2007年12月アーカイブ

猪は猛進したか・・・

text by 赤様

なんか実感がないまま、年の瀬ですね。
師走もあっという間。1年もあっという間でした。
皆さん、よいお年をお迎えください。

ところで、皆さんのこの1年はどうでしたか?

振り返ることなんか、いつでもできる。
だから今のために、未来のために、前を向いて突っ走る。
猪突猛進。
「俺は過去なんか振り返らないぜー」

なんて、まさに猪年らしく格好良くいけたらいいんですが、
振り返らないと、自分の良いところも悪いところも見えてこないし、
それを整理しないと前に進めないものです。

ってなことで、
僕は今年は、新しいことに挑戦するより、
今までやりかけていたこと、
やるべきだけど手をつけられなかったことに目を向け、
足元を固めなおそうとした年でした。

だから、振り返ると「これ」と言った特筆すべきことが
何も浮かんでこないのです。
でも、そういう建物で例えると基礎みたいなところにも、
たまには目を向けないと、高い建物は建ちません。

そういう意味では、
そのことに関しては猛進できたかな・・・、と。
その基盤は作れたかな・・・、と思います。

そして、今年出来たこと、出来なかったことを踏まえて、
除夜の鐘を聞きながら、来年のことを考えます。

ゴ~~~~ン。

年末とは思えない

はじめに・・・

すみません。ブログ書くのを忘れてました。
1日遅れです。
僕は結構面倒臭がりなのでCFブログこそは漏れないようにしようと思ってたのに・・・
気をつけます。

つーか、もうなんだかんだで28日ですか・・・
いやー今年もいろいろありました。
あと4日ですか・・・あーそうですか。
僕の机周りはもうすぐ年明けとは思えない荒れっぷり。
今年はもう”4巻からなる伝記”のページをめくることはなさそうです。
バナナ黒酢の賞味期限は6月16日です。
あと半年だ!

先日、友人達を我家にご招待しまして、お持たせパーティーを開催いたしました。
約1週間前にどうしてもお持たせパーティーがやりたくなり、思い立ったその勢いで
友人達にmailを一斉に送り、協力者を募集。
レスポンスのいい人々から気持ちのよいお返事。
1週間かけて、人が呼べる状態になるように荒んだ家の中を少しずつ片付けました。旦那さんが。。。
当日も早起きして、ミネストローネ作り、掃除機をかけて、パン屋さんで焼きたてパンを買い、
予想外に、旦那さんが帰って来たので、飲み物の買い出しに行ってもらい、、、、、、、
そんなこんなで、お客様がいらして、パーティーです。

おもたせ.jpg

みんなの気の利いたお持たせに感動でしたね!
楽しかった〜
これで強く思った事は、もっとパーティーが出来る広いキッチン&リビングがあるお家に引っ越したい!
これが来年の野望です。ムン!
2007年の我輩のblog更新はこれが最後になります。
本年もご愛読有り難うございました。

!Feliz Navidad!y!Feliz ano nuevo!

ども、3号です。
いやあー
みなさんメリークリスマス!
今年も残す所、あとわずか。
この一年はいかがでしたか?
充実してましたか?
今、このブログの1年分を読み返していると「あー、そんなこともあったなあ。月日が経つのは早いなあ」と
感慨深げになります。

成長したかなあオレ。
一年前に誓った2007年のテーマは「スキルアップ!」。
いくつか壁は超えたような気もするが、まだまだ、足りないなあ。
何が足りないのだろう、と思ったときに。
友人が行っていた言葉を思い出した。
「デザインとは、人と人とのつながりだ!。コミュニケーションなのだ!」
なるほど!それだ!と思い。
2008年のテーマは「コミュニケーション」に決まりそうです。
「青年よ、マウスを捨て、街に出よ」
「腹出すな、アイディア出せ」

それと、個人的な目標は、運動不足をどげんかせんといかん!
ということで、
来年も、ワンダーズをよろしくお願いいたします。

by 3号

私がおじさんになっても

text by 赤様

かれこれ10年くらい前の話し。
日本でプレーしていた当時25歳のイチローが、
少年野球教室で教わりに来た小学生に「おじさん」と言われた。
25歳で、である。
小学生からみたら、25歳はそんな年齢なのか・・・。
そんなことを、フイに思い出した。

