text by 赤様
先日、全日本大学駅伝の予選が行われた。
それを勝ち抜くと、11月の全国大会に出場できる。
愛知県の熱田神宮から三重県の伊勢神宮までを、
テレビ朝日系で放送される駅伝だ。
大学駅伝というと、
箱根駅伝を想像する人がほとんどだろう。
正月なのでテレビ視聴者数も多く、
プロモーションにもお金をかけていて、
そのやり方もとても上手い。
日本テレビは秋ごろから何度も事前番組を放送し、
スポーツニュースでも一年を通じて選手の動向を追っていて、
その力の入れようが伺える。
でも、箱根は実は関東の地方大会なのだ。
全日本大学駅伝は、コースは違えど、
上位を占める大学がだいたい箱根と変わらない。
それなのに、注目度に雲泥の差があるのは、
やっぱりおかしいのである。
地方大会の人気が、全国大会を上回ってしまっている
という珍現象。
ならば全国大会を応援しようと、
ここに記すことにした。
冒頭に紹介したその予選は、ライブ配信された。
その配信は明らかにテレビ番組のクオリティで、
実況やインタビューは
テレビ朝日のアナウンサーが務めていた。
それなら録画放送かBS局でもいいので、
テレビの電波を使って放送したらどうだろう?
と思えるのだ。
でも過ぎたことだ。それは来年に期待しよう。
さて、11月に放送される全日本大学駅伝。
この大会の面白さは、
後半まで順位が目まぐるしく変わるところである。
前半でほぼほぼ順位が見えてくる箱根駅伝と違い、
ハラハラドキドキの展開が最後まで見逃せない。
全8区間のなかで、
最後の7区、8区の距離が長く、
そこにエース級の選手を持ってくる大学が多く、
まさに手に汗握るクライマックス。
先行逃げ切りの箱根駅伝に対し、
逆転に次ぐ逆転の全日本と言っても過言ではない。
中継時間はちょっと長いが、
もし面白い駅伝を見たいなら、
ぜひともオススメする。
text by 赤様
8階のオフィスまで、毎朝、階段で上がってます。
エレベータに乗れば一瞬ですし、
乗りたくない理由があるわけではないのです。
身体を動かす機会を増やしたいのと、
これだけ長い階段って、
身の回りでもなかなか無いので、
使わないのがもったいないと思ったのです。
実は、僕も腰が重い方で、
習慣を定着させるまでかなり苦労します。
そういう場合は、
毎日の歯磨きのように、
日常のなかに取り込んでしまう方が
最もラクなんじゃないかと思ってます。
そうして始めて2年くらいが経ちました。
でも上には上がいて、
僕は朝だけ使うのですが、
弊社のTさんは毎回上り下りする度に階段を使っているようで、
頭が下がります。
朝の階段は違うフロアの他社の方々も多く、
みなさんも何か目的があるのでしょう。
たまたま、朝に階段の手前で同僚に会うと、
僕と一緒に上ろうとする人がこれまで何人もいました。
「俺もやったるでぇ」という心意気が見え隠れします。
重い腰を上げるのはしんどいです。
習慣化するならなおさらです。
でも、いろいろやってみたなかで、
その秘訣はなにかな?と考えたところ、
「誰かと一緒にやる」か「日常のなかに組み込む」か、
だと僕は思います。
偉い先生は言います。
何歳からでも身体は変えられる、と。
でも、
「重い腰を上げる方法」の方が知りたい、
というのが僕らのホンネなのかもしれませんね。汗
text by 赤様
スポーツが好きなので、
ほぼ毎日スポーツのニュースを見ています。
見ないとなんだか気持ち悪いですし、
気になって寝れないです。苦笑
平日なら、
報道ステーション、NEWS 23、news zero、
などを見ています。
好きな人なら理解してもらえると思うのですが、
スポーツ好きは、スポーツニュースの「はしご」をするのです。
特に贔屓(ひいき)のチームや選手が勝ったりすると、
何度もそのニュースを見て悦に至るのです。
だから、スポーツ好きは、
各テレビ局のスポーツニュースの時間が
インプットされているのです。
友人知人に聞いてみると、
みんな同じことをしていました。
そんな事を考えていたら、
フツフツと疑問が湧いてきました。
なんで、スポーツのニュースは、
ニュース番組の中にあるんだろう。。。
関係者に聞いたワケでもなく、
何かで調べたワケでもないですが、
いろいろ考えての僕の想像は、
ニュースだけだと視聴率が獲れないから、
というところに行きつきました。
スポーツを扱うことで数字を上げよう、
という予想です。
あの日経新聞にもスポーツ欄があるように、
スポーツはニュースの一部と捉えられていますが、
スポーツ報道なんてものは、
あまり生活には必要ないものです。
(↑スポーツ好きにあるまじき発言。大汗)
でもテレビ局としては、
数字が獲れるコンテンツとして、欠かすことはできない。
ただ、目ぼしいスポーツが無い日というのもあるので、
独立した番組にはできない。
ニュース番組で扱えば、
尺の長短も変えられるし、
大事件のような時間がたっぷり必要なときには、
スポーツコーナーを潰せばいい。
そんな緩衝材的な扱いができて、
使い勝手がいいのでは?と想像するのですが、
いかがでしょうか。
どなたか、意見を聞かせてください。
真意は全くわかりませんが。。。
text by 赤様
すっかりネット通販全盛の時代になりました。
でも、ネットでは買いにくいモノってありますよね。
パソコンやスマホの画面だけでは、
判断できないものが。。。
たとえば衣類。
色、素材、サイズ感。
見て、触って、身に着けて、、、。
そうしないと使えるかどうかわからない。
好みだけじゃなく、
似合う、似合わない、という問題もある。
靴だってそうだし、意外とそういうものってあるのです。
だから、実際に商品を見てみたい。
実物を確認してから買おうと、
お見せに行ってみるワケです。
でも昨今の情勢は小売店に厳しい。
戻らないインバウンド、
ウクライナ情勢、
中国のゼロコロナ政策、
それに伴った円高、物価高。。。
その他、感染対策や脱現金化、
レジの無人化も一般的になってきて、
小売店には受難な時だと容易に推測できます。
お見せに行こうとすれば、
店舗の数が減っていたり、売り場面積が縮小していたり。
シャッターを下ろした建物が、
今や東京でも多いことに気づきます。
さらに、
ピーク時を外すとお客さんも少なかったり。
混んでる街も鬱陶しいですが、
閑散としてるのもどうかと思いますよね。
そういえば、
買い物って誰かと一緒に連れだって、
「これっていいよね」
なんて言いあったりするのが楽しかったりしますよね。
そうした楽しみも縮小していくのでしょうか。
text by 赤様
佐々木朗希投手が完全試合を達成しました。
次の登板日にも、あわや2週連続か、という好投でした。
完全試合は28年ぶりというレアな出来事。
オリンピックの金メダル以上に貴重な機会です。
そんなシーンを見てみたい!
