無理な話しです。
災害が起きたときや避難生活で、
最も負荷のかからない方法って、
何なのでしょうね。
強靭なメンタルの持ち主か、
サバイバルを生き抜く知恵の持ち主か。。。
災害ボランティアを経験した人や、
被災地で生活した人がいたら、
聞いてみたいものです。
個人的には、
人との繋がりが多い人、または繋がる力がある人が、
最も負荷が少なく生きられるような気がするのです。
たとえば、
現実的に東京での災害は、
地震か水害だと思うのですが、
東京で大地震が起きて、
東京中が被災地のようになった場合、
どこに身を寄せますか。
一次的な対処方法は自治体からの発信がありますが、
それ以後の1週間2週間をどう過ごせばいいのか、
どうしたら少しでもストレスを緩和できるのか。
そういう情報ってあまり無いですよね。
だからこそ、協調して凌いでいくことが必要で、
それには、自分が属するコミュニティが
多い方が安心だと思うのですが、いかがでしょうか。
様々なモノが値上がりしていますね。
自分の生活に関わることですから、
フトコロ具合を考えてしまいますよね。
でも、今日はあえて一歩引いて考えてみます。
今、いろいろ値上がりしている、ということは、
今までは、割りと安定していた、と言ってもいいのかな、
と思います。
それは、様々な業界で多くの人が、
いろいろ苦労してやりくりしていた結果、
安定していたと思うんです。
ニュースを見ていると、
為替や株価や先物取引など様々なものの価格が、
日々変動していて、
これが本当はモノの価格に被さってきていてもおかしくない。
それを、どこかの誰か、割りと多くの方々だと思うのですが、
それをコントロールして、
消費者の生活にあまり影響がない範囲にしていたんだと思うんです。
そうしないと他との価格競争に勝てなかった、
と想像するのです。
今回、
そのコントロールしていた、まるでダムみないな支えが、
一気に決壊したように感じるのです。
原価の値上がりもあると思いますが、
それと同時にやっぱり無理していたところもあると思うので、
そんな歪みが地震のように動いたんじゃないのか、
と思うのです。
なぜ、そんなふうに思ったのかというと、
僕らの子どものころ(昭和50年代)は、
毎年モノの値段が頻繁にあがっていたからです。
一番わかりやすいのは、
JR(当時は国鉄)の初乗り料金。
僕が物心ついたころは、大人が30円でした。
それが40円→50円→60円と毎年のように上がっていき、
いつの日か130円(関東圏)でずっと安定するようになった。
安定期に入ったときに、
僕は「なぜ値上がりしなくなったのだろう?」
と思っていたからです。
モノの値段は、
僕ら生活者からみれば、収入と支出の相関を、
考えなければならないと思うのです。
欧米では、
収入を守るために、
値上がりを容認する方向に進んでいるように感じます。
となると、
日本はどうするんでしょうね?
もしかしたらこの値上げラッシュは、
一時的ではないかもしれませんね。
今回は、ちょっと難しいが経済の話し。
東急と相鉄線が新線を開業させ、
新横浜を通って直通運転が始まった。
「この新線にどんな意味がありますか」
との問いに答える相鉄関係者の記事を目にした。
そこで言われていたのが、
「人口減少への対策」なのだそうだ。
これまで新しい鉄道が開業する場合、
人口増加での振興住宅地への乗り入れや、
時間短縮や利便性を求めたものがほとんどだった。
だからそのワードが聞きなれない言葉だった。
なんでも、
人口減少でこれ以上の沿線人口の増加はままならず、
それよりも、都心との時間を短縮することにより、
沿線人口の流出を防ぐ狙いがあるのだとか。
遠く離れた地方自治体が
人口減少に苦慮しているのはわかるが、
都心から通勤圏内の沿線がそんな危機感を抱えているとは
全く思わなかった。
この人口減少というワード。
どの業界も今後考えていかねばならない課題だ。
消費者が減る。
経済界にとってとても大きなネガティブ概念だ。
ニュースをみていると、
日本の経済は、ほぼほぼ右肩上がりを想定していて、
現状維持ではやっていけないのか?
という疑問さえ湧いてくる。
人口が減っていくという今後の想定を、
どのくらいしているのだろうか。
ただ新しい軸ができると、
そこに新たなお金の流れができるのも事実。
これからどんな展開になるのか、
ちょっと注目したい。
「そうだ 京都、行こう。」
というJR東海のキャンペーンがありますね。
今回は空也上人(くうやしょうにん)が主役です。
口から小さい僧侶が出ているかのような像を
見たことがありませんか。
痩せてますし、無表情ですし、
僕もちょっと怖そうに感じてしまいます。
うっすらと笑みを浮かべ、
ふくよかな雰囲気の奈良や鎌倉の大仏と比べても、
正反対な感じがします。
そんな像が、全国各地のお寺や施設にあるのですが、
それらが東京駅八重洲口に大集合しています。
と言っても、空調などの管理が難しい駅で、
歴史的な美術品でもある像を置くにはリスクがあります。
だから像をパネルにして並べているのですが、
その様子がこんな感じです。
この空也上人は、疫病が蔓延したときに、
それがおさまり世の中が穏やかになるようにと、
祈り続けたのだそうです。
また、橋を架けたり井戸を掘るなど、
市民の生活を支える活動をして、
多くの民衆から慕われたのだそうです。
なんだか、今の時代にもいてほしい存在ですね。
だから起用されたのでしょうか。
そんな背景を知ると興味が出てきませんか。
僕も、調べてそれを知りました。
だから、もう怖いだなんて言いません。
Jリーグが誕生してから30年が経ちました。
時の流れははやいですね。
Jリーグが出来るまでは、
日本サッカーリーグ(以下JSL)という
アマチュアのリーグがありました。
今でさえ、大勢の観客が入っていますし、
有名選手も多いですし、
日本代表戦もかなり盛り上がります。
でも当時は、
サッカーもマイナースポーツのひとつにすぎませんでした。
スポーツ新聞の記事は隅の方に小さく、
テレビ放送も全然ありませんでした。
僕は、Jリーグ誕生直前の日本代表戦を、
国立競技場で見ましたが、
1000人もいないんじゃないか、
と思われるほどスタンドはガラッガラでした。
JSLの試合も淋しいかぎりでした。
警告の累積で出場停止になった選手が、
スタンドで応援団と一緒に応援している、
なんて光景もあったそうです。
あのラモスさんも出場停止中にスタンドで応援して、
そこにサンバのリズムを持ち込んだところから、
読売クラブ(現東京ヴェルディ)の応援は
サンバを基調にするようになったとか。
でも、一番僕が印象に残っているのは、
明石家さんまさんです。
どういうキャンペーンを行っても、
競技場にお客さんが来なかったJSLは、
サッカー好きで知られる明石家さんまさんに協力を依頼します。
そして、彼が上半身裸になったポスターをつくります。
頼むさかい、
日本サッカーリーグの選手らに
満員の国立競技場で、プレイさせてやってや。
ファン代表/明石家さんま
というメッセージを添えて。
結果、満員にはなりませんでしたが、
4万人もの観客が国立競技場にかけつけました。
日本にプロのサッカーが根付くのか、
と言われた時期もありましたが、
Jリーグは蓋を開けてみれば、
チケットが手に入らないほどの人気の時期もありました。
この成長曲線はすごいと思います。
当時の川淵チェアマンをはじめとしたサッカー協会の熱量は、
新しいことを始める多くの人の希望になったのではないかと、
思います。
先日、UTMF(Ultla Trail Mt.Fuji)という
トレイルランニングの大会がありました。
走行距離 165.3km
累積標高 上り合計 7574m / 下り合計 7614m
制限時間 45時間
富士山の周りを走るレースです。
しかも、ほとんどが山を上ったり下ったり。
累積標高というのは、
レース全部で上ったトータルの標高差。
だから富士山2つ分ということになります。
僕も箱根駅伝の5区を走ったことがありますが、
それだって標高差864m。
正月に学生ランナーが上る箱根の坂よりも全然すごいんですよね。
もしかして、日本一過酷?と想像しちゃいますが、
一番過酷なレースはこれではありません。
そのレースに友人が出場しました。
最終的には43時間かかってゴールしたのですが、
43時間も走れます???
当然、歩いてもいい、
いや、疲労で歩かざるを得ないんですが。
いやいや、歩きでいいよ、って言われても、無理ですよね。
実はこのレース、
普通の社会人が結構参加します。
というか、数人のプロ選手をのぞいて、
学生か会社員です。
ランニングのインフルエンサーの女の子なんかも、
大勢走ったりしています。
そんなに走りながら、
月曜には普通に出社して働いてる。
ワケわかりません。
今年は約2400名が参加。
スタートが金曜でレースが約3日間。
さらに受付が木曜なので有給を2日使っちゃう。
たぶん月曜は休めないんでしょうね。
速い人は18時間ほどでゴールするそうですが、
速いとか遅いとか関係なく、
そこに挑戦しようとするところが尊敬です。
山道で泥だらけになり、
まともな食事も摂らず、あまり寝ることもせず、
昼夜走り(歩き)続ける。
全力で、精魂尽きるまで、そんな無茶な事をしながら、
実はそういう彼らが、ゴール後、一番の笑顔をつくり、
めっちゃ幸せそうにしている。
楽しく生きるって、実はそっちの方なんじゃないのかな、
なんて思ったりします。
あることがきっかけで、
今年から身体のことを考え始めた者が、
社内で数人いる。
糖分の多い飲み物を減らしたり、
野菜ジュースを飲むようになったり。。。
上手く野菜を摂る方法は?と聞いてきた者もいた。
まず、食べるもの、飲むものから見直すのは、
真っ当なこと。
人間の身体は食べたもので出来ているから。
他にも消化や吸収のことなどいろいろあるけど、
まずはできる範囲で行動してみるのが大事。
僕は知識があるわけではないが、
見聞きした少しのことで答えられることは、
惜しまないようにしている。
そんな変化をみていた昨今に、
ちょうど面白い話しを聞く機会をいただいた。
オリンピックで金メダルを獲った
小平さんのお話しだ。
レベルの高いオランダに2年間留学し、
様々な練習を取り入れたが成果が出なかった。
日本に帰ってきて知識人に相談したら、
「それは食生活だ」と言わた。
見直したら半年後から、
世界で敵なしと言われるほど勝ちまくった。
もちろん他の要素も絡んでのことだが、
そのくらい食生活というのは大事らしい。
他にも身体の姿勢が悪いと、
内蔵が圧迫され機能が落ちるから、
いい姿勢でいるのが大事など、
いろいろ教えてくださった。
食生活はついつい自分の好きなものをチョイスしがち。
かく言う僕もそのひとり。
でも、人間の身体は何歳からでも変えられるので、
「今さら」感を捨てて、
少しずつでもやれることをやろう。
なんだかんだ言って、
やっぱり病気にはなりたくないし、
不自由もしたくない。
健康寿命という言葉が浸透してきたが、
それを自分事として考える。
まず、一歩踏み出してみませんか。
日本代表が優勝したWBC。
大きく注目されましたね。
大谷選手の活躍はもちろんのこと。
不振だった村上選手をみんなが心配し、
決めるべきところで決めた決勝打。
ナイスガイだったヌートバー選手。
みんながマネしたペッパーミルパフォーマンス。
野球を見ない人も巻き込み、
すごく盛り上がりました。
これまでスポーツ観戦は、
コロナの影響でスタジアムに入れなかったり、
入れても様々な規制があったりで、
みんなで堂々と応援する空気に欠けていたように思います。
ようやく規制が緩和され、
日本代表の快進撃もあって、
マスコミも躊躇なく報じたのだと思います。
しかし決勝の日程が平日。
メジャーリーグの開幕前に無理やり押し込んだ日程は、
いかがなものかと思いました。
そこを逆手にとったメジャーリーグ(MLB)機構は、
日本が決勝進出を決めると、
こんな手を打ってきました。
仕事や学校で中継を見られない立場の人を援護射撃。
ユーモアとはいえ、
とても大胆だなと思いました。
誰もが知る商事会社では、
勤務時間での観戦を許可して、
大きなフロアでみんなでワイワイ観戦したそうです。
「どうせみんなスマホやパソコンで見るのだから、
ならばみんなで観戦しましょう」と、
偉い人が取材されていました。
ヨーロッパや南米では、
サッカーの大きな試合があると、
みんなが試合に見入ってしまうので、
経済が止まってしまうそうですが、
そういうことが日本でも起こるのでしょうか。
何はともあれ、
多くの人たちと思いを共有するということは、
そうたくさん機会があることではありません。
盛り上がった方が経済効果も上がるので、
そんな機会が増えた方が、
今後の経済にも良い影響があるのかな、
なんて思ったり。。。
マラソンを走った経験がある人は、
ランナーがどこでキツくなるかがわかっている。
また、応援がすごく力になることも知っている。
だから、マラソンの応援をするなら、
終盤のキツくなったところ。
そんな理由でみんなそこに集まってくる。
東京マラソンの場合は日比谷通り。
30キロを越えた最後の踏ん張りどころ。
特に、御成門から芝公園のあたりは、
エントリーしていないランナーが沿道に溢れ、
他とは違う熱い空間だ。
彼らは応援する楽しさも知っているから、
どんどん盛り上げる。
時には笑っちゃうくらい盛り上げる。
ちょっとしたバカ騒ぎ。
でもそれを見てランナーも気がまぎれたり、
元気をもらったりして、また前へ進む力になる。
自分たちの仲間だけでなく、
見ず知らずのランナーにもエールを送る。
走る者の痛みも苦しみもわかる。
そこを頑張る心境も理解できる。
同じ境遇を味わってるのに、
知ってる人知らぬ人なんて尺度はない。
さらに言えば、速いも遅いも、男も女も、
老いも若きも、国籍も民族も関係ない。
同じランナーとして、エールを送り、
そこで小さな交流が生まれ、
頑張ってる人を見て「俺も頑張ろう」と思う。
励ましたつもりが、応援してる自分も励まされてる。
そんな一期一会を楽しむのだ。
ランニングの世界っていいですよ!