「おじさん」(または「おばさん」)と言われると、
あまり年齢を気にしていない者でも、いい気はしないと思うが、
振り返ると私の場合、
戸籍上の年齢があがっていっても、
自分の意識がそれに一致していないことに気付いた。
『今年も、いつの間にか12月なんだね』
てな感じに近いのだ。
意識のなかでは、マイナス5歳くらい。

で、例えば親戚の集まりなんかがあると、
甥っ子や姪っ子の成長に驚き、
久しぶりに会った叔父や叔母の老け具合を見て、
最初は、その変わりように驚いたのも束の間、
実は自分も同じだけ歳をとっていることに気付いて愕然とする。

誰もがそうなのか、聞いてまわったワケではないが、
おそらく、自身の意識と、実年齢とに明らかなギャップがある。
そんなように感じている方、多いんじゃないでしょうか?

でも、時間に対する感覚が麻痺しているのでもなく、
そんなに年月が経っているはずがない、という願望でもなく、
単に公私ともにやらねばならない自分の社会的責任をこなすあまり、
自分の成長に目を向ける余裕がなかったり。
学生のように、1年先輩だ、後輩だということが、
あまり意味を成さなくなったり。
もしかして、そんなことが原因なのだろうか?

そんなことが根底にあるから、
それらの複雑に絡み合った思いが、
まだ、それらを味わっていない者から
「おじさん」「おばさん」と言われるとシャクに思うのだろう・・・
などと考えたりする。

以前、♪わたしがおばさんになっても~
という森高千里の歌があった。

学生のころより、社会に出てからの方が、
明らかに時間を気にして毎日を過ごしているのに、
年齢を重ねている感覚だけが希薄になってくるのは、どうしてなのか?

私がおじさんになっても、この謎は解けないかもしれない。

もう年末です。・・・・・・


なんだかあっという間に12月。
来年は平成20年ですか。
月並みな話ですが、5、6月ってついこないだのように感じます。


うんうん。おっしゃる通り。


さてと、、世界のみなさんおつかれさまです。どこの国も年の瀬は忙しいのでしょうか。


二週に一度の持ち回りの流れでいくと今年最後の投稿になります。


今年も色々ありました。。
みたいな感じで振り返る余裕もなくあれもやってこれもやってそんでもってあとこれやってあそうだあとこれもやんなきゃそういや忘れてたこれやってないじゃんやんなきゃやんなきゃ。やってもやっても次から次へと。。とまあこんな感じで。
言い過ぎですかね?営業部のみなさん嫌みに聞こえたらごめんなさい。


去年の今頃、我が家は出産直前でさらに忙しくって大変だったんですけど。
思えば出産日の前日は何故か仕事が空いていて昼くらいからボーとしてたんですよ。
そしたら「今夜産まれるって」なんて電話が義母から連絡がきたりして、「いよいよか〜」なんて父親らしいこと思ってみたりして。
定時ダッシュで病院に駆け込んだけど産まれる気配はまったくなくて、なんだよなんて思ってたら、1、2時間もしたら痛い痛い言い出してあっという間に分娩台。結局産まれたのは日付変わって深夜1時頃だったんですけど。始めて我が子を見た時はなんとも言えない感動でした。


それから一年、仕事に家庭にと忙しい毎日でしたけど、いろんな人に感謝感謝で今年も一年ありがとう。


なんだ振り返る余裕あるじゃん。
でももっとしみじみ振り返りたいんですよね〜今年は。
ボーと出来る一日ないですかね〜。

モテキャラ

お笑い芸人の柳原可奈子さんは太ったキャラでは
同性の女性から「モテる」タレントらしい。
この「モテる」分析は詳しくはわからないが、
最近にはない面白い現象だと思う。