そう思う方々がいるかもしれませんが、
これはなかなか楽しめないんじゃないかと
僕は思うのです。
一般的に、
野球をみに行って楽しいのは、
ヒットを打った!ホームランを打った!得点が入った!
というシーンがあるから盛り上がると思うのです。
でも完全試合というのはその逆で、
ヒットもホームランも出ません。
そう、完全試合はつまらない試合なんです。
観戦に行ったら、
応援しているチームが守備をしている時には、
トイレに行ったり、球場グルメを買いに行く時間ですよね?
ピッチャーを見に来た、という人ならともかく、
注目する人が多くないんです。
そういうところを逃さないようにしているのは、
僕らのような野球オタクくらいなんです。
3イニング目くらいに、
「あれ?朗希、打たれてないね!」と気づくのです。
「投球数どのくらい?」
「まだ期待するのは早いけどね~」
というような会話から始まるのです。
そして6イニング目くらいからソワソワしはじめ、
7イニング目くらいに、
「あれあれ?これマジであるんじゃない?」
「まだボール、キレてるよ!」
と、だんだんドキドキしていきます。
野球オタクではない人が、
周囲からの噂で「え?そうなの?」と気づくのは、
この頃からです。
8イニング目くらいで、
「まだ球速落ちてないね!」
「バッター全然タイミング合ってないよね!」
9イニング目には、
相手チームの応援に来た野球オタクまで、
「ちょっと悔しいけど、がんばれ朗希!」と言い始めます。
球場全体が異様な雰囲気。
そんな雰囲気は、なかなか味わえません。
ヒットやホームランが出ないのをつまらない、
と思うかもしれませんが、
それを「もしかして?」と思えるのも野球の楽しみ方のひとつです。
そして、そういう9イニングの積み重ねを得ているから、
完全試合のその瞬間に感動するのではないでしょうか。
野球の楽しみ方ってたくさんあるんですよ!
text by 赤様
前々から予想されていたことではありますが、
各スポーツ競技団体の予算が減っているそうです。
東京オリンピックは自国開催だからと、
各団体に多くのスポンサーがつきました。
それで強化費が捻出でき、好成績の要因にもなりました。
ですが、今年はそのスポンサーが離れていき、
どの競技団体も苦労しているのだと聞きました。
大きな大会でメダルを獲ると、
選手がもらえる報奨金の額も、
今年は軒並みガタ落ちだそうです。
最近のオリンピックで好成績をあげて、
世間からの注目を集めた競技は、
メディアの露出度が増えました。
その勢いを上手く使っている競技もありますが、
そうではない競技もあります。
やり方が上手い団体は、
SNSや動画配信などを駆使して、
低予算ながら、その認知度アップを着々と進めています。
SNS時代ならではと思うのは、
その競技のファンやインフルエンサーが熱を持っていて、
周りから競技を盛り上げていっている事例があることです。
これからは、
その差が徐々に出てくるんじゃないかと思うのです。
さらに言えば、
認知度に対してのライバルは、
もはや他競技ではなく、他の娯楽です。
そこも意識しなければなりません。
競技間で連携してしまうのも一案だと思います。
今、コロナによって試合が行われていない競技、
何も手を打ててない競技がちょっと心配です。
text by 赤様
「無駄なくらい歩いた方がいいですよ」
と僕は思ってます。
というのも、
以前見たNHKスペシャルで、
人間の身体の仕組みのことを解説していました。
そのなかで、
病気で入院している患者さんは、
歩くことができなくなると、回復力が劇的に下がる
と言っていました。
歩くことができないと、
筋肉や神経などの運動機能だけでなく、
消化器、循環器など生命維持のシステムが
活性化しなくなる、と仰っていました。
身体の健康を考える場合、
栄養を摂取する方だけに目がいきがちですが、
その栄養を生かすシステムも重要なわけで、
ちゃんと機能するようにしていかないといけない、
ということなのでしょう。
この年末年始、弊社は親睦企画があって、
歩くことが注目されました。
僕は身体を動かすことが好きですし、
動かせない場合、逆にそれがストレスになる方です。
でも、それをキッカケに万歩計をチェックするようになって、
ランニングする日と、普段の日との差が、
こんなにも大きいのかと気づけました。
普段の日が全然動けてない(汗)
ちょっと驚いてます。
俯瞰してバランスが取れればいいとは思いますが、
僕にとっては老いて歩けなくなるのが最も怖い。
だから、いい気づきが得られたと、
ちょっとニンマリしています。(笑)
text by 赤様
僕のランニング仲間には主婦が何人もいます。
子どもが大きくなって
手がかからなくなった主婦の人たちを見ていて、
面白いなと感じています。
どの人もとてもパワフルで、
その言動や行動に驚いています。
子どもの個性や人数にもよりますが、
だいたい子育て期間が20数年くらい。
家庭を維持するために遮二無二がんばってきて、
そんな生活から解放されたんでしょうね。
みなさんイキイキとしています。
おしゃべりは止まらないのや、
ちょっと図々しいのは容易に想像できますよね(失礼)
僕の周囲にいる人たちは、それだけにとどまらず、
有名選手がコーチで来てくれたら
真っ先にサインもらいに行き、
恥じらいなく写真を一緒に撮ってもらい、
気づけばTシャツがサインだらけ。笑
「私、あまり詳しくないのよ~」
と言いながら、
新しいシューズやアイテムはほぼほぼ知ってたり、
様々なランニングイベントに顔を出してたり、
ついには、
陸上競技の公式審判の資格まで取ってしまう人まで。。。
箱根駅伝を走る選手のことなら
我が子のように知ってる。
もう立派なマニアです。汗
