text by 赤様
選択的夫婦別姓を認めるべき。
そんなニュースが毎日のように流れております。
夫婦同姓という日本の現状は、
世界でも稀なことなんだそうです。
そんななか、
興味深い記事を見かけました。
このまま夫婦同姓のままだと、
2531年には、日本人の名字はみんな佐藤さんになる、
という試算があるそうです。
現在、佐藤さんの占める割合は2022~23年の1年間で、
0.83%増加しているそうです。
このまま夫婦同姓が続いて、
毎年同じ割合で佐藤さんが増え続けると、
佐藤さん100%の国になってしまうと。
ということは、
みんな名前で呼び合ったりするのでしょうか。
誰が兄弟なのか親戚なのか、赤の他人なのか、
ちょっとわからなくなってきます。
個人で営むお店は、
みんな佐藤商店とか、佐藤商事とかが乱立するのでしょうか。
また、逆からみると、
無くなる名字というのも気になります。
日本には実に13万種類もの名字があり、
そのうち5万種類が5軒以下で、絶滅危機にあるのだそうです。
そんな無くなりそうな名字のことも話題にすべきではないのか?
とも思ってしまいます。
「〇〇という名字が無くなった」
というニュースが流れる日が来るのかもしれません。
この問題を「2531佐藤さん問題」というのだそうですが、
これは選択的夫婦別姓だけでなく、
少子化や人口減少、過疎化など、
いろんな問題を含んでいます。
何より、自分の名字が消える可能性がある、
という事が、ちょっと気になりませんか?