そういえば、このような芸人さんでボクの好きな人に
ホンジャマカの石塚英彦さんがいる。
ダジャレのセンスがかなりいいと思う。

そういえば・・・
こんな現象は実は日本だけじゃない。

あまり見ることのない韓国ドラマで、
数年前にヒットしたドラマがある。
女優でタレントのキム・ソナ演じる「私の名はキム・サムスン」
というドラマだ。
このドラマ、30歳になって独身、しかも就職できないという状況に加えて、
付き合っていた彼に振られるところからドラマは始まる。
このキム・ソナの演じるキム・サムスンというキャラクターが
ドラマの中で自分でいうには「デブで年増の女」なのだが、
ズケズケものを言い、強烈なキャラクターでもある。
その反面、まるで「キム・サムスン語録」とでも言いたくなるような
蘊蓄のある台詞が飛び出すのだ。
見ていて痛快で、またこのキャラクターがとてもチャーミングだ。

そんな訳で、儒教の国・韓国では同世代の女性から支持され
大ヒットしたようである。

2008年は新たなるキャラクターがヒットするのだろうか。
楽しみである。

text by 赤様

岡田武史氏がサッカー日本代表監督に就任した。
オシム監督が脳梗塞で倒れての、その後任だ。

オシム監督は、国際サッカー連盟の会長が直々に「お見舞いさせてくれ」と言うほど、
欧州においては抜群の知名度を持つ。
出身地の旧ユーゴスラビアが内戦のときに、同国の監督を務めたのは世界的に有名だ。
6つの共和国、5つの民族で構成されるその連邦国家のなかで、
内戦の泥沼化とともに高まった民族意識がサッカー界にも波及した。
だが、「わが民族の選手を代表チームのレギュラーに」という圧力が、
軍部の言いなりになったメディアとともにオシム監督に襲い掛かっても、
彼は自分の信念を貫き通した。
自身や家族の命が危険にさらされる可能性があったにもかかわらず。
それほどサッカーに対して情熱を持っている人物だ。

おそらくそのことを知っているであろう岡田監督は、就任会見でこう述べた。
   「オシムさんがこのような形で
   日本代表の監督を続けることができなくなったというのは、
   サッカー仲間として、監督仲間として、非常に心が痛む」
と、任期途中で交替した無念さを察した。
だから、就任時の恒例行事である、
笑顔で川渕会長との記念撮影や、高級ボールペンでの調印式をせず、
オシムさんへの配慮を見せたと言われている。

また、岡田監督自身については、
   「よく『人生はわからない』と言うが、
   一週間前には、自分が監督に就任するとは考えてもみなかった。
   考えれば考えるほど、引き受けられないなという気がしていたが、
   何か、これはやらなければいけない、これはトライしなきゃいけない
   という気持ちが沸々と沸いてきていたので、やりますということで返事をした」
と、決断の経緯を語った。
相当に悩んだことが伺える。

何か未知のものに取り組もうと決断するとき、不安要素は必ずあるものだ。
そのことに自分自身のなかで折り合いをつけるか、納得をさせると、
人間はそれに対しての行動へと移せるものだ。
だが、その心の変化を、頭の中の整理を待っていては、
ときに機を逃してしまうこともある。

長い人生には、自身の分岐点とも言えるほどの重大なことを、
瞬時の判断のみで決めなければならない事もありえるのだ。
そんな状況に対処するには、ネガティブな要素が存在していても、
それにあえて目を向けずに決断しなければならないこともある。
岡田監督はそう訴えているように僕には思えた。

後に「ジョホールバルの歓喜」と語り継がれる1997年のフランスW杯予選。
本大会出場を決めたときに、真っ先に歓喜の輪の中に走っていったのは岡田監督だ。
ネガティブな要素を乗り越えたとき、
その人にしか味わえない、計り知れない歓びが待っているのだろう。
走っていく姿が何よりもそれを語っていると、今、振り返るとそう思う。

僕はオシム監督が好きで、彼が倒れたことも、監督を降板せざるをえないことも、
とても残念なことだと思っている。
だが、岡田監督のこの心意気に期待してみようと、そのときそう思えたのである。