競歩を見たことがありますか?
どのくらい速いかご存知ですか?
男子のトップ選手の歩く速さは、
20キロを1時間16~18分くらいなので、
女子のマラソン選手より少しだけ遅いくらいです。
だから一般の市民ランナーのほとんどは、
競歩選手にはかないません。
目の前で見たらきっとビックリすると思います。
日本の男子の競歩レベルは世界トップクラスです。
世界ランキングをみると、
上位20位のなかの半分が日本人選手になるほどです。
それなのに全然人気がない。
様々な競技のオリンピック選手が、
自分が金メダルを獲って人気競技にしたい、
という発言をしたりしますが、
強いのと人気があるのは別物なのです。
その選手たちが立ち上がりました。
たくさんのお客さんに見に来てほしい、と。
日夜、選手や元選手がオンラインで集まって、
様々な案を話し合っています。
どうすれば、多くの人が来てくれるのか。
そんなことがわかれば、
人気商売の世界にいる方々は苦労してないですよね。
でも、特筆すべきは、彼らはみんな仲がいいのです。
とても勝負の世界にいるとは思えないほど、
他愛のない話しで盛り上がり、笑いの絶えない愉快な仲間たち。
コアな陸上ファンを釘付けにしているのです。
日本一を決める大会でも、
選手たちで企画して場内実況を行い、
楽しい話題、面白い話題を交えながら、
観衆を楽しませようとしています。
また、連盟の役員のあいだにも、それを許す空気があるのです。
そんな世界に少しでも興味のある方は、
一度見に行くことをオススメします。
ただ難点がありまして、
それは、大会の数が少ないこと。
首都圏で行われる主要大会は、
元日に行われる「元旦競歩」ただ1つしかないことです。
まずは、人の目に触れる数を増やすことが肝心なのかな、
と思います。
青山学院の駅伝選手のように、
「炎の体育会TV」とかに頻繁に呼んでもらえるといいんですけどね。
そんな彼らの取り組みに、
どうかご注目をお願いします!
「走ったら0キロカロリー」という言葉がある。
市民ランナーのあいだで交わされる言葉だ。
走ったらカロリーが消費されるので、
そのあとたくさん食べても大丈夫だよね、という意味だ。
甘いものや脂っこいものをはじめ、
おいしいものはたくさんある。
好きなものを気兼ねなく食べたい。
数字を気にして少しずつ、ではなく、たくさん食べたい。
人間の自然な願いです。
ただでさえメディアやSNSには、
美味いものの情報があふれている。
食べたい!けれども身体のことも気になる。
そんな状況を解決するひとつの手段として
走るという選択をする人が意外に多い。
食べたいものをたくさん食べたいから走る!
僕の周りにもそういう人がたくさんいる。
かくいう僕も、甘いものが大好きだし、
レースのあとは開放感もあって、たくさん食べる。
最近は、そんな食べること大好き人間に向けて、
「もぐもぐラン」というランニングイベントもある。
美味いものが売ってるお店に向かって
みんなでランニングして、
そのお店で休憩がてらにパクリ!
次の店まで走ってはパクリ!
ランニングが出来て、おいしいものが食べれて、
おまけにカロリー気にならないなんて一石三鳥!
美味いものを食べるにはランニング。
みなさんいかがですか?
先日行われた大阪国際女子マラソン。
今回そのスポンサーのひとつがHOKAだった。
HOKAは最近注目されているシューズメーカーだが、
その広告がかなり際立っていて驚いた。
この大会は、
オリンピックを狙うエリート選手が多く出場する大会だが、
3時間7分というタイムをクリアした女性は、
誰でも出場できる。
ランニングを趣味としている女性には憧れの大会で、
彼女らは日々ここに立つために練習を重ねている。
HOKAはそこに目をつけた。
トップ選手を選ばず、
普通に働いている一般人の彼女らを広告に起用した。
各ランナーの住まいや職場の最寄り駅に、
そのランナーのポスターを貼った。
地元からの応援が力になるはず、と考えたからだ。
また、大阪の大きなターミナルには、
全てのランナー(250人分)の顔写真を載せた広告を展開。
各ランナーに1本ずつ名前が書かれたノボリが用意され、
沿道に立てられた。
川内優輝選手は「こんなのは初めて見ました」と語る。
この大会は参加基準のタイムが厳しいがゆえに、
ランナーにとっては出場することがステイタスになっている。
またレース後には、
高級ホテルでのレセプションに参加できるなど、
他の大会とは待遇がまるで違う。
今回この広告で、
さらに多くのランナーの心を掴んだのではないかと思う。
というのも、
エリート選手でもこんな取り上げ方は、なかなかされないからだ。
今、多くの大会で、
出場希望者の減少が顕著である。
ランナーの心をくすぐるアイディアが、
それぞれの大会で生まれてくると
人気も再び盛り上がってくるのではないだろうか。
「駒澤大学がなぜまた強くなったかわかりますか?
大八木監督が変わったからです」
青山学院大学の原監督はこう述べた。
正月の箱根駅伝。
大八木監督は、駒澤大学を2年ぶりの優勝に導いた。
だが駒澤は、それ以前の5年間、
箱根も含め他の駅伝でも全く勝てなかった。
どうして駒澤は強くなったのか。
大八木監督は、典型的なコワい指導者だった。
いや、今でもちょっと怖そうな印象が残る。
べらんめえ口調、リーゼント、福島弁。
近寄りがたい。
でも情熱は右に出るものがいないほど、とにかく熱い!
沿道で檄をとばしていたと思えば、
叫びながら選手の後を走ったこともあった。
選手を先導する白バイを見て
「白バイ抜け!」と選手に叫んだこともある。
以前はそれで結果が出た。
昔はそんな指導者が確かに多かった。
しかし低迷した。
そのあいだ、いろいろと試行錯誤したのだろう。
ここ数年、監督が柔らかくなった、という声が、
様々なところから聞こえてきた。
自分の顔写真が貼られたうちわを持って、
笑顔でファンに応える光景には、ファンも驚いた。
マスコミのインタビューでも笑顔が増えた。
元早稲田大学監督の渡辺康幸さんは、
「指導方法がガラリと変わって、選手の目線におりてきた」と
説明した。
マスコミを通してだが、
どのスポーツでも監督のカタチは変わってきているなと感じる。
指導者は年齢や経験を重ね、そこに結果がついてくると、
理論や信念が築かれる。
でも、選手はいつも若く新しい選手が入って来て、
否が応でもギャップが生まれ、自然に壁ができていく。
スポーツの指導がノウハウ化され、
多くの指導者もまた、
成果を出すために学び直していると聞く。
でも、つきるところやっぱり
「人間対人間」ということではないのかな、
という気がする。
箱根駅伝はこの2年間、
コロナにより沿道での応援自粛が呼び掛けられていた。
それが今回からOKになり、
沿道には多くの観衆がつめかけた。
コロナ前と比べると、
僕の感覚では若干少なく感じたが、
それでも沿道は選手を応援する空気で包まれた。
あのフリーザ様も現れた。
ただ他局のキャラクターなので、
カメラの画角に入らないような中継をする。
テレビ画面ではわからなかったかもしれない。
でもそういう明るい雰囲気は選手に伝播する。
市民マラソンを走った事がある人ならおわかりだろうが、
沿道のいい雰囲気は、必ずランナーを後押しするのだ。
また、観衆がいることによって、
注目されることを喜びに感じる選手も多いはずだ。
大東文化大学の真名子監督は、
「これだけ沿道に人がいるなかで走ることなんてないから!」
と選手を煽った。
こんな貴重な機会を生かさない手はない。
ここで全力を出さずに、いつ出すというのか。
その選手の表情から何かを感じ、
沿道の観衆は、またパワーを送る。
そんな好循環が蘇ったことが、
ファンとしてとても嬉しい正月でした。
この写真は世界中で有名になりましたね。
日本代表が挑んだ戦いは、世界を驚かせました。
しかし、強豪相手に勝つには勝ちましたが、
でも全然ボールが持てなかったり、
実力差はまだまだあるのだと感じました。
一方で、ゴール前で無暗にシュートを打つのではなく、
相手を見れる落ち着きがあったりと、
成長を感じさせるところも多々ありました。
今回は番狂わせがとても多く、
その要因は、
・普段より日程が過密だった事
(予選リーグを通常16日間でやるのが12日間)
・普段6月開催なのがシーズン中の12月に開催された事
・この時期でもカタールは真夏の気温で
強豪国が多い欧州との気温差が激しい事
などと言われています。
しかし、新興国と強豪国との差は、
確実に小さくなってきているのだなと感じました。
その象徴のひとつが、日本代表ではないでしょうか。
前回のロシア大会は、
「ロストフの14秒」と言われるカウンターでベルギーに敗れました。
壮絶な負け方で、多くの人の胸に今も残っていることでしょう。
また、今回W杯開催地のカタールと言えば、
1993年のドーハの悲劇を思い出す人も多いでしょう。
今でも語り継がれる悲劇のシーンです。
そのどちらもグランドにいたのが、
今の監督の森保さんです。
精一杯の声を張り上げて今にも泣きだしそうな表情で、
試合後のインタビューに答える森保監督を見ていると、
この人の胸には、
そうした過去の経験が幾重にも積み重なっていて、
その全てを消化してそこに立っているのだろうなと、
想像してしまうのです。
サッカーの代表監督という仕事は、
神経を削がれる仕事のなかでも最たるものと言われます。
目標には届かなかったものの、
森保監督の挑戦は評価を得たと言えるでしょう。
ただこれが、単に勝った負けたの話しではなく、
挑戦することの価値と尊さが理解されてほしいと、
僕は思います。
路面電車って、のどかでいい。
この迅速化、効率化が望まれる世の中で、
ゆったりと時間が流れている感じがして、
とても好き。
かといって、生活圏にあるわけではなく、
僕が前回乗ったのは数年前。
来年8月、
宇都宮で路面電車が開業するらしい。
新規開業は、なんと75年ぶりなのだそうだ。
でも高度成長期に、
車線を取ることで交通渋滞の要因とみなされ、
増えてきた車に邪魔者扱いされて、
徐々に姿を消していった背景がある。
一方、
CO2の排出量や老人の免許返納の問題などでも、
徐々に見直されているのだそうだ。
宇都宮のその沿線には大きな工場がいくつかあり、
勤務者にそれでの通勤を推奨している。
また、地域の住民へも
バスやマイカーからの転換を呼びかける。
なんでも富山では、
JRを廃線にした路線を路面電車にしたところがあるそうで、
富山駅でのアクセスや、
既存の路面電車との乗り入れを見直したところ、
廃線するはずのものが、一転黒字化したそうだ。
乗客1人あたりのコストは、
他の交通機関に比べ、
バスや路面電車が安いと以前聞いた事がある。
もしこれが成功すれば、
時代が逆に進むかもしれない。
いやむしろ、
カーボンニュートラルのことを考えると、
ようやく時代が路面電車に追いついたのかもしれない。
先日、ラリージャパンが行われた。
日本では12年ぶりの開催なのだそうだ。
僕はモータースポーツファンではないので、
詳しいことは、その筋の人に聞いてほしいのだが、
とても気になるシーンがいくつかあったのでそれを紹介する。
週末、その中継を見ていたのだが、
ラリーに出走する車(ラリーカー)に
若葉マークがついているのを見つけた。
ドライバーは、
人間技とは思えぬテクニックの持ち主なはずなのに、
なぜ初心者を匂わせるマークがついているのか?