お金もそこそこある。
なんてったって時間がたっぷりある。
注目イベントがあれば、
日本全国どこへでも馳せ参じます。
その存在感たるや。。。
あ、今日はこれくらいにしておきましょう。大汗
このように、
彼女らが、日本の経済活動にかなり貢献していることは、
見逃せない事実です。
縮小している業界が多い昨今、
貴重な存在なのだということを、認識しておくべきでしょうね。
text by 赤様
日本の選挙制度では、
メディアに出る人に対して、
いずれかの候補者のことだけを話題にしてはいけないらしく、
偏りのある報道はダメなんだそうです。
だからテレビを見ていると、
ある党だけの政策言うのではなく、
全部の党の政策を紹介したりしています。
日本人は、
世間で大っぴらに政治や政策の話しをしない傾向がありますが、
政治が良くならないと思われているのは、
一般の人が日常的に政治の話しをしないから、
という意見を聞いたことがあります。
それに対して海外では、
そうしたことが日常的で、
高校生でも友人同士でそんな話しをよくするそうです。
そういう事を聞くと、
やっぱり日本の選挙制度ってどうなの?と思うのです。
僕らの日常はメディアの影響を多く受けています。
ならば、日本のメディアもどんどん候補者を語るべきなのでは、
と思うのです。
当然、そこには贔屓が発生してしまうかもしれません。
ある候補者には不利になってしまうかもしれません。
でも、焦点は候補者がどうか、ではなく、
世間が自分事として関心を持つことが、
今は大事なのでしょう。
選挙に行こう!というキャンペーンは、
以前よりかなり聞こえてきていますが、
そろそろ第二段階として、
考えることを促す段階にきているのでは?
と思うのですが、いかがでしょうか。
text by 赤様
オリンピックは、
マイナーな競技のアピールの場だと思っています。
野球やサッカーなどの一部のメジャーな競技なら、
オリンピックがなくても、
世間に見てもらう機会はたくさんあります。
でも、マイナー競技は、
オリンピックで映してもらわないかぎり、
世間に認知してもらうチャンスは、あまりありません。
勝ち進めば、メダルの期待が高まり、
ジワジワと話題になり、
放送の予定が入ります。
選手がイケメンだったり、キャラクターが良ければ、
それに輪をかけることでしょう。
かつてのフェンシングも、カーリングも、
今回のスケートボードも、
そうして日の目を見てきました。
国技である柔道でさえ、
オリンピックでしか見たことがない人がほとんどでしょう。
選手はたいへんかもしれないですが、
もっと自分の競技が盛り上がってほしいと、
多くの選手が思っていますから、
試合後のインタビューや、
早朝、深夜のマスコミ対応も積極的に応じています。
でも、中継を見ていて思ったことがひとつあります。
アナウンサーの横で喋る解説者の人選は、
重要だなと思ったのです。
マイナー競技は、コアな視聴者も興味津々な人もごくわずか。
だから、解説されてルールがわかっても、
重要なのはそこじゃないと思うのです。
一般の人(=概ねファンじゃない人)が中継を見る理由は、
自分の国の選手がメダルをとって感動することか、
見ていておもしろい、楽しいと思うかどうか、だと思うのです。
そこを大事にすることが好印象になり、
「今度、見てみようかな」と、
思わせるのではないでしょうか。
コアなファンが少ないからマイナー競技なのであり、
一般の人たちにどれだけ見てもらえるかに
今後がかかっているのです。
選手の活躍はもちろんですが、
解説者の人柄や盛り上げも、
その競技の将来を背負っていると思うのです。
text by 赤様
選手村の各部屋にあったエアコン。
日本で行われるオリンピックで、
協賛も日本の企業がついているので当然のように日本製でした。
リモコンの表記も日本語だけで、
「これでは操作がわからない!」
と来日した選手がとった手段が、さすがと思いました。
リモコンの写真を撮って、
自分の国の言葉で「誰か教えて!」と
SNSに投稿しました。
数々の拡散ののち、
日本の一般の人の目に触れて、
ある人が画像のボタンの横に文字を入れて送り返しました。
検索すれば他国語でも調べられる時代ですが、
そんな行為が小さな国際交流になってるな、
とちょっと微笑ましい出来事でした。
また、おにぎりでも同じようなことがありました。
おにぎり自体が馴染みのない国も多いでしょう。
そんななか、ある白人(おそらく欧米の人)の記者が、
コンビニのおにぎりの画像をSNSに投稿し、
「これってどうやって食べるの?」とヘルプを出しました。
それを見た人たちから様々な返事が届きました。
自ら手本を見せる動画を送ったり、
絵で解説を書いて送る人がいたり、
各手順を写真にして送ってくる人がいたり。
ホントみんな親切ですよね。
これこそ「おもてなし」じゃん!なんて思ったりもしましたが、
この発信元の記者は、
それらのやり方に倣って、再び動画をアップして、
教え手の期待に応えたのでした。
この通じてる感。楽しかったです。
そのほか、
原発の風評被害がなくなってほしいという思いがあったのでしょうか。
福島の新鮮な桃をメディアの人たちに配り、
おいしさや安心感を知ってもらおうとしていた
アメリカ在住の日本人記者がいたり。
日本のコンビニのアイスクリームが美味いと、
毎日違う種類を食べては、
その写真と感想を報告するシンガポールの記者がいたり。
ともに、日本人からのリアクションもよく、
小さくではありますが、密かに盛り上がっておりました。
文化の違いが面白いと思う僕にとっては、
こんな国際交流もいいなと思ったシーンでした。
text by 赤様
「wethe15」という取り組みを知っていますか?