※就任会見の発言は、日本サッカー協会ホームページより抜粋。

※この記事に興味のある方は、
 2006年06月29日付けの『次期日本代表監督候補 イビチャオシムという人物』
 (URL : http://d1011639.hosting-sv.jp/cforce.co.jp/blog/images/5/1/index.html の中段くらい)も、
 併せてご一読を。

もう年末です。

なんだかあっという間に12月。
来年は平成20年ですか。
月並みな話ですが、5、6月ってついこないだのように感じます。

なんかネタないかとネットみてたら
今年一年を漢字1字であらわすと
「偽」だそうです。
日本漢字能力検定協会が一般公募から選んだそうですが。

白い恋人や赤福など食品の品質表示の偽装や、
ボクシングや相撲など
また、今年は中国で○ッキーの偽装遊園地が発覚しました。

白い恋人とか赤福が非常に好きだった私は残念でなりません。
昔友人が旅行のお土産に4箱くらい自分用に買ってきていたのを
なんだかんだごまかして全て食ったおぼえがあります。

今年は段ボール肉まんなるものもありました。
今ではそこに目をつけて肉まんを段ボールのケースに入れて販売しているものもあるみたいです。

が、しかし僕が食べてみたいのは”キン肉まん”です。
牛丼味だそうです。
それしか知らないんですが、
どこで売っているのだろうか。

住所がない!って考えたことはありますか?
私はないです。だって当たり前過ぎて考えが及ばない。
世界には、統一された住所が存在しない国は結構あるようで。

中米のコスタリカの手紙には…
"ティバス墓地から南へ200m、西へ300m、線路を渡った白い二階建ての家"
などと住所の代わりに書かれているそうです。
コスタリカのメイルマン達はこれくらいのアバウトな情報を頼りに配達をするため、
郵便物が届くまで平均で9日かかり全体の5分の1(多過ぎでしょ)は住所不定で届かないとか…

そんなコスタリカにも2年以内に住所システムの導入を目指しているそうですが、
そういった動きに対してノスタルジーが失われることを憂慮する声が聞かれるあたりは
”豊かな海岸”という意味の国名を持つ、のんきでまったりなコスタリカらしいところです。

ちなみに、
コスタ・リカ(Costa Rica)は、正式名称を「コスタ・リカ共和国(República de Costa Rica)」といい、中央アメリカの国である。首都はサンホセ。北にニカラグア、南東にパナマと国境を接しており、太平洋とカリブ海に面している。 コスタ・リカは、1948年に世界で始めて憲法の定めるところによって軍隊を廃止した国である。_Wikipediaより

人の心を読めるか、探偵じゃないとね(笑)……と、ベテラン配達員は語るのでした。
我が社なら、『神田警察署から北へ約100m、西へ約80m。半分ガラス張りの7階建てのビル』ですかね?

本文は、COURRIE JAPONがネタ元です。

ども、3号です。

僕が以前、綾瀬に住んでいたときに結成された「綾瀬会」なるものを今でも毎月、行っています。
「綾瀬会」とは、綾瀬に住んでいるデザイングループTディレクター(以下、Tディレ)と、
IPグループのKさん(以下、Kさん)と僕と3人で毎月綾瀬の店で集まり飲む、ぐだぐだ飲み会のことです。

3人とも綾瀬に住んでいたので、夜の12時を回ってから集まることもしばしば、
土曜の仕事帰りにその場の流れで集まることもできるのです。
終電なんて気にせず、心行くまで飲み満たされるひととき。

先週、とうとう出張「綾瀬会」をおこないました。
ホームグラウンドの綾瀬を出、場所は町田。デザイングループのKTディレクターのお家です。
千代田線と小田急は繋がっているので仲間ではないか、ということになり、、、いきました。
しかし、、、、遠かった。。。

綾瀬会の長男Tディレは野望を語る「今後も綾瀬会をグローバルにするために活動を地道に拡大していくのだ」
次に綾瀬会がお邪魔するのはあなたの街かもしれない!