と不思議に思ったのだ。
聞くところによると、
ドライバーの多くは国際免許を持っている。
しかし、国によっては、
国際免許が発行されない国があるのだという。
その場合、ラリーが開催される国の教習所に行って、
その国の免許を取らなければならず、
免許取りたてのドライバーは、
そのマークが必須なのだとか。
ラリードライバーに若葉マークとは、なんとも微笑ましい。
もうひとつ気になったのは、
ラリーカーが信号待ちをしていたことだ。
ラリーは公道で行われる。
「スペシャルステージ」と呼ばれる区間で
タイムトライアルを行い、
その速さで順位を競う。
ただ、スペシャルステージの間には、
リエゾンと呼ばれる移動区間があり、
その区間もちゃんと走らないと完走したことにはならない。
そのリエゾンは、
その国の交通法規を守らなければならず、
一般車と一緒に街中を走るのだ。
そこには信号待ちもあれば、渋滞にハマることもある。
ついアクセルを踏み過ぎてスピード違反になることも、
ラリーで傷ついて車両不整備で警察に止められることも、
過去にあったのだという。
そんな逸話を聞くと、なんだか滑稽で、
ちょっと親近感が湧いてきた。
次回は現場で見てみたいと思うようになった。
マラソン大会が戻ってきました。
これまではコロナ禍で、
多くの大会が中止や延期を余儀なくされていました。
経済活動を取り戻そうという空気のなか、
ようやく大会開催も関係者の理解を得られ、
復活の兆しをみせています。
でもひとつ困った現象が現れています。
参加者の伸び悩みです。
どの大会も、なんとか大会を復活させようと、
多くのスタッフが尽力しています。
コロナ前よりも「感染対策」という、
とても重い任務がひとつ増えました。
その障壁をクリアして、
ようやく開催にこぎ着けたところの参加者減。
やるせない思いをしているスタッフの、
ガッカリ感が容易に想像できます。
そんな状況をみた、
あの川内優輝さんが立ち上がりました。
自らSNS上でアンケートを行うなど、
理由の調査を行いました。
それには10000人もの声が集まり、
大きな話題になりました。
それをみたランニング系ウェブサイトが
インターネットを使って詳細な調査を行うと、
3万人を超える回答が集まりました。
コロナ禍では、開催を表明していた大会が、
感染対策の難しさや関係者の理解を得られず、
やむなく中止に追い込まれるケースが相次ぎました。
それを経験したランナーが、
トラウマのように申込みをひかえていたことも
アンケートで浮かびあがりました。
また感染対策が運営側の負担になり、
参加料が値上がりしたことも、
もうひとつの要因であることがわかりました。
この問題は早々に解決できる事柄ではありません。
ですが、大会開催のために、
何か負の要素を取り除こうとした川内優輝さんらは、
コロナ最盛期のままだった
大会実施のガイダンスの改訂を訴えました。
統轄する陸上競技連盟がこれに反応し、
すぐにその改訂を行いました。
そんな背景もあって、
大会を開きたい関係者の意思が、
徐々に現れはじめています。
ランニング好きのみなさん、
再び走りだしませんか。
この前の土曜日にPCR検査を受けました。
日曜日のマラソンに出場するためには
陰性でなければならないという規定で、
主催者側が用意したものでした。
参加費にも含まれています。
ランナー受付の会場に検査コーナーがあり、
自動的にそこに通されて
ランナーが必ず検査を受ける段取りでした。
入口で液体の入った小さな容器を渡されます。
その時に容器に貼られたQRコードが読み取られ、
自分の個人情報とリンクします。
検査官に持っていきます。
検査官に口を開けるように言われ、
長い綿棒のようなもので喉の奥の粘膜をこすり取られます。
容器の液体にそれを溶かし、
蓋をして、またQRコードをピッと。
だいたい10秒ほどで終了。
検査というより粘膜の採取という感じでした。
初めてだったので少しドキドキでしたが、
かなりあっさりと終わりました。
数時間後に登録してあった僕のアドレスにメールが来て、
結果が伝えられました。
くわばらくわばら。
でももしこれで陽性だったら、
マラソンに出場するのが叶わないどころか、
出社も外出もできなくなってたんですね。
安堵とともに、ちょっとこわいなと思いました。
電話をしながら、
ペンで幾何学模様を描いたりする人っていますよね?
実は僕もそうなのですが。(汗)
あれって、半分無意識なような気がするのですが、
どう思いますか?
と言っても、同じような事をする人にしか、
この思いはわからないでしょうけど。
週末に、
子どもがぬり絵をするコーナーに僕はいたのです。
一心不乱に色を塗っている子どもたちを見ていました。
あの集中力はどこからくるんでしょうね。
ペンで塗る、という作業って
なんか本能のような気がするのです。
そういえば、僕も描きだすと止まらない方でした。
大人が疲れるほど、子どもがたくさん遊ぶのは、
身体を活性化させて抵抗力免疫力などを身につける
本能的な作業なのかな、
という気がしていて。。。
それに似た作業で、
あの集中力は、
継続的に何かを処理する能力を育む作業のような
気がするのです。
勝手な推測ですが。。。
冷めた目で見ると、
ぬり絵は、大人が子どもをおとなしくさせる道具、
と言えなくもないですが、
一途に何かに集中する子どもはかわいいです。
そんな子どもたちを見て、
思考を巡らせていた週末でした。
エリザベス女王。
フルネームは、
エリザベス・アレクサンドラ・メアリーと言うそうだ。
先日お亡くなりになり、大きなニュースになった。
96歳と高齢ながら最近まで公務を続けていた。
若い頃から「国のために尽くす」と発言したり、
大戦中は皇族の待遇を捨て、
一般人と同じように訓練を受け軍に従事した。
そんなことがテレビで紹介されていて、
その熱さと芯の強さに驚いた。
個人的な意見だが、イギリスという国は、
ロックを発展させたり、サッカーを普及させたりと、
めちゃくちゃエネルギー溢れる印象がある。
かつてはフーリガンと呼ばれるサッカーファンがいて、
世界のどこまででも、
愛するチームを追いかけて行く熱狂ぶりだった。
今でもワールドカップが開かれると、
一番多い来訪者はイギリス人と言われている。
そのイギリスのサッカーの応援歌には、
女王陛下を崇める歌詞まであるのも面白い。
愛され方もすごいなと思ってしまう。
僕が女王陛下で最も印象に残っているのは、
ロンドンオリンピックの開会式。
ジェームスポンドが宮殿に女王を迎えに行き、
上空を飛ぶヘリコプターからスタジアムへダイブするシーン。
あれは、センセーショナルだった。
日本ではできないでしょうね。
過去のオリンピックと比べても、
一番印象に残ってる開会式だ。
その出演交渉のとき、
女王はすぐにOKを出したのだとか。
エンターテイナー的な思考もお持ちで、
女王の求心力は、
そんなところにも現れている気がした。
夏休みを利用して海外に行った友人がいた。
これまでは、帰国便に乗る前の72時間以内に
検査を受けて陰性を得る必要があった。
陽性になると予定の便では帰国できなくなる。
旅行者は、休みをフルに使って
ギリギリまで旅をしている人が多い。
帰国後にはすぐに仕事が待っていて、
それに穴をあけるわけにはいかない。
だから彼らは是が非でも陰性がほしいのだ。
祈るような気持ちで結果を待つのだという。
なにしろ、海外ではマスクをしていない人が多く、
自分に症状がなくても、
うつされているのでは?と疑心暗鬼になる。
もうヒヤヒヤものである。
旅行中に感染した人がこんなことを話していた。
規定の期間自主隔離をして、それが明けた日にすぐに検査をした。
検査場によって、結果が出るまでの時間が違うので、
すぐに結果が出るところで行った。
検査後すぐに帰国便の予約をした。
結果が出る数時間後に帰国便があったのだそうだ。
しかし、また陽性判定で、予約を次の日に変更した。
次の日、また陽性で、さらに翌日に変更した、、、
というのを繰り返し、
5日目でようやく帰国便に乗れたのだと。
その人は会社員ではないので、
会社から怒られることはないが、
それでも仕事に支障が出たことは言うまでもなく。。。
制度もだんだんゆるやかになるようだが、
それでもコロナ前とは比べものにならないほど、不自由だ。
いつになったら気兼ねなく海外に行けるのか。
感染症って酷ですね。
市立船橋高校の「市船ソウル」が話題になりましたね。
これは同校の吹奏楽をやっていた子が作曲した曲の名前です。
残念ながらその子は若くして亡くなってしまったのですが、
その曲をスタンドで演奏したところ、
不思議と得点する機会が多く、
チャンスの時の応援曲として定着したのだそうです。
市立船橋高校は、この夏久しぶりの出場で、
なおかつこの曲が出来てから初めての甲子園ということもあり、
マスコミでも取り上げられました。
実は、市立船橋高校のように、
独自の応援曲を持っている学校は意外に多いのですが、
そのことはあまり知られていません。
学校によっては何曲も応援曲を持っていて、
それを聞きたいというファンもいます。
SNSでは、曲名や歌詞、動画、
その学校のレパートリーなどがシェアされていて、
応援だけでも楽しめる情報がたくさんあがっています。
また、それとは別に吹奏楽そのものにも
注目している人たちもいます。
甲子園の常連校には、
習志野高校や大阪桐蔭高校、愛工大名電高校など、
吹奏楽の全国大会で上位に入る学校も多くあります。
そういうファンは、スタンドでも吹奏楽の近くに席をとり、
大迫力の演奏を堪能しているようです。
あの広い球場に響き渡る音量ですから、
それはすごい迫力だと思います。
数年前には、甲子園の常連校同士でホールを貸し切り、
応援曲の演奏会を行ったほどの人気ぶり。
大会が100年も続けば、
様々な文化が付随して発展しているのがよくわかります。
応援に限らずSNSでは、
ファン同士で様々な情報がやりとりされています。
でも、マスコミで報道するのはホントにごく一部。
SNSは様々な面を見せてくれるので、
スポーツ観戦でも
欠かす事のできないものとなっているのです。
先日、ウルトラマラソンに出てきました。
ウルトラマラソンとは、
42.195kmを超える距離のマラソンのことです。
この大会は、
夕方6時に横浜をスタートして、
朝6時までに箱根湯本にゴールしなければならない。
コースは箱根駅伝とほぼ同じコースを60km走ります。
僕はランニング仲間に誘われたのですが、
そのコースが参加動機になったのは言うまでもありません。
また、以前より夜通しの大会に参加したい、
という希望もあったので、
多くを考えずにエントリーしました。
この大会はあくまで競技ではなく、
走ることを楽しむのが目的。
だから、順位も記録も競いません。
道路の交通規制などはなく、
日常生活のように歩道を走ります。
信号は必ず守る!
地域の人たちや、すれ違う人たちに気を使う!
というのがお約束。
普通の大会と比べて、とってもゆるいんです。
でも、スタート地点に行ってみてビックリ!
参加者がなんと200人!
陸上競技って速く走ること。
陸上部出身の僕は
そのことに疑いすら持っていませんでしたが、
長く走ることに価値観を感じている人が、
こんなに多いとは思いませんでした。
これは発見でした!
僕らの仲間は全部で7人。
まとまって箱根を目指します。
そのうち5人が主婦。
それも40代と50代と60代。
なんと、この人たちが走る走る。
いずれも陸上経験が無いのに、
陸上経験者の男子2人(僕を含む)を差し置いて、
軽快に走るのです。
フルマラソンを超える距離なのに、
まともに練習していなかった僕らは、
さすがに全身痛いところだらけ。
やはりマラソンは、ポテンシャルではなく、
習慣の競技ってことを痛感しました。
また、主婦は備えがすごかった。
彼女らは様々な薬を携行していて、
「ツバつけとけば治る」的な僕らの体育会系思考を、
やんわりとダメ出し。
マラソンにはまだまだ僕らが知らない文化があるのだなと、
感じました。
痛い身体にムチ打って、
なんとか朝6時ギリギリに箱根湯本にゴール。
もうウルトラは勘弁ですね。
それが率直な感想です。(汗)
酒匂川の橋から見た朝焼けがめちゃくちゃきれいで、
しばし身体の痛みを忘れるほどでした。
日本時間16日から世界陸上が始まります。
選手の活躍はもちろん注目ですが、
今回はMCの織田裕二さんにも僕は注目しています。
1997年から始めて25年。今回が見納めになるからです。
織田さんは、以前は陸上が嫌いだったそうです。
学生時代はテニスをやっていて、
走るっていうのは、それぞれの競技の練習の要素じゃないか!
と思っていたそうです。
それに、陸上って才能がある人の集まりでしょ!
とも。
でも、走りの技術を磨かなきゃ戦えないことを知ったり、
また、選手個々にも様々なストーリーがあることを発見して、
のめり込んでいったのだそうです。
中継を多くの人に見てもらうには、
陸上を知らない人にも
その魅力を伝えなければなりません。
でも、未経験だからこそ、様々な発見があり、
未経験だからこそ、陸上を知らない側からの言葉が出せる。
だから多くの共感を得られたのだと思うのです。
中継が25年も続いたのは、
そうした織田さんの貢献度が
とても大きいんじゃないでしょうか。
日本陸上競技連盟は、
彼を表彰すべきだと僕は思います。
陸上=織田裕二と思っている一般の人も、
少なくないかもしれません。
本当にお疲れ様でした。
さて、気が早いですが、
ポスト織田裕二は誰なんでしょう。
おそらく俳優かタレントだと思うのです。
武井壮さんや綾野剛さんが、
陸上をやられてたのは有名な話しですが、
でも、前述の理由から、
僕は違う人物じゃないかなと思っています。
陸上経験のない人。
自分の言葉で陸上を語れる人。
やっぱり好奇心旺盛な人。
そんなところが人選のポイントのような気がします。
さて誰になるでしょう?
次の世界陸上までのお楽しみですね。
先日、全日本大学駅伝の予選が行われた。
それを勝ち抜くと、11月の全国大会に出場できる。
愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までを、
テレビ朝日系で放送される駅伝だ。
大学駅伝というと、
箱根駅伝を想像する人がほとんどだろう。
正月なのでテレビ視聴者数も多く、
プロモーションにもお金をかけていて、
そのやり方もとても上手い。
日本テレビは秋ごろから何度も事前番組を放送し、
スポーツニュースでも一年を通じて選手の動向を追っていて、
その力の入れようが伺える。
でも、箱根は実は関東の地方大会なのだ。
全日本大学駅伝は、コースは違えど、
上位を占める大学がだいたい箱根と変わらない。
それなのに、注目度に雲泥の差があるのは、
やっぱりおかしいのである。
地方大会の人気が、全国大会を上回ってしまっている
という珍現象。
ならば全国大会を応援しようと、
ここに記すことにした。
冒頭に紹介したその予選は、ライブ配信された。
その配信は明らかにテレビ番組のクオリティで、
実況やインタビューは
テレビ朝日のアナウンサーが務めていた。
それなら録画放送かBS局でもいいので、
テレビの電波を使って放送したらどうだろう?