実に、世界の15%の人々が、
何らかの障害を抱えているのだそうです。
この"WeThe15"は、
障害者を代表して史上最大規模の人権運動を展開し、
障がい者に対する差別をなくすことを目指しているのだそうです。
パラリンピックが始まりました。
その女子マラソンに出場する選手で、
道下美里さんという人がいます。
彼女は視覚障害者の世界記録を持っています。
絆と言われる50センチほどのロープを使い、
練習も試合も伴走者と走ります。
福岡に住む道下さんの場合、
地元で伴走してくれるメンバーがだいたい10人くらいいます。
チーム道下と呼ばれています。
伴走者は
様々な職業を持った人たちで、都合もバラバラ。
それぞれのメンバーが日によって交代で伴走を務めます。
大会は全国あちこちで開かれるので、
遠征先での伴走やサポートも含めると
協力してくれる人が100人ちかくにもなるのだそうです。
年齢は20代から70代まで、
市民ランナーの人もいれば、実業団で活躍している人もいます。
それをみて、僕は沸々と疑問がわいてきました。
どうしてそんなに協力者がいるのだろう?と。
ときどき、すごく人望がある人がいますよね。
なぜ、人が集まるのだろう?
そんなことを考えたことはありませんか?
道下さんを取材した様々な記事を見て思ったのは、
彼女は抜群に明るいこと。
ホントに周囲をパッと明るくするくらいの笑顔と華やかさがあります。
そうなんですよね。
楽しく生きたいと思う人は、
そういう人の元に集まるんですよね。
もうひとつの理由は、
みんな、自分の夢を彼女に託してるんですよね。
彼らにとって、道下さんは希望なんです。
彼女が練習を重ねてパラリンピックで金メダルと獲る。
その過程で自分が役立つのなら、惜しみなく協力する。
そういうことじゃないかな、と思うのです。
彼女がメディアに登場したら、
ぜひとも注目してみてください。
きっと応援したくなると思います。
text by 赤様
気がつけば、
オリンピック前の僕の最後のブログになります。
開幕まであと14日。
もしコロナが無かったら、
オリンピックの事をたくさん書こうと思って、
いろいろ話題を考えていましたが、
とてもとても、そういう状況ではありませんでした。
オリンピックが開かれることに賛否両論あるでしょうけど、
ここまできて全く触れないのも自分らしくないので、
その話題を書こうと思います。
本来なら、
街にはスポーツ選手の広告が増え、
協賛企業でなくても
スポーツにまつわるキャンペーンなどを展開する時期にきています。
様々なところでお祭り的な雰囲気になるはずでしたが、
そんなものはどこへやら。。。
いろんな豆知識や過去の名場面を、
TVはたくさん企画していただろうし、
外国から観戦客もやってこないし。。。
そう考えると、もう1年延期して、
もっと落ち着いたなかで開催できたらなあ、
なんて思います。
以前聞いたことがあるのは、
オリンピックの盛り上がりは、
サッカーワールドカップとは比べものにならないと、
どなたかがTVで仰っていました。
そんな盛り上がりを味わってみたかったです。
また、僕自身、
密かにやろうとしていた事もできそうにありません。
外国人観戦客とのピンバッジの交換や、
選手村に入る前の選手が事前合宿地で行う交流会も、
叶いそうにありません。
(ウチの近所にイギリスチームが、
世田谷区にアメリカチームがやってくるのですが・・・)
世界的にこんな状況なので、
いつものようなパフォーマンスができない選手もいて、
競技は番狂わせが多いような気がしています。
感染対策で選手も制約を強いられながらの大会ですが、
ベストなパフォーマンスが出せることを祈りたいです。
さて、ネガティブな事ばかり書いたので、
最後はワクワクする話題で締めましょう。
開会式が近づくと必ず話題になる聖火ランナーの最終走者。
ちょっと予想してみませんか?
僕の予想は浅田真央さんかな。
TVやCMにも多数登場し、
何よりも華があるしみんなから愛されている、という理由です。
でも彼女は冬のオリンピックの人なので、
もし夏の人を選ぶのなら、田村亮子さんかな、
とも思ってます。
みなさんは、どなただと思いますか?