by 3号

ヒントは身の周りにある

text by 赤様

毎日、仕事でも日常生活でも、それなりにいろんなことがあって、
それぞれの事が思っていたように出来たり出来なかったり。
そのたびに一喜一憂したり。
そう考えると、日々、自分に対しての戦いのようで。

でも、すごく大事なことでも、ほんの些細なことでも、
少しずつでもいいから成長したいと思う。
自分に対して思っているイヤなところ、
自分が原因で自分自身に負荷になることは、
少しずつでも無くしていきたい。
それにはどうすればいいのか。
そのヒントは身の周りにある。最近そう思う。
だからって実際にはそんな簡単に見つかるものではない。
でも、要は気付けるか気付けないかの差、なのだと思う。

気付くということ。
それには、ゆとりを持っていないとダメ。
本を読んでるときや、人と会話しているとき、またはTVを見ているとき、
ふとある言葉が心に引っかかって、
それが、以前から思っていた自分のネガティブな部分を
解決するヒントになったりすることがある。
そんなことってない?
そういうときは、必ず心にゆとりがあるときだ。

他人や、自分自身や、事態に対して怒り心頭していたら、
絶対に見えるものも見えない。
もう盲目状態。
だから、そうならないよう心がけている。
そうなったら負けだと思っている。
いや、そうならないようにしているつもり。
そうできないときもあるけど。
・・・。

いつも笑顔を作っているつもりの自分だが、
正直に言うと、ときにはゆとり(または冷静さ)を保とうとして、
作り笑顔をしているときも無いワケじゃない。
でも怒ったところで、何かが解決するワケじゃないし、
現状の力で他人に勝っても、
決して、なりたい自分に近づくわけじゃない。
だから笑顔が必要なのだ。
それが、いろんなことに気付くための近道だと思うから。

週末の話

おつかれさまです。ワンダー4号です。


赤様、100回突破おめでとうございます! 


さて1、前回の「1」の形のケーキネタ、コメントくれた方々ありがとうございます。
そう、作るのいいですよね自分で。一番いいです。
その他、こんなお店があるよと教えてくれた方々、書体は何がいいかと余計なことまで心配してくれてみなさんありがとう。

でも結局、週末、ごくごく普通のケーキを予約してしまいました。
飽きっぽいんですよ夫婦そろって。。最終的になんでもいいやと。食えりゃいいやと。
家から一番近いケーキ屋で済ませました。




さて2、先週末は、CF社員を中心としたメンバーでやっております。フットサルチームの定例練習が久々あったそうで。僕は不参加だったんですけど、先月入社の「ONIKING」さんも早々にデビューされたそうで、なんでも空手の有段者らしくボールを使った足技はぼちぼちですが、ゴールキーパーをやらせたら凄かったらしいです。
至近距離で手やら足やらが自分めがけて飛んでくるのに比べたら、ちょろいもんらしいですね。


GKが長い事実戦で通用する人材がいなかったので、これで決まりましたね。守護神が生まれた今こそ、さあ、大会出ますよ大会!夏場なんか、立ってるだけでやっとこなんだから、寒いくらいのこの時期に是非大会デビューしましょう。




さて3、先週末金曜日なんですが、いろいろ横やり的な仕事がちょいちょい入りまして、空手部でもない自分には、まったくもってよけきれず、本来やるべき仕事がはかどらず、終電を逃してしまったのですよ。。
まあたまにはあります。クリエイティブな仕事は時には時間にルーズなんです。
で、結局2時くらいにはめどが立ったんで、さてどうしようかと。


会社で朝まで寝ようか、いきつけの漫画喫茶でエンジョイしようかと迷っていたんですが、どうも休み前にテンションがあがってしまって、
悩んで出た結論が


「てゆうか、歩いて帰ればいんじゃね」


とわけのわからん思考でわけのわからん結論に達してしまいました。
家まで多分、60〜70キロくらいはあると思うんですけどね。
もう、テンションあがちゃって。「いけるいける。今の俺ならいけるよ」みたいな。。
(いけねーよとつっこむ相手もおらず)
でとりあえず、災害時の予行練習も兼ねて、3時くらいに会社を飛び出したんですけど、無理でした。さすがに。
15キロくらいは頑張ったんですけど、結局7駅分(荒川手前)で電車に乗り込みました。