と思えるのだ。
でも過ぎたことだ。それは来年に期待しよう。
さて、11月に放送される全日本大学駅伝。
この大会の面白さは、
後半まで順位が目まぐるしく変わるところである。
前半でほぼほぼ順位が見えてくる箱根駅伝と違い、
ハラハラドキドキの展開が最後まで見逃せない。
全8区間のなかで、
最後の7区、8区の距離が長く、
そこにエース級の選手を持ってくる大学が多く、
まさに手に汗握るクライマックス。
先行逃げ切りの箱根駅伝に対し、
逆転に次ぐ逆転の全日本と言っても過言ではない。
中継時間はちょっと長いが、
もし面白い駅伝を見たいなら、
ぜひともオススメする。
8階のオフィスまで、毎朝、階段で上がってます。
エレベータに乗れば一瞬ですし、
乗りたくない理由があるわけではないのです。
身体を動かす機会を増やしたいのと、
これだけ長い階段って、
身の回りでもなかなか無いので、
使わないのがもったいないと思ったのです。
実は、僕も腰が重い方で、
習慣を定着させるまでかなり苦労します。
そういう場合は、
毎日の歯磨きのように、
日常のなかに取り込んでしまう方が
最もラクなんじゃないかと思ってます。
そうして始めて2年くらいが経ちました。
でも上には上がいて、
僕は朝だけ使うのですが、
弊社のTさんは毎回上り下りする度に階段を使っているようで、
頭が下がります。
朝の階段は違うフロアの他社の方々も多く、
みなさんも何か目的があるのでしょう。
たまたま、朝に階段の手前で同僚に会うと、
僕と一緒に上ろうとする人がこれまで何人もいました。
「俺もやったるでぇ」という心意気が見え隠れします。
重い腰を上げるのはしんどいです。
習慣化するならなおさらです。
でも、いろいろやってみたなかで、
その秘訣はなにかな?と考えたところ、
「誰かと一緒にやる」か「日常のなかに組み込む」か、
だと僕は思います。
偉い先生は言います。
何歳からでも身体は変えられる、と。
でも、
「重い腰を上げる方法」の方が知りたい、
というのが僕らのホンネなのかもしれませんね。汗
スポーツが好きなので、
ほぼ毎日スポーツのニュースを見ています。
見ないとなんだか気持ち悪いですし、
気になって寝れないです。苦笑
平日なら、
報道ステーション、NEWS 23、news zero、
などを見ています。
好きな人なら理解してもらえると思うのですが、
スポーツ好きは、スポーツニュースの「はしご」をするのです。
特に贔屓(ひいき)のチームや選手が勝ったりすると、
何度もそのニュースを見て悦に至るのです。
だから、スポーツ好きは、
各テレビ局のスポーツニュースの時間が
インプットされているのです。
友人知人に聞いてみると、
みんな同じことをしていました。
そんな事を考えていたら、
フツフツと疑問が湧いてきました。
なんで、スポーツのニュースは、
ニュース番組の中にあるんだろう。。。
関係者に聞いたワケでもなく、
何かで調べたワケでもないですが、
いろいろ考えての僕の想像は、
ニュースだけだと視聴率が獲れないから、
というところに行きつきました。
スポーツを扱うことで数字を上げよう、
という予想です。
あの日経新聞にもスポーツ欄があるように、
スポーツはニュースの一部と捉えられていますが、
スポーツ報道なんてものは、
あまり生活には必要ないものです。
(↑スポーツ好きにあるまじき発言。大汗)
でもテレビ局としては、
数字が獲れるコンテンツとして、欠かすことはできない。
ただ、目ぼしいスポーツが無い日というのもあるので、
独立した番組にはできない。
ニュース番組で扱えば、
尺の長短も変えられるし、
大事件のような時間がたっぷり必要なときには、
スポーツコーナーを潰せばいい。
そんな緩衝材的な扱いができて、
使い勝手がいいのでは?と想像するのですが、
いかがでしょうか。
どなたか、意見を聞かせてください。
真意は全くわかりませんが。。。
すっかりネット通販全盛の時代になりました。
でも、ネットでは買いにくいモノってありますよね。
パソコンやスマホの画面だけでは、
判断できないものが。。。
たとえば衣類。
色、素材、サイズ感。
見て、触って、身に着けて、、、。
そうしないと使えるかどうかわからない。
好みだけじゃなく、
似合う、似合わない、という問題もある。
靴だってそうだし、意外とそういうものってあるのです。
だから、実際に商品を見てみたい。
実物を確認してから買おうと、
お見せに行ってみるワケです。
でも昨今の情勢は小売店に厳しい。
戻らないインバウンド、
ウクライナ情勢、
中国のゼロコロナ政策、
それに伴った円高、物価高。。。
その他、感染対策や脱現金化、
レジの無人化も一般的になってきて、
小売店には受難な時だと容易に推測できます。
お見せに行こうとすれば、
店舗の数が減っていたり、売り場面積が縮小していたり。
シャッターを下ろした建物が、
今や東京でも多いことに気づきます。
さらに、
ピーク時を外すとお客さんも少なかったり。
混んでる街も鬱陶しいですが、
閑散としてるのもどうかと思いますよね。
そういえば、
買い物って誰かと一緒に連れだって、
「これっていいよね」
なんて言いあったりするのが楽しかったりしますよね。
そうした楽しみも縮小していくのでしょうか。
佐々木朗希投手が完全試合を達成しました。
次の登板日にも、あわや2週連続か、という好投でした。
完全試合は28年ぶりというレアな出来事。
オリンピックの金メダル以上に貴重な機会です。
そんなシーンを見てみたい!
そう思う方々がいるかもしれませんが、
これはなかなか楽しめないんじゃないかと
僕は思うのです。
一般的に、
野球をみに行って楽しいのは、
ヒットを打った!ホームランを打った!得点が入った!
というシーンがあるから盛り上がると思うのです。
でも完全試合というのはその逆で、
ヒットもホームランも出ません。
そう、完全試合はつまらない試合なんです。
観戦に行ったら、
応援しているチームが守備をしている時には、
トイレに行ったり、球場グルメを買いに行く時間ですよね?
ピッチャーを見に来た、という人ならともかく、
注目する人が多くないんです。
そういうところを逃さないようにしているのは、
僕らのような野球オタクくらいなんです。
3イニング目くらいに、
「あれ?朗希、打たれてないね!」と気づくのです。
「投球数どのくらい?」
「まだ期待するのは早いけどね~」
というような会話から始まるのです。
そして6イニング目くらいからソワソワしはじめ、
7イニング目くらいに、
「あれあれ?これマジであるんじゃない?」
「まだボール、キレてるよ!」
と、だんだんドキドキしていきます。
野球オタクではない人が、
周囲からの噂で「え?そうなの?」と気づくのは、
この頃からです。
8イニング目くらいで、
「まだ球速落ちてないね!」
「バッター全然タイミング合ってないよね!」
9イニング目には、
相手チームの応援に来た野球オタクまで、
「ちょっと悔しいけど、がんばれ朗希!」と言い始めます。
球場全体が異様な雰囲気。
そんな雰囲気は、なかなか味わえません。
ヒットやホームランが出ないのをつまらない、
と思うかもしれませんが、
それを「もしかして?」と思えるのも野球の楽しみ方のひとつです。
そして、そういう9イニングの積み重ねを得ているから、
完全試合のその瞬間に感動するのではないでしょうか。
野球の楽しみ方ってたくさんあるんですよ!
ヤロスラワ・マフチクという人がいます。
僕が注目している陸上選手のひとりです。
彼女は東京五輪の走高跳で銅メダルを獲りました。
ウクライナの人です。
ロシアがウクライナに侵攻して、
多くの人が戦火に巻き込まれています。
アーティストや文化人、スポーツ選手も例外ではありません。
マフチクは空爆が始まると、
自宅から地下施設に避難。
とても大会やトレーニングのことを
考えられる状況ではなかったそうです。
街が攻撃を受けるなか、
室内陸上の世界選手権に出場。
車でベオグラードまで2000kmの距離を3日かけて移動し、
その大会で優勝しました。
空爆の戦闘機に怯え、
銃を持った兵士から隠れ、
そんな極限状態のなかで、
ベストパフォーマンスを発揮するとは、
どういうことなのでしょうか。
当たり前だったことが当たり前ではなくなること、
生活が滞ることは、
辛うじて想像できます。
しかし戦争の悲惨なところは、
秩序がなくなること。
剣や銃を上回るルールは無くなってしまいます。
何かのバランスが崩れれば、人が人を疑い、
銃口を突きつけられれば冤罪を着せられる。
そんな状態にならないように、
早い終結を祈るばかりです。
前々から予想されていたことではありますが、
各スポーツ競技団体の予算が減っているそうです。
東京オリンピックは自国開催だからと、
各団体に多くのスポンサーがつきました。
それで強化費が捻出でき、好成績の要因にもなりました。
ですが、今年はそのスポンサーが離れていき、
どの競技団体も苦労しているのだと聞きました。
大きな大会でメダルを獲ると、
選手がもらえる報奨金の額も、
今年は軒並みガタ落ちだそうです。
最近のオリンピックで好成績をあげて、
世間からの注目を集めた競技は、
メディアの露出度が増えました。
その勢いを上手く使っている競技もありますが、
そうではない競技もあります。
やり方が上手い団体は、
SNSや動画配信などを駆使して、
低予算ながら、その認知度アップを着々と進めています。
SNS時代ならではと思うのは、
その競技のファンやインフルエンサーが熱を持っていて、
周りから競技を盛り上げていっている事例があることです。
これからは、
その差が徐々に出てくるんじゃないかと思うのです。
さらに言えば、
認知度に対してのライバルは、
もはや他競技ではなく、他の娯楽です。
そこも意識しなければなりません。
競技間で連携してしまうのも一案だと思います。
今、コロナによって試合が行われていない競技、
何も手を打ててない競技がちょっと心配です。
15回目を迎えた東京マラソン。
世界記録を持つエリウド・キプチョゲ選手が優勝した。
彼は日本のことを「マラソンが好きな国」と形容する。
世界中を見渡しても、
こんなに多くの大会があり、
ランナーが多い国も珍しいのだろう。
東京マラソンが行われるようになって、
日本ではランニング人口が大幅に増えた。
賑わいのある都内の中心部でも
ランナーを目にするようになった。
「この世界をランニングワールドにしましょう」と
普段から口にするキプチョゲ選手。
来日してから大会までの間、
おそらく多くの市民ランナーとすれ違ったに違いない。
そんな市民ランナーを見て彼はどう思ったのか、
ぜひとも聞いてみたい。
ランナーが増えたことで、
ここ数年変化していることがある。
テレビ中継では、トップランナーの勝負を伝えているが、
最近のマラソンの注目点は、
実はそこだけではなくなってきている。
ランニングのインフルエンサーが注目を集め、
陸上競技を観戦しないランナーにとっては、
そちらの方がアイドルなのである。
とても近い存在を意識しているので、
気軽に写真撮影に応じ、
多くのマラソン大会に顔を出す。
時には楽しい企画を披露し、
ランナーの心を鷲掴みにしている。
沿道からの声援に必ず応えるのは、
トップ選手にはないことだ。
決してテレビには映らないが、
YouTubeやInstagramを見渡すと、
そんな投稿が山ほどある。
今後、マラソンを楽しくしていくのは、
彼らではないのかと思えるほど。
バイタリティ溢れる彼らの活動を、
見逃さない手はないと思う。
女子のカーリングが銀メダルを獲った。
国際カーリング連盟のSNS(英語アカウント)を見ると、
日本チームの話題のときだけ、
いいねの数が格段に多い。
楽しそうにカーリングをする彼女たちに、
僕ら日本人だけでなく、
海外の人たちも好印象を抱いたのだろう。
女子の日本代表チームは、
ロコ・ソラーレというクラブチーム。
国内予選を戦って日本代表の座を勝ち取った。
ロコ・ソラーレの試合を見ていると、
勝つために最大限の力を出すには、
チームがどういう状態であればいいのか、
ということにすごく注力していると感じる。
ポジティブに取り組むことこそが、
最も良いパフォーマンスを発揮できる
という強い意志があるのだろう。
快進撃とその笑顔で世界中を魅了した。
準決勝では、スイスと対戦した。
予選リーグ8勝1敗と絶好調の相手だ。
その試合後のインタビューが胸に刺さった。
「私たちのアドバンテージは、予選リーグで、
他のチームよりもたくさんのミスや劣勢を
経験できてることだったので、
何点取られても驚くことなく冷静に試合ができた」と。
この言葉に僕は驚いた。
いつも笑顔でいることの裏には、
こうした信念があったのだ。
この活躍に、
日本カーリング協会の公式YouTubeも大きな注目を集めた。
全12回累計で47.3万回もの再生数を記録した。
権利の影響で試合の映像が流せないにもかかわらず、
こんなに数字が上がるのは異例なのだそうだ。
彼女たちの影響で、
カーリングをやりたいという子どもたちは確実に増えるだろう。
競技の普及に底辺の拡大は必要不可欠だ。
ただ、カーリングやりたいという人を受け入れる環境が、
なかなか無いのが日本の実情。
でもやってみたい人、多いのでは?
