暖房効果

text by 赤様

寒さが苦手で、
早く冬が終わらないかなと思ってる日々。
そんな寒さを凌ぐ手段として、
自宅の窓の内側に防寒対策をした。

宅急便の段ボールに入っているプチプチを大量に買ってきた。
外が見えなくなるのはイヤだったので、窓には貼らず、
それを丸めて空気の層を作った。
ダウンジャケットが暖かいのは、
空気の層になっているからで、その考え方を頂戴した。

なんとこれが効果抜群だった。
エアコンの設定温度を変えずに、
室温が1.5度ほど上昇した。
また、夜に帰宅したときの室温も以前より高くなった。

それに気を良くしたので、
今度は玄関の内側にも、
対策をしようと思っているところである。

そんな折、
日本では低体温症で亡くなる人が多い、というニュースを聞いた。
その数、全国で1000人以上。
その多くは在宅時で、
日本の家は寒いと位置づけていた。

WHO(世界保健機関)が推奨する室温は18度だそうで、
国土交通省の調べによると、
その平均を上回っているのが4都道府県しかなかった。
しかも最も暖かいのはなんと北海道。

日本の住宅は、これでいいのか?と思えてくる。
極寒のイメージがあるカナダや北欧は、
家の中だけを比べたら日本より暖かいと言えるのだ。

日本にもちゃんと防寒対策をした住宅が多ければ、
低体温症だけにとどまらず、
おそらくエネルギー問題や温暖化問題も、
もっと改善するのではなかろうか。

北風に煽られる木々を見ながら、
そんなことを考えるのである。



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このページは、cmemberが2024年1月19日 09:00に書いたブログ記事です。

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