負け犬です。
疲れました。


でも、暗闇から朝日の光が徐々に出てきて、澄んだ空気がなんとなく気持ちよかった。
いつか家まで歩いてやるぞと心に誓って、電車に乗り込み眠りについた。
そんな週末でした。

「音楽は、常にその時代の気分を伝えてくれます。」
実はこれ、いま政治家として活躍している、
田中康夫氏のエッセー「ぼくだけの東京ドライブ」の書き出しである。

ボクも本当にそう思う。

ボクの持っているこの本は、中央公論社の文庫版だ。
オリジナルは同社の「たまらなく、アーベイン」(昭和59年)で、
これに一部加筆し、改題したものがこの文庫だ。

この文庫は昭和62年発行なので1987年、今から20年ほど前の発行だ。
80年代前後の音楽を交えながら、ドライブのシチュエーションや
当時の風俗などを書いている。
ボクは当時クルマなんて持っていなかったので、どちらかというと
レコード・ガイドとして読もうと思って買った記憶がある。
もうすっかり紙ヤケして年代を感じさせるが
今でも手放せない文庫本のひとつだ。

この前に田中氏は、「なんとなく、クリスタル」(1980年)が大ヒットして、
当時の流行語にもなった作品を残している。
翌年には映画化され、主人公をかとうかずこさんが演じている。
(東国原英夫宮崎県知事の元奥さん。)

さて話は「ぼくだけの東京ドライブ」に戻ろう。

この本の中では、当時の気分を反映したような音楽が
数多く紹介されている。

そのなかでボクも聴いていた(あるいはレコードも持っていた)主なもの・・・
アレッシー/ジム・フォトグロ/ブレンダ・ラッセル
ステファン・ビショップ/シーウィンド/ニール・ラーセン
シャラマー/リー・リトナー/クリストファー・クロス
ロビー・デューク/マイケル・マクドナルド/パティ・オースチン
ザ・デュークス/アンジェラ・ボフィル/デニス・ウィリアムス
ピーター・アレン/マイケル・フランクス/マイケル・ジャクソン
ポール・デイビス/ロビー・デュプリー/ルパート・ホルムズ
ビル・ラバウンティ/ニック・デカロ/ボズ・スキャッグス
・・・・まだあるけどこの辺で。

当時これらの音楽の大半は、アダルト・エリエンテッド・ロック(APR)や
アダルト・コンテポラリー・ロック(ACR)などと呼ばれ
当時20代のボクのような年代に良く聴かれていた。
パーマネントのバンド形式のアーティストのレコードというより、
スタジオミュージシャンがバックを固め、プロデューサーの元
アーティストが自分の世界観を展開するという形式だ。

一時の流行だったが、7〜8年前位にもまた再流行して、
廃盤だったレコードが随分とCD化されたりした。
若い世代の購買層もあったとは思うが、大半はボクらのような
当時を振り返りたい層だと思う。

今ではその再流行も一段落したようだ。

でもね。
先ほどのアーティストの名前を見ているだけで、
やっぱりその歌声や演奏が蘇ってきて、それと見事にリンクして
当時の思い出がデコードされ、そのディテールも思い出したりする。
もう思い出になってしまったことばかりだけど、
冒頭に引用した田中氏の言葉のように
「音楽は、常にその時代の気分を伝えてくれます。」というのが
実感できるのだ。
80年代の気分を象徴するような音楽達があって、ボクは幸せだと思う。

これだから、ボクは音楽を好きなのかも知れない。
聴いているその時の楽しみとは別に、時間が経ってからも違った楽しみ方ができるのは、
音楽が持っているもうひとつの特性じゃないかと思う。
これには世代ということに関係なく、どの世代にもあるんだと思う。

残念ながらこの本、現在では発売はされていないが、某大手通販サイトで
中古でなら入手可能だ。
ボクと同世代の方々なら、音楽だけでなく、当時の風俗なども読みとれて、
興味深いのではないだろうか。二度おいしい本だね。

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