この潮流、生かさなきゃ勿体ない。
今日は2月4日です。
立春です。
春です! 春! 春! 春! 笑
あ、失礼しました。汗
いや、寒いのが苦手なので、
単純に春が待ち遠しいのです。。。
寒さを逃れるために、
いろいろ小細工をする毎日です。
「今年の冬は特に寒くない?」
って毎年言ってます。汗
早く、温かくなってほしい。。。
北京オリンピックが始まりました。
ニュースで現地からのレポートを見ると、
寒そうで、見ているだけで凍えそうになります。
氷点下5度を下回るってことも言っていましたし、
スキーやスノボの会場あたりでは、
もっと寒いのでしょうね。
オリンピックと言えば、
暑い、いや熱い魂を持つ松岡修造さんが、
東京から北京入りすると思うのですが、
北京の寒さと、どっちが勝つんでしょうか。
(それより東京の気温が下がらないかと心配しますが。。。)
そうそう!
自宅の近くに早咲きの河津桜があるのですが、
先日1輪咲いていました。
寒さも、もう少しの辛抱ですかね。
新年初日の朝礼で、
今年も駅伝のことが話題になりました。
そのときに触れた群馬という地名に対して、
「群馬と箱根とどういう関係があるの?」という問いが、
朝礼後に僕のところにありました。
あ~、そこまで認知度が無いのか~。。。
と、ちょっとガッカリしたのと同時に、
これは教えてあげなければ、、、と説明をした次第です。
箱根駅伝の前日の元日に、
社会人(実業団)の日本一を決める駅伝があるのです。
その開催地が「群馬」なのです。
選手のほとんどが箱根駅伝の経験者。
オリンピックや世界選手権の日本代表選手も多く出場し、
実力的にも箱根よりレベルが高いのです。
過去には、あの柏原くんも、大迫くんも走りました!
なのに視聴率も認知度も箱根より低く、、、(大汗)
「え、それってテレビでやってるの?」
という意見まで聞かれました。。。(泣)
まだまだアピールが足りないのですかね。。。
今年優勝したのはHONDAでした。
出場42年目で悲願の初優勝でした。
そんな思いの丈が現れたものが
1月14日の日経新聞に載っていました。
力の入れ方がおわかりでしょう。
お正月は、
箱根もいいけど群馬もね!
ぜひとも、覚えておいてください。
「無駄なくらい歩いた方がいいですよ」
と僕は思ってます。
というのも、
以前見たNHKスペシャルで、
人間の身体の仕組みのことを解説していました。
そのなかで、
病気で入院している患者さんは、
歩くことができなくなると、回復力が劇的に下がる
と言っていました。
歩くことができないと、
筋肉や神経などの運動機能だけでなく、
消化器、循環器など生命維持のシステムが
活性化しなくなる、と仰っていました。
身体の健康を考える場合、
栄養を摂取する方だけに目がいきがちですが、
その栄養を生かすシステムも重要なわけで、
ちゃんと機能するようにしていかないといけない、
ということなのでしょう。
この年末年始、弊社は親睦企画があって、
歩くことが注目されました。
僕は身体を動かすことが好きですし、
動かせない場合、逆にそれがストレスになる方です。
でも、それをキッカケに万歩計をチェックするようになって、
ランニングする日と、普段の日との差が、
こんなにも大きいのかと気づけました。
普段の日が全然動けてない(汗)
ちょっと驚いてます。
俯瞰してバランスが取れればいいとは思いますが、
僕にとっては老いて歩けなくなるのが最も怖い。
だから、いい気づきが得られたと、
ちょっとニンマリしています。(笑)
今年最後の僕のブログになります。
今回は2021年を振り返ります。
やっぱり、なんといっても僕の場合はオリンピックです。
でも、誰が勝ったかとか、あの勝負良かったよね、
とかではないのです。
せっかく地元で行われるのに、
海外でやるときと同じように見るだけでは勿体ないと思い、
いろいろ考え尽くしました。
第一希望として、現地で観戦したい。
盛り上がりを肌で感じたい。海外から来た観戦客と交流したい。
そんな思いが第一にありました。
海外から来た人たちの陽気な雰囲気。
心の底から湧き出てくるような情熱。
以前、ラグビーやサッカーのW杯で経験した
そういうものを味わいたかったのです。
第二希望は、スタッフとして大会を支えたい。
現場を知る事で物事がどう作られるかを知れるのは
とても面白いです。
関係者しか入れないというのも好奇心をくすぐります。
そんな同じような志しを持った人たちと
出会う機会はとても貴重です。
どちらも国際交流ができるのも興味深いです。
語学もできないのに。。。
そこで、
第二希望も捨てがたいけど、第一希望を優先するために、
いろいろと研究をして、
運よくチケットを3日分手に入れました。
これで夏のオリンピックを生で感じられる!
と意気込んでいたら、ご存知のように無観客。。。泣
結果論ですが、
両方の希望が叶わなかった現実に、
ボランティア申し込んでおけばよかったぁぁぁ、
となっているのでした。。。泣
オリンピックが終わって、
たくさんのランニング仲間に会いました。
なんとそのなかには、
ボランティアをしていた者が何人もいました。
開会式を選手と一緒に歩いた者。
メディカル担当で、ほぼすべての会場に入れるIDを持っていた者。
警備会社勤務で期間中ずっと選手村にいた者。
その他にも、
ボランティアのウェアを着た人が何人も。。。
もうこれは海外のオリンピックで、
ボランティアするしかないかな、
と密かに考えている今日この頃です。
語学勉強しなきゃ。。。汗
師走です。
1年早いですね。
今年を振り返る時期になりました。
今回は今年撮った印象に残っている写真を紹介します。
ここには東京オリンピック、パラリンピックまで、
あと○日、あと○時間という
カウントダウン時計がありました。
開幕当日はすごい人ゴミになると思ったので、
それなら1日前に見に行こうと、
現地に着いたら、写真のような光景でした。
何人いますかね?
ザックリ100人くらいはいるでしょうか。
ここに着く前までは、僕も時計だけを撮ろうと思ってました。
でも、この人たちを見て、
注目している人がこんなにいるのか!
と思い、そんな様子がわかる写真の方が面白いなと、
撮ってみたのが上の写真です。
みんな両手をいっぱいに伸ばして
スマホで撮ろうとしているのが、微笑ましい。
なかには、つま先立ちをしてたり、
好位置をキープするために何時間もいる人もいたり。
この時は、あと1日と1時間(=25時間)というタイミングでしたが、
あと1日(=24時間)や、時計が0になる時には、
おそらくもっと多くの人がここに居合わせたのでしょう。
残念ながら無観客となり、
一般市民がオリンピックに触れる機会が
なくなってしまいましたが、
「いよいよ感」が現れた数少ないシーンだなと
感じました。
先日、僕の関わっている大会に増田さんが来た。
彼女は東京の陸上競技協会の会長さんだ。
朝早くから駆けつけてくれて、日没後のイベント終了まで、
一般の参加者ばかりなのに、ずっとエールを送っていた。
マラソン中継では自ら取材した「細かすぎるネタ」を披露し、
選手の人となりを紹介するのが持ち味。
彼女が選手だったことはご承知のとおりだが、
その印象が滲むほど、
今となっては、彼女はすっかり喋る人だ。
いつのことだか忘れたが、
駅のホームで宗さんを見つけると、
笑顔で駆け寄って喋りだし、
電車に乗っても、次の駅で降りても、
ずーっとその饒舌が止まらなかった。
たまたま近くにいたので、その一部始終を見ていたが、
電車内でみんな呆気に取られてるのもお構いなしで、
ずーっと笑顔で喋りっぱなしだった。
そんな彼女が、その日走るという。
誰が頼んだのだろう。
引退してから走ったのを見たことがない。
なかなかないよ、こんな機会は。
シャツにはすでにゼッケンもついている。
もうやる気満々。
老婆心ながら説明すると、
ロサンゼルスオリンピックのマラソン代表選手。
当時はよくバンダナを頭に巻いて、
それが彼女のトレードマークだった。
近くにいたので、そんなことを思い出して質問してみた。
「バンダナはしないんですか?」
すると、
「あら、あなたも歳がバレるわね!」
と笑顔で返された。
増田さんは一般の僕らにも、
ホントに明るく接してくれて、
だから周囲に人が集まっていた。
テレビ中継で披露される数々の取材メモは、
周囲がそうして心を開いた事の証なのだと思う。
僕のランニング仲間には主婦が何人もいます。
子どもが大きくなって
手がかからなくなった主婦の人たちを見ていて、
面白いなと感じています。
どの人もとてもパワフルで、
その言動や行動に驚いています。
子どもの個性や人数にもよりますが、
だいたい子育て期間が20数年くらい。
家庭を維持するために遮二無二がんばってきて、
そんな生活から解放されたんでしょうね。
みなさんイキイキとしています。
おしゃべりは止まらないのや、
ちょっと図々しいのは容易に想像できますよね(失礼)
僕の周囲にいる人たちは、それだけにとどまらず、
有名選手がコーチで来てくれたら
真っ先にサインもらいに行き、
恥じらいなく写真を一緒に撮ってもらい、
気づけばTシャツがサインだらけ。笑
「私、あまり詳しくないのよ~」
と言いながら、
新しいシューズやアイテムはほぼほぼ知ってたり、
様々なランニングイベントに顔を出してたり、
ついには、
陸上競技の公式審判の資格まで取ってしまう人まで。。。
箱根駅伝を走る選手のことなら
我が子のように知ってる。
もう立派なマニアです。汗
お金もそこそこある。
なんてったって時間がたっぷりある。
注目イベントがあれば、
日本全国どこへでも馳せ参じます。
その存在感たるや。。。
あ、今日はこれくらいにしておきましょう。大汗
このように、
彼女らが、日本の経済活動にかなり貢献していることは、
見逃せない事実です。
縮小している業界が多い昨今、
貴重な存在なのだということを、認識しておくべきでしょうね。
日本の選挙制度では、
メディアに出る人に対して、
いずれかの候補者のことだけを話題にしてはいけないらしく、
偏りのある報道はダメなんだそうです。
だからテレビを見ていると、
ある党だけの政策言うのではなく、
全部の党の政策を紹介したりしています。
日本人は、
世間で大っぴらに政治や政策の話しをしない傾向がありますが、
政治が良くならないと思われているのは、
一般の人が日常的に政治の話しをしないから、
という意見を聞いたことがあります。
それに対して海外では、
そうしたことが日常的で、
高校生でも友人同士でそんな話しをよくするそうです。
そういう事を聞くと、
やっぱり日本の選挙制度ってどうなの?と思うのです。
僕らの日常はメディアの影響を多く受けています。
ならば、日本のメディアもどんどん候補者を語るべきなのでは、
と思うのです。
当然、そこには贔屓が発生してしまうかもしれません。
ある候補者には不利になってしまうかもしれません。
でも、焦点は候補者がどうか、ではなく、
世間が自分事として関心を持つことが、
今は大事なのでしょう。
選挙に行こう!というキャンペーンは、
以前よりかなり聞こえてきていますが、
そろそろ第二段階として、
考えることを促す段階にきているのでは?
