民度

text by 赤様

ラグビーW杯が盛り上がっています。
開催地のフランスには、
日本から多くのファンや記者たちが、
訪仏しているようです。

現地に行った記者さんの話しを、
ラジオ(ポッドキャスト)で聞いていると、
運営に対する不備がたくさんあるようで、
ムムムム、、、となっているようです。

時刻表に出ているバスが来ない。
宿の予約が無効になる。
打合せ会場や時間が急に変更になる。
などなど。。。

海外のお土産話しとしてよく聞く事柄ですね。
僕らも遭遇しかねないトラブルです。

だいたいそういう事態で文句言うのは、
日本人か南米系の人たちが多いんだそうで、
現地の人たちはもう慣れた様子で微動だにしない。

その記者さん曰く、
「あちらの人たちは、
仕事するのが苦手なんじゃないか」と諦め顔。
それに比べて、
日本で開かれた前回大会は、
ホント行き届いていて素晴らしかった、と。

でもでもでも、、、
そればっかりではないようで、
あちらの人のいいところはちゃんと評価しています。

人としては、ホント親切でいい人が多いと。
おそらく仕事を離れたところでは、
ポジティブで器量のある人たちなのでしょう。

大きな荷物を持った華奢な女性に手を貸す男性を、
日本でも見かけますが、
普通の成人男性が大きな荷物を抱えてても、
手を貸そうか?と、気を使ってくれるそうです。

横断歩道では、車はほぼ止まってくれるし、
エレベーターでは誰でも挨拶してくれるし、
子どもやお年寄りに対してはちゃんと譲り合いがある、と。

その記者さん曰く、
仕事には首をかしげることが多いけど、
民度は高いので、
街にいてもとても気分がいいと。

日本では無関心や不寛容が最近目につきますが、
それがいい場合もありますが、
やっぱりあまり温かみを感じない。

社会や他人に対する考え方が少し違うのかな、
なんて思います。



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このページは、cmemberが2023年9月29日 09:00に書いたブログ記事です。

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