せめてオリンピックの期間中くらいは、
明るい話題で盛り上がれるといいですね。
text by 赤様
このコロナ禍で、
自分も周囲も感染していないのに、
情報だけで負荷がかかっている方々もいると思います。
コロナ疲れと言われるものですね。
連日発表される感染者数。
それに対する予防や対策。
テレビは毎日同じことを繰り返しているように見えてしまいます。
いのちに関わることなので気がかりですよね。
だから、自分で出来る対策は行っていくことは当然として。
それでも自分ではどうにもならない事もあり、
それに神経を使ってしまうのは、
かえって心の健康に良くないと思うのです。
そんな情報を知って気持ちが凹むくらいなら、
知らない方がラクなのに、って僕は思うのです。
情報を統制しませんか、と思うのです。
昔、見たドラマで、
「知らん権利」という台詞がありました。
知る権利があるのなら、
知らん権利というものがあってもいいだろう
という考え方です。
自分にとって必要以上の情報は無視しましょう。
身体が健康でも、
心が病んでいたら元も子もないです。
ノイズを消せるか、消せないか。
いつでも変わらず笑顔でいる人って、
そういうことが出来ている気がします。
text by 赤様
面倒なことってイヤですよね。
面倒なことをやろう、と言うと、
この人なに言ってるんだ、と思われるでしょうね。
でも振り返ると、
趣味って、興味ない人からしたら、
面倒なことだらけだと思うのです。
音楽が好きな人が、
ライブのチケットを買うのに、
朝の10時から電話をかけまくったり
(↑ひと昔前の話しですが)。
食べ歩きが好きな人が、
有名店の前で何時間も並んだり。
関心がない人にとっては、やりたくない事ばかり。
ホント無駄の極みです。
でも、それが日々の潤いになったり、
他人と繋がったり、
時に幸せをもたらしたりもするのだと思います。
趣味ってそんな面倒が面白味に変わるのです。
この多様化の時代に、
誰もが驚く知識量があれば、
それがひとつの仕事になることもある。
SNSを使って会社のPRを活性化したいときに、
オタクをひとり雇えばいい、
という事さえ言われている時代です。
お節介を承知で言いますと、
僕の周りの人たちで、
趣味がない人って、
だいたい面倒くさがり屋が多い気がします。
面倒なことのなかに、もし耐性があるものが見つかれば、
もしかしたら、その方向にあなたの趣向があるのでは?
とも思えます。
「努力は夢中に勝てない」と言います。
一心不乱に何かに夢中になってる子どもが、
いろいろな事を物語っているような気がしてなりません。
面倒はできれば避けて通りたいですが、
でも、これを追求すると面白いかも!と、
そこに何かがあることに気付けることも、
大事なのではないかと思うのです。
text by 赤様
聞くところによると、
3月は史上最も暖かい3月だったそうですね。
桜も記録的な早さで開花しました。
寒さが苦手な僕にとっては、
とってもありがたいことでした。
そういえば、
この冬は風邪をひきませんでした。
いつもの年なら、
軽く前触れ的な症状があったり
熱っぽい日があったりするのですが、
そうなることもほぼありませんでした。
単に暖冬だったから。。。
それもあると思いますが、
何よりも違ったのは、
着る服の基準を変えたからではないかと思ってます。
これまでは、
天気予報の予想気温で服を選んでいました。
数字を見ては寒いのはイヤだ、と思う毎日でした。
それを、体温を逃がさない、という考えに変えたのです。
実際に着るものがガラッと変わったワケではないですが、
脱ぐタイミング、着るタイミング、
あとは3つの首を冷やさない、
ということに気をつかいました。
他にも発見もありました。
このコロナ禍でも、僕は競技場に行く機会が多く、
そこで求められる検温履歴の提出のために
毎日検温をしています。
発見というのはその数字で、
日によっても時間によっても体温は常に変動していて
また、身体の部位によっても違うんだな、
という気づきがありました。
ちなみに自分では平熱と感じていても、
36.6度の日もあれば35.9度の日もあり、
0.7度も違いがあるのは驚きでした。
おそらくこれが気温に比例しない
「暑さ」「寒さ」の感じ方なのかな、
と推測しているのですが、どうでしょうか。
夏野菜や根野菜は、
身体を冷やしたり、温めたりすると言われますが、
こうしたことがどれだけ影響しているのか、
いろいろ検証してみると面白いかもしれないな、
と思える昨今です。
text by 赤様
ニンビズムという言葉をご存知ですか?
NIMBY-ismとは、Not in My Back Yard、
「それが必要なのはわかるが、ウチの裏にするのはやめてくれ」
の頭文字からとった言葉です。
社会的に必要な施設だけど、
自分の家の近所にあったらイヤ、という意味です。
たとえば、
廃棄物処理場とか騒音がする工場とかが、
自分の家の近くにあったらイヤですよね。
よくわかります。僕も同じです。
でも、一方で保育園を利用したい人たちは煽りを食っています。
保育園が足らないと言われて久しいですが、
建設しようとすると、
周囲に反対されてつくれないケースが多いのだそうです。
東日本大震災から10年が経ちました。
福島の原発の廃炉作業は、
当初の予定よりもさらに年月がかかるそうです。
たいへんな状況を知らせるニュースを見ると、
なぜあんな厄介なものをつくったのかと思ってしまいます。
原発なんていらないですよね。
そもそも核燃料の処分場とか、
決まってないことがたくさんあるのに、
どうするつもりだったのでしょうか。
でも、聞くところによると、
日本は他と比べて、こういう話しがなかなか進まない、
と偉い先生が仰っていました。
たとえば、東京の都心に原発があったら、、、
というくらいの事がないと、
各々が自分事とは捉えないのでしょうかね。
そろそろ社会で共通の問題というのは、
新しい解決の仕方を探っていった方がいいのでは?