と思うのですが、いかがでしょうか。
緊急事態宣言が解除されました。
まだ、コロナの先行きはわかりませんが、
ワクチン接種率も伸びてきて、
一段階くらいは前に進んだと言ってもいいでしょうか。
人間の身体でも痛みがあるところをかばっていると、
バランスを崩して他の部分も痛み出すってことはよくあること。
経済でも、
コロナ禍で病んでいる業界が数多くあり、
コロナが収まっても、
その部分から経済の流れに歪みが出てくるんじゃないかと、
危惧しています。
自身が身を置く業界がどうであれ、
経済は繋がっていて、
他社が、他業界があるから、自社が成り立つ。
飲食業、旅行業、エンタメ業、、、
こういうところにも元気になってもらわないと困るのは、
多くの人の共通する意見ではないでしょうか。
もうすぐ紅葉の季節。
ひとまず、観光地には予約が入ってきているそうです。
良い秋、良い年末年始を迎えたいものですね。
※写真は天龍寺。スマホで撮影。
オリンピックは、
マイナーな競技のアピールの場だと思っています。
野球やサッカーなどの一部のメジャーな競技なら、
オリンピックがなくても、
世間に見てもらう機会はたくさんあります。
でも、マイナー競技は、
オリンピックで映してもらわないかぎり、
世間に認知してもらうチャンスは、あまりありません。
勝ち進めば、メダルの期待が高まり、
ジワジワと話題になり、
放送の予定が入ります。
選手がイケメンだったり、キャラクターが良ければ、
それに輪をかけることでしょう。
かつてのフェンシングも、カーリングも、
今回のスケートボードも、
そうして日の目を見てきました。
国技である柔道でさえ、
オリンピックでしか見たことがない人がほとんどでしょう。
選手はたいへんかもしれないですが、
もっと自分の競技が盛り上がってほしいと、
多くの選手が思っていますから、
試合後のインタビューや、
早朝、深夜のマスコミ対応も積極的に応じています。
でも、中継を見ていて思ったことがひとつあります。
アナウンサーの横で喋る解説者の人選は、
重要だなと思ったのです。
マイナー競技は、コアな視聴者も興味津々な人もごくわずか。
だから、解説されてルールがわかっても、
重要なのはそこじゃないと思うのです。
一般の人(=概ねファンじゃない人)が中継を見る理由は、
自分の国の選手がメダルをとって感動することか、
見ていておもしろい、楽しいと思うかどうか、だと思うのです。
そこを大事にすることが好印象になり、
「今度、見てみようかな」と、
思わせるのではないでしょうか。
コアなファンが少ないからマイナー競技なのであり、
一般の人たちにどれだけ見てもらえるかに
今後がかかっているのです。
選手の活躍はもちろんですが、
解説者の人柄や盛り上げも、
その競技の将来を背負っていると思うのです。
選手村の各部屋にあったエアコン。
日本で行われるオリンピックで、
協賛も日本の企業がついているので当然のように日本製でした。
リモコンの表記も日本語だけで、
「これでは操作がわからない!」
と来日した選手がとった手段が、さすがと思いました。
リモコンの写真を撮って、
自分の国の言葉で「誰か教えて!」と
SNSに投稿しました。
数々の拡散ののち、
日本の一般の人の目に触れて、
ある人が画像のボタンの横に文字を入れて送り返しました。
検索すれば他国語でも調べられる時代ですが、
そんな行為が小さな国際交流になってるな、
とちょっと微笑ましい出来事でした。
また、おにぎりでも同じようなことがありました。
おにぎり自体が馴染みのない国も多いでしょう。
そんななか、ある白人(おそらく欧米の人)の記者が、
コンビニのおにぎりの画像をSNSに投稿し、
「これってどうやって食べるの?」とヘルプを出しました。
それを見た人たちから様々な返事が届きました。
自ら手本を見せる動画を送ったり、
絵で解説を書いて送る人がいたり、
各手順を写真にして送ってくる人がいたり。
ホントみんな親切ですよね。
これこそ「おもてなし」じゃん!なんて思ったりもしましたが、
この発信元の記者は、
それらのやり方に倣って、再び動画をアップして、
教え手の期待に応えたのでした。
この通じてる感。楽しかったです。
そのほか、
原発の風評被害がなくなってほしいという思いがあったのでしょうか。
福島の新鮮な桃をメディアの人たちに配り、
おいしさや安心感を知ってもらおうとしていた
アメリカ在住の日本人記者がいたり。
日本のコンビニのアイスクリームが美味いと、
毎日違う種類を食べては、
その写真と感想を報告するシンガポールの記者がいたり。
ともに、日本人からのリアクションもよく、
小さくではありますが、密かに盛り上がっておりました。
文化の違いが面白いと思う僕にとっては、
こんな国際交流もいいなと思ったシーンでした。
「wethe15」という取り組みを知っていますか?
実に、世界の15%の人々が、
何らかの障害を抱えているのだそうです。
この"WeThe15"は、
障害者を代表して史上最大規模の人権運動を展開し、
障がい者に対する差別をなくすことを目指しているのだそうです。
パラリンピックが始まりました。
その女子マラソンに出場する選手で、
道下美里さんという人がいます。
彼女は視覚障害者の世界記録を持っています。
絆と言われる50センチほどのロープを使い、
練習も試合も伴走者と走ります。
福岡に住む道下さんの場合、
地元で伴走してくれるメンバーがだいたい10人くらいいます。
チーム道下と呼ばれています。
伴走者は
様々な職業を持った人たちで、都合もバラバラ。
それぞれのメンバーが日によって交代で伴走を務めます。
大会は全国あちこちで開かれるので、
遠征先での伴走やサポートも含めると
協力してくれる人が100人ちかくにもなるのだそうです。
年齢は20代から70代まで、
市民ランナーの人もいれば、実業団で活躍している人もいます。
それをみて、僕は沸々と疑問がわいてきました。
どうしてそんなに協力者がいるのだろう?と。
ときどき、すごく人望がある人がいますよね。
なぜ、人が集まるのだろう?
そんなことを考えたことはありませんか?
道下さんを取材した様々な記事を見て思ったのは、
彼女は抜群に明るいこと。
ホントに周囲をパッと明るくするくらいの笑顔と華やかさがあります。
そうなんですよね。
楽しく生きたいと思う人は、
そういう人の元に集まるんですよね。
もうひとつの理由は、
みんな、自分の夢を彼女に託してるんですよね。
彼らにとって、道下さんは希望なんです。
彼女が練習を重ねてパラリンピックで金メダルと獲る。
その過程で自分が役立つのなら、惜しみなく協力する。
そういうことじゃないかな、と思うのです。
彼女がメディアに登場したら、
ぜひとも注目してみてください。
きっと応援したくなると思います。
失敗のリスクがあっても難しい技に挑戦するか、
失敗を恐れて無難な技で手堅くいくか。
採点競技の選手は、
こんなもどかしい問いと常に向き合っている。
4年に1度、いや各個人にとっては一生に一度の大舞台。
手堅くいけば銅メダルが獲れるかもしれないが、
他の選手次第では4位以下もありうる。
でも、やはり欲しいのは金メダル。
ならば成功するかわからないが難しい技に挑みたい。
選手からみれば、そんな葛藤がある一方、
他者からみれば、難しい技にどんどん挑戦することは、
その競技の魅力でもあり、また選手のカッコ良さにも通じる。
オリンピックのスケートボードは日本選手の好成績もあり、
注目を集めた。
なかでも印象に残ったのは、
女子のパークという種目に出場した岡本碧優選手。
大技に挑戦したが失敗した。
すると国籍を超えた選手が次々と彼女の元に集まり、
その挑戦を称えたのだ。
すごくいいシーンだった。
正直に言うと、
スケートボードは失礼ながらスポーツというよりも
遊びという感覚が僕にはあった。
でもそこには良い発見があった。
選手は失敗しても明るく振舞うこと。
ライバルではあるけどリスペクトもしていること。
選手間に国も順位もあまり関係ないこと。
なにより自分たちは仲間であること。
そんな価値観が滲み出ていて、
見ていてすごく気持ちが良かった。
典型的な縦社会のスポーツ界に、
取り入れた方がいいのでは?
と思えるものがたくさん詰まっていた。
世の中がどんどん変化するなか、
スポーツが魅力あるものであり続けるには、
そんな新種目の良いところを貪欲に取り入れた方がいいと思う。
text and photo by 赤様
晴海にある選手村。
選手や監督、コーチと、
選手村で働くボランティアしか入れない。
少し前までは、
大会期間中に選手がオンラインで発信することが禁止されていた。
最近はそれができるようになり、
またSNSの普及もあって、
選手が盛んに選手村の様子を発信し、
中の様子が市民に知れるようになった。
部屋はその後の分譲を考慮して、
3LDKや4DKなどファミリー向けの物件になっていて、
1物件に5~6人くらいずつが生活する。
ベッド(今回は段ボールの骨組み)やエアコンは備えてあるが、
冷蔵庫やテレビや電子レンジは、事前に申請が必要だ。
テレビはあらゆるオリンピック競技を見られるが、
実況がなく会場を映した映像と音声のみ。
日本のテレビ番組は流れていない。
(ワンセグやネット経由は視聴可能)
部屋数は、出場選手全員が入れるようにはなっておらず、
日程を終えた選手が出ていき、
そこに後半の競技の選手が入るという入れ替え制だ。
今回の選手村はイギリスチームの部屋が抜群にいい。
正面が海で遠くにレインボーブリッジが見える最高のロケーション。
多くの選手がその眺望をSNSにアップしている。
日本チームは奥まったところに陣取っているが、
これはもしかしたら強い日差しを避けるためでは?と僕は推測している。
どの国も部屋のテラスに国旗を掲げるが、
これは実は迷子対策だったりもする。
注目はやはり食堂。
選手村の食堂は24時間営業で、
一度に数千人が食事ができるという広さと言われている。
多くの国の食事を提供。もちろん全て無料。
晴海のは、メインダイニングとカジュアルダイニングという、
2つの食堂があるそうだ。
ただ選手村の食堂は、味の方の評判があまり良くないことが多く、
数日後にはマクドナルド(←協賛なのでいつも必ず出店している)に、
1週間経つと選手村近くの飲食店に選手は流れていくのだそうだが、
今回はすごく好評で、
日本食のコーナーも地方の名物料理を日を変えて出すなど、
工夫が見えるのだそうだ。
そんな選手たちの声が聞こえてくるSNSがおもしろく、
(ほんとめ~~っちゃくちゃおもしろい)
ついつい夜更かししてしまう。
時差がないのに時差ボケしてては、
自国開催の意味がない(汗)
気がつけば、
オリンピック前の僕の最後のブログになります。
開幕まであと14日。
もしコロナが無かったら、
オリンピックの事をたくさん書こうと思って、
いろいろ話題を考えていましたが、
とてもとても、そういう状況ではありませんでした。
オリンピックが開かれることに賛否両論あるでしょうけど、
ここまできて全く触れないのも自分らしくないので、
その話題を書こうと思います。
本来なら、
街にはスポーツ選手の広告が増え、
協賛企業でなくても
スポーツにまつわるキャンペーンなどを展開する時期にきています。
様々なところでお祭り的な雰囲気になるはずでしたが、
そんなものはどこへやら。。。
いろんな豆知識や過去の名場面を、
TVはたくさん企画していただろうし、
外国から観戦客もやってこないし。。。
そう考えると、もう1年延期して、
もっと落ち着いたなかで開催できたらなあ、
なんて思います。
以前聞いたことがあるのは、
オリンピックの盛り上がりは、
サッカーワールドカップとは比べものにならないと、
どなたかがTVで仰っていました。
そんな盛り上がりを味わってみたかったです。
また、僕自身、
密かにやろうとしていた事もできそうにありません。
外国人観戦客とのピンバッジの交換や、
選手村に入る前の選手が事前合宿地で行う交流会も、
叶いそうにありません。
(ウチの近所にイギリスチームが、
世田谷区にアメリカチームがやってくるのですが・・・)
世界的にこんな状況なので、
いつものようなパフォーマンスができない選手もいて、
競技は番狂わせが多いような気がしています。
感染対策で選手も制約を強いられながらの大会ですが、
ベストなパフォーマンスが出せることを祈りたいです。
さて、ネガティブな事ばかり書いたので、
最後はワクワクする話題で締めましょう。
開会式が近づくと必ず話題になる聖火ランナーの最終走者。
ちょっと予想してみませんか?
僕の予想は浅田真央さんかな。
TVやCMにも多数登場し、
何よりも華があるしみんなから愛されている、という理由です。
でも彼女は冬のオリンピックの人なので、
もし夏の人を選ぶのなら、田村亮子さんかな、
とも思ってます。
みなさんは、どなただと思いますか?
せめてオリンピックの期間中くらいは、
明るい話題で盛り上がれるといいですね。
このコロナ禍で、
自分も周囲も感染していないのに、
情報だけで負荷がかかっている方々もいると思います。
コロナ疲れと言われるものですね。
連日発表される感染者数。
それに対する予防や対策。
テレビは毎日同じことを繰り返しているように見えてしまいます。
いのちに関わることなので気がかりですよね。
だから、自分で出来る対策は行っていくことは当然として。
それでも自分ではどうにもならない事もあり、
それに神経を使ってしまうのは、
かえって心の健康に良くないと思うのです。
そんな情報を知って気持ちが凹むくらいなら、
知らない方がラクなのに、って僕は思うのです。
情報を統制しませんか、と思うのです。
昔、見たドラマで、
「知らん権利」という台詞がありました。
知る権利があるのなら、
知らん権利というものがあってもいいだろう
という考え方です。
自分にとって必要以上の情報は無視しましょう。
身体が健康でも、
心が病んでいたら元も子もないです。
ノイズを消せるか、消せないか。
いつでも変わらず笑顔でいる人って、
そういうことが出来ている気がします。
大坂なおみ選手が全仏オープンの記者会見を拒否して、
結果的に大会の棄権を選択しました。
記者会見は選手の義務と捉える見方もあります。
会見拒否を表明した時には、彼女を批判する声が多くあがりました。
記者会見は、その一部しか報道されない場合が多く、
なかには、かなり失礼な質問も多いと聞きます。
大坂選手に非難の声があがるのは一理あると思いますが、
それなら、失礼な質問を浴びせるマスコミに対しても、
同じように非難の声があがるべきではないのか、
と僕は思いました。
それはさておき。。。
テニスの世界4大大会の主催者たちは、
今後同じような対応を大坂選手がとる場合は、
出場停止を検討することも表明していました。
しかし、彼女の精神状態や置かれた状況を理解すると、
テニス界にとって意義のある改善を行うと見解を翻しました。
各方面で大坂選手にネガティブな反響が出るなか、
ナイキがいち早く大坂選手の支持を表明しました。
「われわれの思いはなおみと共にある。
当社は彼女を支持し、
心の健康に関する自身の経験を共有してくれた
彼女の勇気を称えたい」と。
社会からネガティブな意見があがっても、
人間として間違った判断をしていない選手に対して、
ナイキが支持を表明したことが過去にもありました。
以前、アメリカンフットボールのコリン・キャパニック選手が、
人種差別がまかり通る国に敬意は払えない、
と国家斉唱時に起立を拒否しました。
そのことで彼はフットボール界から追放されましたが、
その彼をナイキは広告に採用し支援を表明。
彼を使った広告により、
大きく売り上げを伸ばしたという経緯がありました。
あるひとつの事柄で賛否を言うのはとても簡単で、
誰にでもあることだと思います。
広告効果が上手いと言ったらそれまでですが、
あるべき方向性を大事にしている個人の信念を、
しっかり把握し手を差し伸べる風土が、
面倒なことってイヤですよね。
面倒なことをやろう、と言うと、
この人なに言ってるんだ、と思われるでしょうね。
でも振り返ると、
趣味って、興味ない人からしたら、
面倒なことだらけだと思うのです。
音楽が好きな人が、
ライブのチケットを買うのに、
朝の10時から電話をかけまくったり
(↑ひと昔前の話しですが)。
食べ歩きが好きな人が、
有名店の前で何時間も並んだり。
関心がない人にとっては、やりたくない事ばかり。
ホント無駄の極みです。
でも、それが日々の潤いになったり、
他人と繋がったり、
時に幸せをもたらしたりもするのだと思います。
趣味ってそんな面倒が面白味に変わるのです。
この多様化の時代に、
誰もが驚く知識量があれば、
それがひとつの仕事になることもある。
SNSを使って会社のPRを活性化したいときに、
オタクをひとり雇えばいい、
という事さえ言われている時代です。
お節介を承知で言いますと、
僕の周りの人たちで、
趣味がない人って、
だいたい面倒くさがり屋が多い気がします。
面倒なことのなかに、もし耐性があるものが見つかれば、
もしかしたら、その方向にあなたの趣向があるのでは?
とも思えます。
「努力は夢中に勝てない」と言います。
一心不乱に何かに夢中になってる子どもが、
いろいろな事を物語っているような気がしてなりません。
面倒はできれば避けて通りたいですが、
でも、これを追求すると面白いかも!と、
そこに何かがあることに気付けることも、
大事なのではないかと思うのです。
SDGs が声高に叫ばれています。
サスティナブル(持続可能)という観点は、
この取り組みの中心を成すもので、
地球環境に負荷をかけないことをいかに進めていけるかが、
問われています。
さて、みなさん、欲しいモノってありますか?
学生の頃にモノの良さを理解しはじめ、
稼ぐようになったら、
「いいもの」を買って長く使おう、
と思った人は多いと思います。
時計とかカメラとかステレオとか、
高級バッグとか楽器とか車とかバイクとか。。。
でも、パソコンをはじめとした電子機器って、
なぜ接続部分がどんどん変わるのでしょうか。
物質的に十分動くのに、
ソフトウェアのバージョンの違いで使えなくなるマシン。
もったいないじゃん!
コンスタントに買い替えなければならないのって、
持続させていく事とは違うと思いませんか。
自宅に使えなくなったコード類がたまっているのは、
僕だけではないと思うのです。
現代なら、それは当たり前の部類に入るのでしょう。
技術の進歩が効率を良くするのは重々承知しております。
でも、それが地球環境を守るという観点からみて、
おかしいと思うのですが、いかがでしょうか。
SDGsの18番目(現状では17番までしかないので)に、
そんな項目をつくりませんか。
text and photo by 赤様
年始の社内イベントで書初めをしました。
そこで社長賞をいただきました。
その副賞が柿ピーでした。
でも、ただの柿ピーではありません。
容量なんと2.4kg。
よくある、缶ビール1年分とか、
お相撲さんが国技館で表彰される椎茸のやつとか、
そんな勢いがありました。
これって食べ終わるのに何日かかるんだ?
いただいた時の率直な気持ちでした。
その後、それがどうなったのか。
気になる方々が2万人ほどいると思われるので、、、笑
GWということもありますし、、、
ここで報告しようと思います。
じゃーん!
これが4月29日現在の状況です。
まだまだ半分くらい残っております。。。
遥か遠い道のりです。
気になる賞味期限ですが、
4月末までとなっております。
容器がいいのか、まだ湿気っていないので、
もう少しは食べられると思います。
問題は僕の食欲の方かもしれません。。。
1月は放置していたのですが、
2月くらいから休日のおつまみになりまして、
チビリチビリとつまんでおりました。
が、だんだんピーナッツに飽きてきまして、、、汗
内緒ではじいてしまっていて、
柿の方ばかりをつまんでます。
そんなこんなで、
今の僕の身体の何割かは柿ピーで出来ているかもしれません。
みかんを食べ過ぎると肌が黄色くなるとか言われますが、
柿ピーのようになってきたらどうしよう汗
柿ピー色の赤様なんて、ちょっといただけませんね。笑
聞くところによると、
3月は史上最も暖かい3月だったそうですね。
桜も記録的な早さで開花しました。
寒さが苦手な僕にとっては、
とってもありがたいことでした。
そういえば、
この冬は風邪をひきませんでした。
いつもの年なら、
軽く前触れ的な症状があったり
熱っぽい日があったりするのですが、
そうなることもほぼありませんでした。
単に暖冬だったから。。。
それもあると思いますが、
何よりも違ったのは、
着る服の基準を変えたからではないかと思ってます。
これまでは、
天気予報の予想気温で服を選んでいました。
数字を見ては寒いのはイヤだ、と思う毎日でした。
それを、体温を逃がさない、という考えに変えたのです。
実際に着るものがガラッと変わったワケではないですが、
脱ぐタイミング、着るタイミング、
あとは3つの首を冷やさない、
ということに気をつかいました。
他にも発見もありました。
このコロナ禍でも、僕は競技場に行く機会が多く、
そこで求められる検温履歴の提出のために
毎日検温をしています。
発見というのはその数字で、
日によっても時間によっても体温は常に変動していて
また、身体の部位によっても違うんだな、
という気づきがありました。
ちなみに自分では平熱と感じていても、
36.6度の日もあれば35.9度の日もあり、
0.7度も違いがあるのは驚きでした。
おそらくこれが気温に比例しない
「暑さ」「寒さ」の感じ方なのかな、
と推測しているのですが、どうでしょうか。
夏野菜や根野菜は、
身体を冷やしたり、温めたりすると言われますが、
こうしたことがどれだけ影響しているのか、
いろいろ検証してみると面白いかもしれないな、
と思える昨今です。
旅行好きな人たちは、
このコロナ禍をどうやって凌いでいるのでしょうか。
ときどきそんなことが気になります。
僕も旅行好きのひとりですが、
鬱憤が溜まっています。
旅行が好きで旅行専門のライターになった人、
フリーのツアーコンダクターの人、
海外の絶景や観光地などの写真を撮る人。。。
旅行というか、船や飛行機で移動をしないと、
生計が成り立たない人たちは、
いったいどうしているのだろうと、
素朴な疑問が湧いてきます。
そんな事はさておき。。。
飛行機に乗るときは、
僕は必ず窓側の席をとるようにしています。
単純に外を見たいからです。
長時間あの場でじっとしてなきゃならないのは、
かなりの退屈です。
でも窓側なら、僕にはそれが解消できるのです。
と言っても、ただ外を見ているだけなのですが。
上空から、地図と同じだと思う場所を探したり、
夕陽を見たりしています。
正解は、下記に書いておくことにします。
そういえば、
以前座席指定をし忘れたチケットがありました。
ベルリンの空港で、エールフランスのカウンターのお姉さんが、
他のチケットが窓側だったのに気づき、
何も言わずに窓側にしてくれたことがありました。
こういうのが嬉しいですね。
きっと旅行好きの心理をわかっているのでしょう。
飛行機に乗るとホスピタリティがいいなと感じるのですが、
航空会社の方たちにこうした人が多いのは、
確実に飛行機好きを増やしているような気がしています。
***
上の写真の正解は、千葉県の犬吠埼(銚子市)です。
社員旅行の帰りの飛行機から撮りました。
ニンビズムという言葉をご存知ですか?
NIMBY-ismとは、Not in My Back Yard、
「それが必要なのはわかるが、ウチの裏にするのはやめてくれ」
の頭文字からとった言葉です。
社会的に必要な施設だけど、
自分の家の近所にあったらイヤ、という意味です。
たとえば、
廃棄物処理場とか騒音がする工場とかが、
自分の家の近くにあったらイヤですよね。
よくわかります。僕も同じです。
でも、一方で保育園を利用したい人たちは煽りを食っています。
保育園が足らないと言われて久しいですが、
建設しようとすると、
周囲に反対されてつくれないケースが多いのだそうです。
東日本大震災から10年が経ちました。
福島の原発の廃炉作業は、
当初の予定よりもさらに年月がかかるそうです。
たいへんな状況を知らせるニュースを見ると、
なぜあんな厄介なものをつくったのかと思ってしまいます。
原発なんていらないですよね。
そもそも核燃料の処分場とか、
決まってないことがたくさんあるのに、
どうするつもりだったのでしょうか。
でも、聞くところによると、
日本は他と比べて、こういう話しがなかなか進まない、
と偉い先生が仰っていました。
たとえば、東京の都心に原発があったら、、、
というくらいの事がないと、
各々が自分事とは捉えないのでしょうかね。
そろそろ社会で共通の問題というのは、
新しい解決の仕方を探っていった方がいいのでは?
という気がします。
マラソンの日本記録が塗り替えられた。
日本のマラソンは世界で3番目のレベルを誇る。
1位ケニアや2位エチオピアを懸命に追うものの、
この3強は他を大きく引き離している。
毎年埼玉県で開かれるハーフマラソンがある。
そこには箱根駅伝の常連校の選手がこぞって出場する。
ある年、その大会を視察したアメリカのランニング関係者が、
63分を切って大量にゴールする選手を見て、
あまりのレベルの高さに驚いたそうだ。
アメリカではそんなタイムでゴールする選手は、
年間で数人ほどしかいないのだと。
レベルの高さとは何だろう。
人口の多さなのか。
歴史の長さなのか。
人気なのか。。。
人口で言うなら、
たとえばサッカーの競技人口が最も多い国は、
アメリカである。
でもアメリカの成績はとても強豪と言えるものではない。
歴史の長さを考えても、
以前、強豪と言われた国がそうではなくなった例はたくさんある。
サッカーW杯の初代王者はウルグアイである。
人気はどうなのか。
日本がオリンピックで最もメダルを獲得している競技は、
体操である。
でも体操が日本で人気競技だと思っている人が、
どのくらいいるのだろうか。
ならば、どんな理由があるのだろう。
そんな思考を巡らせていると、
あるスポーツライターさんが
卓球の愛ちゃんに以前取材したときのことをラジオで語っていた。
中国ではスマッシュの種類を表す言葉が
30種類くらいあるのだそうだ、と。
彼女は、世界最高レベルを誇る中国のリーグで
戦っていた経験がある。
多くの練習を積み重ね、細かい精度を磨く毎日。
そのなかで微妙な部分を修正するために、
その違いを表わす言葉が必要になる。
スポーツをはじめ、どんな文化にも、
専門用語やニュアンスを伝える言葉がある。
微妙な違いに気づき、
レベルアップのために指導者や同僚と共有するには、
言葉が不可欠なのだ。
アバウトな言い方かもしれないが、
「文化の量」みたいなものが言葉に現れているのではないだろうか。
見分けるカギがそこにある気がしてならない。
先日、イチローが智辯和歌山高校で指導を行った。
智辯和歌山高校といえば、
甲子園の常連校で多くのプロ選手を輩出している。
イチローは、日本のトップレベルの高校生を指導したい
という要望があり、
わずか3日間だが、それが実現した。
高校生はスーパースターの来校に胸を躍らせ、
ここぞとばかりに質問を浴びせた。
イチローは技術面からメンタル面にいたるまで、
丁寧に彼らの質問に答えていた。
ノックでエラーをすると、
当人だけでなくチームみんなでジャンプを20回する、
という罰ゲームがある。
最初はそれを不思議そうに見ていたイチローだったが、
自身がエラーしたときには真っ先にそれを始め、
高校生がそれに呼応するという微笑ましい場面もあった。
僕が印象に残ったのは、
イチローから彼らに送った励ましの言葉。
最終日の練習が終わり、
花束をもらってお別れをする場面だ。
日本的な慣例なら、
偉い人の訓示のようになる事がよくある光景だが、
イチローから出た言葉は、
「ちゃんとやってよ」という、ごく短い一言だった。
なぜそんな言葉なんですか?