という気がします。
text by 赤様
マラソンの日本記録が塗り替えられた。
日本のマラソンは世界で3番目のレベルを誇る。
1位ケニアや2位エチオピアを懸命に追うものの、
この3強は他を大きく引き離している。
毎年埼玉県で開かれるハーフマラソンがある。
そこには箱根駅伝の常連校の選手がこぞって出場する。
ある年、その大会を視察したアメリカのランニング関係者が、
63分を切って大量にゴールする選手を見て、
あまりのレベルの高さに驚いたそうだ。
アメリカではそんなタイムでゴールする選手は、
年間で数人ほどしかいないのだと。
レベルの高さとは何だろう。
人口の多さなのか。
歴史の長さなのか。
人気なのか。。。
人口で言うなら、
たとえばサッカーの競技人口が最も多い国は、
アメリカである。
でもアメリカの成績はとても強豪と言えるものではない。
歴史の長さを考えても、
以前、強豪と言われた国がそうではなくなった例はたくさんある。
サッカーW杯の初代王者はウルグアイである。
人気はどうなのか。
日本がオリンピックで最もメダルを獲得している競技は、
体操である。
でも体操が日本で人気競技だと思っている人が、
どのくらいいるのだろうか。
ならば、どんな理由があるのだろう。
そんな思考を巡らせていると、
あるスポーツライターさんが
卓球の愛ちゃんに以前取材したときのことをラジオで語っていた。
中国ではスマッシュの種類を表す言葉が
30種類くらいあるのだそうだ、と。
彼女は、世界最高レベルを誇る中国のリーグで
戦っていた経験がある。
多くの練習を積み重ね、細かい精度を磨く毎日。
そのなかで微妙な部分を修正するために、
その違いを表わす言葉が必要になる。
スポーツをはじめ、どんな文化にも、
専門用語やニュアンスを伝える言葉がある。
微妙な違いに気づき、
レベルアップのために指導者や同僚と共有するには、
言葉が不可欠なのだ。
アバウトな言い方かもしれないが、
「文化の量」みたいなものが言葉に現れているのではないだろうか。
見分けるカギがそこにある気がしてならない。
text by 赤様
先日、イチローが智辯和歌山高校で指導を行った。
智辯和歌山高校といえば、
甲子園の常連校で多くのプロ選手を輩出している。
イチローは、日本のトップレベルの高校生を指導したい
という要望があり、
わずか3日間だが、それが実現した。
高校生はスーパースターの来校に胸を躍らせ、
ここぞとばかりに質問を浴びせた。
イチローは技術面からメンタル面にいたるまで、
丁寧に彼らの質問に答えていた。
ノックでエラーをすると、
当人だけでなくチームみんなでジャンプを20回する、
という罰ゲームがある。
最初はそれを不思議そうに見ていたイチローだったが、
自身がエラーしたときには真っ先にそれを始め、
高校生がそれに呼応するという微笑ましい場面もあった。
僕が印象に残ったのは、
イチローから彼らに送った励ましの言葉。
最終日の練習が終わり、
花束をもらってお別れをする場面だ。
日本的な慣例なら、
偉い人の訓示のようになる事がよくある光景だが、
イチローから出た言葉は、
「ちゃんとやってよ」という、ごく短い一言だった。
なぜそんな言葉なんですか?
とマスコミが問うと、彼はこんなことを言った。
「その一言で、この3日間のことを彼らは思い出すんです」
だから〇〇をすべきみたいな、
ダラダラ長い言葉は必要ないのだと。
なるほど!と思った。
長い説教じみた常套句なんて、かえって印象に残りにくい。
確かに学生のころ、
先生の蘊蓄(うんちく)ある言葉なんてほとんど覚えていないのは、
僕だけではないと思うのだが、どうだろうか。
そんなところまで自分事として考えていることに、
彼の思慮深さを感じた。
text by 赤様
1月17日で、
阪神大震災から26年が経った。
僕は震災の2か月後に現地に行く機会があって、
その町を歩いたのだが、
青いビニールシートばかりの風景を実際にみて、
あまりに酷すぎて何も言葉が出なかった。
と同時に、
僕らは、こういう地殻変動があるところに生きている
ということを自覚した。
僕らが生活しているところに地震がやってくるのではなく、
地震が起こるところに僕らが住んでいるということ。
あとさきを逆転してはいけないような気がした。
僕らが生活しやすくなっているこの場所は、
誰かが整えてくれたものだ。
建物の耐震性も、
大雨の洪水対策も、
災害が起こりそうと警告してくれるシステムも。
経済システムが整うまでは、
人間は自ら食べ物を育て、狩りをし、
暮らす場所を作らなければならなかった。
今、コロナ禍で感じることは、
医療や環境やインフラなどは、
人間が暮らしやすくするために先人が整えてきたものだ。
安心できる社会が最初からあったのではなく、
整えたのだ。
今一度、整う前に遡って、
このコロナ禍という逆境を
再考しなければならないような気がした。
text by 赤様
先日行われた箱根駅伝。
ファンではなくてもテレビで見る方々が大勢いるほど、
もうすっかり正月の一部となっている。
今回はこんな状況のなか、感染防止対策のために、
沿道で応援することの自粛が以前から呼びかけられていた。
「応援したいから応援にいかない」
というキャッチコピーを用意する異例の展開。
TVCMも作り、過去の箱根駅伝の有名選手を起用し、
いつにない告知をした。
その結果、
観衆は昨年の121万人から18万人にと、85%減と発表された。
だがテレビ画面では、
観衆が多いと思えるところもあった。
近所の人や興味本位の人たちが集まり、
群がっていたのだろうか。
それでは感染リスクが高まり、
関係者の努力が水の泡になる可能性があることを、
わかっていたのだろうか。
一方で、
運営側は蜜を避けるために、関係者へ通達を出していた。
関わる人は最小限にとどめるようにと。
それによって、
出場校のチームメイトや選手の家族や恩師が
現地で応援できないという、
見るべき人が見られない状況が生まれた。
運営側は、
「市民の方たちが生活している場所(道路)を一時的にお借りして開催しているので、
あまり強い事は言えない」
という趣旨の発信をしていた。
しかし、そのあり方は一考の余地があるように思えた。
「見れた者が勝ち」という現象が成立してしまうのは、
とても心が痛いことだ。
できればこうした状況が、今後起こらないことを願いたい。
text by 赤様
以前テレビでザッピングしているとき、
フランスの高校生が話していたことをふと思い出した。
フランスの高校では哲学の授業があり、
その学力を図る全国試験もあるそうだ。
日本では、大学で選択しないと、
まず哲学の授業なんて受ける機会がない。
過去の偉い思想家の言葉が、
お笑いのネタやファッションのように扱われているのを何度か目にして、
なぜ日本では、哲学や思想を学ばないのだろう、
という思いがあった。
先日、それを学ぶ理由が書かれた文章に触れる機会があって、
なるほど、と腑に落ちた。
そもそも哲学や思想がなぜ必要なのか。
それは固定観念の破り方を学ぶためなのだ。
固定観念はみんなが信じていて、
信じていることすら意識しないほど常識化しているから、
何が固定観念だということすらわからない。
思想家は、それを見破って新しい考え方を示してくれる。
だから重要なものなのだ。
たとえば「鉱物資源は国家の根幹」と言われる。
確かに鉱物資源を持てない国は、
産業の発展に苦労し国家の力が低下する。
でも、この理解には固定観念が潜んでいる。
エネルギーが乏しくても、
世界に存在感を示す元気な国はたくさんある。
経済成長は右肩上がりでなければならないというのは、
本当なのか?
経済が横這いでも、普通にみんなが生活していける社会というのは、
本当に作れないのか?
浪費中心の社会でなくても、
経済が循環するような構造って出来ないのだろうか?
固定観念を破り、誰も気づけなかった考え方を提示して、
その手法を学ぶために、
また社会に新しい価値を気付かせるために、
哲学は参考になるのだ。
政治に一貫性がなかったり、
自分の意見を持っていないと言われたり、
ひとつのニュースに寄ってたかって騒いだりする、
という特徴が日本人にはあるように思うのだが、
それは、こういう事を学ぶ機会がないから、なんて気がするのだ。
text by 赤様
来年に延期されたオリンピック・パラリンピック。
既に海外から来日している選手がいる。
南スーダンから来た5人の陸上選手とコーチ。
国内が内戦のため情勢が不安定で、
その難を逃れるため11月に来日。
今は前橋に滞在し合宿をしている。
本来ならこの夏に開かれるはずだった、
オリンピック・パラリンピックに出場し、
帰国するはずだった。
しかしコロナの影響で延期になり、
1年滞在が延びた。
そんな彼らの状況が何度か報道されると、
ふるさと納税で賛同者が増えた。
他にも、日本各地から支援の申し出があった。
この7月には、前橋市が来年の夏まで支援を継続すると、公式に発表した。
今後の滞在費はふるさと納税を中心に、
引き続き支援を募る必要はあるが、
後ろ盾が出来たことを考えると、彼らの安心感は計り知れない。
月日を重ねて、彼らは少しずつ日本語を覚えてきていて、
地域の方々と交流も増えた。
日本の生活にも馴染みつつあるようだ。
選手である以上、練習環境も試合出場も大切だ。
コロナ禍ではかなわなかった大会出場だったが、
7月には県の大会に出場できる機会があった。
先日も「国公立大学対抗」という、
大学生のための大会にご厚意で出場できるという幸運もあった。
遠く離れた異国で、
彼らを支えようとする輪が出来ていることが素晴らしい。
こんな交流、
もっと広がってもいいと思う。
text by 赤様
マラソン大会の中止の波が止まりません。
コロナの感染拡大防止の対策をとったスポーツが
徐々に再開されていますが、
マラソンはその流れに乗れずにいます。
同じように道路を使って開催する駅伝も、
開催の目途がなかなか立たない状況です。
10月には箱根駅伝の予選会が立川で行われますが、
自衛隊の駐屯地の中だけで行うという異例の措置になりました。
入場口を設ける事が出来ないロードレースでは、
沿道の観戦者のコロナのコントロールをすることが難しい。
また、観戦者を誘導する係員も、蜜状態が懸念されるなど、
様々な問題があるようです。
そんな状況を見かねた愛好者たちが、
独自にマラソン大会を計画中とのうわさを聞きました。
自動車レースを開催するサーキットを貸し切るのだそうです。
それなら、入場者の制限が出来て、
なおかつ、沿道の係員も必要ない。
なるほど good idea!
やっぱり、やる気のある人は、
どうすれば出来るのかを考えていますね。
マラソン大会の多くは、自治体が主催です。
その自治体がコロナに抗って積極的に大会を開こうとするとは、
到底思えません。
いつも新しい波を起こすのは、
やる気のある人たちの熱さと、取り組む物事への愛情です。
この閉塞感を打破していくのは、
そういう意思に尽きるのではないでしょうか。
text by 赤様
「オリンピックはできないでしょう」
という意見をよく耳にします。
でも一方で、
「オリンピックはやったほうがいい」
という意見も最近になって聞くようになりました。
コロナの感染者数が増えてきているなか、
これはどういうことなんでしょう。
スポーツの多くの大会が中止になっていますが、
やる気のある主催者側からは、
開催するときの安全管理の基準をもっと高くしてほしい、
という要望が多いそうです。
どういうことかと言うと、
より難易度の高い対策をすることにより、
「ここまでやってます」という説得力が欲しいのだそうです。
そんなイベントの最上位に位置するものがオリンピックで、
そこでの対策やノウハウが蓄積できれば、
それが広く様々なところで生かせるだろう、
ということらしいのです。
withコロナの状況下でのソリューションを、
資本や人手や英知が注がれるオリンピックを使って構築しよう
というのが狙いなのでしょうね。
また一方で、
各国の交流や、人の往来が減ってしまっている状況も
無視できない懸念材料です。
経済的な結びつきや、文化的な交流は、
国際間での友好の基となるもので、
貿易も観光もそれに影響されています。
少し飛躍しますが、戦争が起こらない方法論として、
スポーツと科学と文化の3つが国を越えて繋がっているときは、
最悪の状態にはならないんだそうです。
それを当てはめてみると、
今の状況が危ういと言えなくもないのだとか。。。
オリンピックを準備するということは、
そうした新しい社会のモデルづくりも担っている。
そう考えると、
簡単に否定するのは、好機を逃してしまうのかもしれません。
text by 赤様
「コロナのワクチン開発は日本では難しい」
先日そう言うことを聞きました。
技術立国の日本で、それはウソでしょう?と思うのですが、
どうやら技術的な問題ではなさそうです。
薬は、臨床試験を経ないと認められませんが、
その被験者が1万人ほど必要なのだそうで、
発症している患者数が足りないのがその真意のようです。
アメリカでは、
コロナのワクチン開発のために、
ボランティアを募集しているそうです。
その臨床試験のために、
ボランティアに被験者になってもらうためです。
ワクチンを投与された後、
100%感染する環境に身を置くのだそうで、
なんか、これって非人道的なんじゃないか
と思ってしまいます。
でも、ノーベル賞受賞者をはじめ多くの科学者が、
その趣旨に賛同していて、
正当な実験と認識されているのです。
そういう世界なんですね。知らなかった。。。
驚くのは、そのボランティアの募集に、
なんと3万人以上が応募しているそうで、
ホントに信じられません。
被験者が足らないが故に、
「協力してもらえませんか?」と言われてたら、
どうしますか?