とマスコミが問うと、彼はこんなことを言った。
「その一言で、この3日間のことを彼らは思い出すんです」
だから〇〇をすべきみたいな、
ダラダラ長い言葉は必要ないのだと。
なるほど!と思った。
長い説教じみた常套句なんて、かえって印象に残りにくい。
確かに学生のころ、
先生の蘊蓄(うんちく)ある言葉なんてほとんど覚えていないのは、
僕だけではないと思うのだが、どうだろうか。
そんなところまで自分事として考えていることに、
彼の思慮深さを感じた。
年末に放送されたドキュメント番組の録画を見ました。
人間の「目」に関するものでした。
そこで言われていたのが、
人間の色覚には個性がある、ということでした。
そういえば、健康診断で色覚検査というものがありました。
水玉が散りばめられた模様で、
少し色合いの違う水玉だけをみると数字がわかる、
というものでしたが、
今は行われていないそうです。
よく考えてみると、
僕が見えてる青と、あなたが見えてる青が同じ色だとは限らないのです。
ということがこの画像で公然のものとなりました。
光はR、G、Bの3原色ですが、
人間にはそれぞれの色を感知するセンサーみたいな機能があるそうです。
しかし、人によって3色ある人もいれば2色の人もいて、
また、センサーのひとつが例えばRとGの混在、
RとBの混在とかもあったり、
その混在の比率も様々だったりするそうです。
およそ5割の人たちが3色型なのに対して、
2色型の人が1割以上いるようです。
なかには稀に4色目のセンサーがある人もいるそうで、
それはX染色体にしかのらないものらしく女性にしかいないそうです。
そんな人は虹が10色以上に見えるという、
そういう人もザラにいるんだそうです。
では、2色型の人は劣っているのかというと、
どうやらそうではないようです。
例えば、遠くの木々の木の実を見つけるのに秀でたのは、
3色型の人でした。
Rのセンサーを持っていない人には、
赤い実は目立たないのだそうです。
しかし暗闇の中では色のセンサーが多くても無意味で、
むしろ陰影を捉えるには2色型の方が有利で、
日没後に猛獣から身を守るには、
こうした人たちの能力のおかげなのだそうです。
どちらにも長所があり、共存したからこそ今日があり、
これはどちらが有利ということではないのです。
個性のことを英語で「color」とも言います。
各々がどんな特性を持とうが、
個性を尊重しあい助け合ってきたからこその社会のような気がします。
1月17日で、
阪神大震災から26年が経った。
僕は震災の2か月後に現地に行く機会があって、
その町を歩いたのだが、
青いビニールシートばかりの風景を実際にみて、
あまりに酷すぎて何も言葉が出なかった。
と同時に、
僕らは、こういう地殻変動があるところに生きている
ということを自覚した。
僕らが生活しているところに地震がやってくるのではなく、
地震が起こるところに僕らが住んでいるということ。
あとさきを逆転してはいけないような気がした。
僕らが生活しやすくなっているこの場所は、
誰かが整えてくれたものだ。
建物の耐震性も、
大雨の洪水対策も、
災害が起こりそうと警告してくれるシステムも。
経済システムが整うまでは、
人間は自ら食べ物を育て、狩りをし、
暮らす場所を作らなければならなかった。
今、コロナ禍で感じることは、
医療や環境やインフラなどは、
人間が暮らしやすくするために先人が整えてきたものだ。
安心できる社会が最初からあったのではなく、
整えたのだ。
今一度、整う前に遡って、
このコロナ禍という逆境を
再考しなければならないような気がした。
先日行われた箱根駅伝。
ファンではなくてもテレビで見る方々が大勢いるほど、
もうすっかり正月の一部となっている。
今回はこんな状況のなか、感染防止対策のために、
沿道で応援することの自粛が以前から呼びかけられていた。
「応援したいから応援にいかない」
というキャッチコピーを用意する異例の展開。
TVCMも作り、過去の箱根駅伝の有名選手を起用し、
いつにない告知をした。
その結果、
観衆は昨年の121万人から18万人にと、85%減と発表された。
だがテレビ画面では、
観衆が多いと思えるところもあった。
近所の人や興味本位の人たちが集まり、
群がっていたのだろうか。
それでは感染リスクが高まり、
関係者の努力が水の泡になる可能性があることを、
わかっていたのだろうか。
一方で、
運営側は蜜を避けるために、関係者へ通達を出していた。
関わる人は最小限にとどめるようにと。
それによって、
出場校のチームメイトや選手の家族や恩師が
現地で応援できないという、
見るべき人が見られない状況が生まれた。
運営側は、
「市民の方たちが生活している場所(道路)を一時的にお借りして開催しているので、
あまり強い事は言えない」
という趣旨の発信をしていた。
しかし、そのあり方は一考の余地があるように思えた。
「見れた者が勝ち」という現象が成立してしまうのは、
とても心が痛いことだ。
できればこうした状況が、今後起こらないことを願いたい。
ほぼ日のサイトをよく見にいきます。
糸井さんのコラムを筆頭に、
たくさんコンテンツがあって、その豊富さに驚きます。
土鍋の販売だったり、対談記事だったり、
オリジナル地球儀作っちゃったり、
W杯ラグビーに向けて「にわかファン」を歓迎する
ムーブメントを仕掛けたり。。。
ほぼ日と言えば手帳が有名ですが、
ぜ~んぜんそれだけじゃなくて。。。
はたしてどこまで世界を広げるんだろう、
という気さえしてきます。
そんな、なんでもアリな賑やかさと、
想い入れが感じられる熱量がいいなと僕は思うのです。
特にその企画力というか発想力がすごいなと驚きます。
これはおそらく、楽しいことは何でもやってみよう!
という風土があるのでしょうか。
一度でいいから、
どんなふうにやっているのか覗いてみたい。
そんなふうに思うのです。
そんなほぼ日が、神保町に来るという話しは、
以前SNSで知りました。
そうこうしているうちに、
先日、社長が僕のところに来て、
ほぼ日が神保町に来たらしいけど、窓から見えるあそこじゃないか、
と指をさすのです。
なんと、見える位置にあるではありませんか!
その会話が聞こえたのでしょうか。
いつの間にか、周りには他の社員が集まっていました。
社長が指さすビルを見ると、
盛り上がる一同。笑
サイトで検索して、
ビルの印象が一致すると、なお会話が弾む。
こんな近くだったのですね。
ちょっとウキウキした気分になりました。
ほぼ日サイトでは、その移転の様子も、
独自コンテンツにしてしまっていて。。。
何事も楽しいものに見せてしまうその精神、見習いたい。。。
↓
https://www.1101.com/n/s/moving2020
じつは、、、
このブログのお題に困ったときは、
参考にさせてもらっていることは内緒です。笑
オフィスの入口には水槽があり、
熱帯魚が泳いでいます。
世間の忙しなさなど関係なく、
ゆ~らゆら泳ぐ様子を見ていると、
心安らげます。
この熱帯魚のために、
定期的に水槽を掃除しているのは、通称山さん。
ゴムの手袋が違和感がないくらい馴染んでいます。
毎回汗だくになりながら、
この水槽をきれいに保ってくれています。
ある朝、その山さんが水槽を覗きにいくと、
うわずった大きな声で叫びました。
なんと、この熱帯魚に赤ちゃんが生まれたのです。
今まで、社内ではそんなことがなかったので、
一同湧きかえりました。
(誰も「ギョギョッ!」とは言いませんでしたが笑)
社員の今月の誕生日を知らせるボードに、
興奮のあまり熱帯魚の名前を書いてしまったほど、
高揚していました。
手洗いや外出するときには、必ずそこで立ち止まって、
熱帯魚の様子を見入るくらい、
気が気でないのが見て取れます。
もうすっかり飼育員のようです。
山さんは、
本来は印刷物の色を分析させたら右に出る者はいない、
と思えるくらい、
インクの調整を数パーセント単位で見分けられる凄腕の持ち主です。
山さんがこんなにも熱帯魚に魅かれたのは、
もしかしたら、
その色とりどりのところなのかもしれませんね。
先日、オリンピックの聖火を見てきました。
国立競技場の横にあるオリンピックミュージアムで、
先日まで一般公開されていました。
アテネで採火された聖火が日本にやってきたのが3月。
本来ならそのまま全国を巡り、
7月のオリンピックでその役目を果たすはずでした。
しかしオリンピックは延期。。。
聖火はその時がくるまで、
静かにその時を待っています。
決して一旦消したりはしません。
ランタンの中に小さな炎が灯っています。
ライターの火と比べても、
全然変わらない小さな炎。
でも遠くアテネから運ばれてきて、
人の関心を集めるのなんて、なんかいいじゃないですか。
オリンピック好きじゃなきゃ、
そうは思わないですかね?
僕の場合、
できれば、この炎を持って帰りたい。
いや、アテネまで行ってそこで採火して、持って帰ってきたい。
でも家にあったからって、何の役にも立たないし、
どうにかなるワケでもありません。
ただ単純にウチに飾りたい。
その火がずっと灯っている、というただそれだけでいいんです。
でも、火を持って飛行機には乗れないから、
実現性はかなり低いんですが。
延期になったことで1年以上も灯ることになった聖火。
でもただ保管しているなら、
この際みんなに広く見てもらう方がいいと思うのは、
自分だけでしょうか。
でも、上記の写真撮るときは結構行列だったんですけどね。
先日、川崎フロンターレの中村憲剛選手が、
引退を表明しました。
数日後(11月3日)の試合日の朝、
競技場に飾られた横断幕の写真がSNSにあがってました。
僕のウチはその競技場のウラにあるのですが、
それを見てダッシュで競技場に向かいました。
試合時間まで4時間以上もありましたが、
人ゴミで見にくくなる前に見ておこうと思ったからです。
デカい!
おそらく70mくらいはあるでしょう。
すごいですよね。
ちなみに、
One Four KENGO の「One Four」は中村憲剛の背番号14番とかけてあり、
「Four」は「for」ともかけています。
他にも、競技場の周辺一帯に、
これでもか、という量の幟(のぼり)を置き、
「憲剛まつり」を演出しています。
フロンターレのプロモーション担当です。
この人、その筋では知らない人はいないほどの有名人です。
お客さんが全く入らなかった20年ほど前から
数々のユニークな企画を企て、
チームを地域に根付かせました。
「算数ドリル」に選手を登場させ、
小学生に親しみのある話題で問題を作成しました。
また「お風呂ンターレ」という企画では、
選手と地域の方々が地元の銭湯へ行って、
ファンとの交流と地域の盛り上げに一役買いました。
他にも様々な創意工夫で、
プロモーションの界隈を驚かせてきました。
憲剛選手とは役割は違っても、
18年間、チームを盛り上げる戦友でした。
本人の希望で天野さんは2017年より、
TOKYO2020の組織委員会へ出向していましたが、
先月フロンターレに戻ってきました。
憲剛選手の引退発表は、
天野さんの復帰を待っていたかのようなタイミング。
彼に対する並々ならぬ思いがあるのだと、
僕は勝手に想像しています。
本人のSNSによると、
今回のプロモーションはまだまだ序章とのこと。
今後の展開に注目しています。
以前テレビでザッピングしているとき、
フランスの高校生が話していたことをふと思い出した。
フランスの高校では哲学の授業があり、
その学力を図る全国試験もあるそうだ。
日本では、大学で選択しないと、
まず哲学の授業なんて受ける機会がない。
過去の偉い思想家の言葉が、
お笑いのネタやファッションのように扱われているのを何度か目にして、
なぜ日本では、哲学や思想を学ばないのだろう、
という思いがあった。
先日、それを学ぶ理由が書かれた文章に触れる機会があって、
なるほど、と腑に落ちた。
そもそも哲学や思想がなぜ必要なのか。
それは固定観念の破り方を学ぶためなのだ。
固定観念はみんなが信じていて、
信じていることすら意識しないほど常識化しているから、
何が固定観念だということすらわからない。
思想家は、それを見破って新しい考え方を示してくれる。
だから重要なものなのだ。
たとえば「鉱物資源は国家の根幹」と言われる。
確かに鉱物資源を持てない国は、
産業の発展に苦労し国家の力が低下する。
でも、この理解には固定観念が潜んでいる。
エネルギーが乏しくても、
世界に存在感を示す元気な国はたくさんある。
経済成長は右肩上がりでなければならないというのは、
本当なのか?
経済が横這いでも、普通にみんなが生活していける社会というのは、
本当に作れないのか?
浪費中心の社会でなくても、
経済が循環するような構造って出来ないのだろうか?
固定観念を破り、誰も気づけなかった考え方を提示して、
その手法を学ぶために、
また社会に新しい価値を気付かせるために、
哲学は参考になるのだ。
政治に一貫性がなかったり、
自分の意見を持っていないと言われたり、
ひとつのニュースに寄ってたかって騒いだりする、
という特徴が日本人にはあるように思うのだが、
それは、こういう事を学ぶ機会がないから、なんて気がするのだ。
今年の夏のある日、
ある有名選手の自宅のベルを鳴らす人がいた。
時間は朝の5時すぎ。
「なんだこんな時間に」と思い、
寝ぼけまなこでインターフォンを覗くと、
防護服に身を包んだ人が玄関前に立っていた。
ドーピング検査官だ。
自分が申告した時間を思い出した。
トップ選手のSNSには、
こうしたドーピング検査の様子が、
時々アップされる。
選手は、種目にもよるが、世界ランク20位以内に入ると、
向こう3か月の自分の居場所を申告しなければならない。
でも、検査の日時が事前にわかると、
選手がコントロールできてしまうので、
そうならないように抜き打ちでやって来る。
それに対応できないことが数回続くと、
選手は何年か出場停止になったり、
酷い場合は永久追放になることもある。
だからどんな早朝でも対応せざるを得ないのだ。
でも、朝の5時に自宅に来てもらっても、
用をたしたあとだったとなると、
数時間待ってもらうことも珍しくない。
また検査官は、
検体が選手の身体から出てくるところを直接目視しなければならない、
という基準があり、
「選手のプライバシーは?」なんてことも言ってられなくなる。
それでも、
クリーンなところを理解してもらわなければならない、
という責任感も選手にはある。
このコロナ禍で、
試合や練習環境を奪われたスポーツ選手は多い。
対戦相手だけではなく、環境だけでもなく、
選手は様々な事柄と戦っていることがわかると、
スポーツをより深く見れるだろうと思う。
※
ちなみに、ドーピングに引っかかる薬というのは、
僕らが日常、薬屋で買っているモノにもある。
どんな薬が大丈夫なのかは、
2017年5月26日のブログをご覧ください。
https://cforce.co.jp/blog/2017/05/post-2479.html