ちょっと躊躇しますよね?
text by 赤様
2020年7月24日20:00。
本来なら、
この時刻に東京オリンピックの開会式が始まる、、、はずでした。
スポーツの世界では「たられば」は言ってはいけないのですが、
この非常時ではどうしようもありません。
1年後でも開催されるかどうかは不透明で、
オリンピックがなければ生きている意味がない
とまで思っている僕には気が気でなりません。
いや、僕のことは置いといて、、、
最も苦痛な思いでいるのは、他ならぬ選手だと思います。
審判、競技役員、コーチ、トレーナー、マネージャー、医師、
ボランティア、通訳、マスコミ、スポンサーサプライヤー、国賓公賓などなど、
選手や観客以外にも、
世界中からやってくる人は大勢います。
たとえ日本国内が落ち着いたとしても、
どうなるかわかりません。
また、
アフリカなど医療体制が十分ではない地域の状況が芳しくないと、
そこからの者の入国をどうするのか、
入国後2週間はどこかに隔離するのか、
などなど課題は山積です。
こんな状況になるとは、
半年前までは誰も想像していませんでしたよね。
社会の様々な事柄が急激に変わり、
数か月先も見通せない今日では、
1年後を想像することはとても難しい。
でも、スポーツだけでなく、音楽や芸術など、そういうものは、
人に夢や希望や感動をもたらしてくれるものであり、
また、そういうものに真摯に取り組む人を、
僕は放っておけないのです。
難しい状況が続きますが、
そういう人たちを応援していきたいと僕は思います。
text by 赤様
蒸し暑い季節がやってきました。
マスクはちょっとつらいですね。
むかしむかし、欧州では、
仮面をつけて催しに参加する風習があり、
様々な仮面が作られました。
マスクに馴染みがなかった欧州の人々が、
このコロナを機に身につけはじめましたが、
彫が深く鼻が高い顔を覆うようなマスク姿を見ると、
僕はその仮面を想像してしまいます。
そのうち、それを逆手にとって、
仮面のように魅せるマスクが登場するのではと、
密かに思っています。
オペラ座などのお土産に、
なんてことにならないとも限らない。
日本でもこれだけマスク生活が続くと、
そういうモノが市場に出てくるだろうな、と想像しています。
あ、もう出てきてますかね???
東急ハンズやドン・キホーテのバラエティグッズ売り場が、
マスクだらけにならないかなと、
ちょっと期待しているのです。
そんな販促に対する根性は、
得意ですよね。この国は。
なぜそんなことを思うのかというと、
やはりあの色やカタチが、
極めて無機質で実用性重視だからです。
絆創膏だって、様々な柄がありますよね。
いろいろデザインが描かれて、
ささやかながらも明るい雰囲気を漂わせる。
そういうのも悪くないと思うのです。
マスクという縛りがあるのだから、
せめてそれくらいのゆとりを持ちたいものです。
text by 赤様
先日、ブルーインパルスが都心の上空を飛びました。
数日後、全国で夜空に一斉に花火が打ち上がりました。
どちらもコロナの最前線で戦っている医療従事者に、
感謝と敬意を伝える事が趣旨ですが、
それとともに、stay home で単調な日々を過ごしている僕らにも、
笑顔をもたらしてくれるものになりました。
特に、花火の取り組みは、
なんか、これだけでドラマになりそうだな、
と思いました。
全国で相次いで大会が中止になるなか、
若手の花火師たち11人が中心となって、
こんな状況で花火で何か出来ないかと企画されました。
花火師の粋な取り組みです。
4月上旬からテレビ会議などで話し合いがもたれ、
その意志に賛同する者がどんどん増えていく。
その数、47都道府県で160以上。
すごい経緯です。
ブルーインパルスにも花火にも、共通するのは、
空を使った取り組みであったことと、
人々に上を向かせたことで、
僕はこれに感心しました。
マンガやドラマでよくあるシーンですが、
登場人物が自身の気分を上げることだったり、
新たな事に取り組もうとするときに、
上を向いてセリフを言うことがあります。
これは、自身の気持ちを切り替えて、
次に進むことの象徴のような気がするのです。
また、空は誰もが見ることができ、
多少距離があっても対象を探せます。
機器の違いやインフラなどに制限されません。
そう考えると、素晴らしい媒体とも言えます。
ワクチンや治療方法の確立には、
まだまだ時間がかかります。
でも、それに屈することなく、
上を向いて、顔を上げて過ごすことは意識したいですね。