text by 赤様
前回、
普通の公立高校の甲子園出場のことを書きました。
そのとき、こんな疑問がふと湧いてきました。
出場するとなったら、
生徒や関係者はどんな準備をするのだろうと。
常連校ならノウハウがあります。
関係者は事前に想定をしていると思うのです。
でも、ノウハウも経験者もいない初出場の学校には、
かなりたいへんな事でしょう。
出場決定は、大会の1か月半前。
およそ40から50日で全ての準備をすることになります。
誰かから聞いたわけでも、関わったわけでもなく、
あくまで想像の範疇ですが、
ちょっと考えてみようと思いました。
出場選手や監督は、
移動費用や滞在費などの費用が主催者から支給されますが、
控え選手やサポートの人たちやその父兄、
応援に駆けつける在校生や卒業生は、
自分たちでまかなわなければなりません。
そのための資金の確保は最も重要な事柄です。
卒業生や在校生には寄付の要請がくると
某強豪校の友人から聞いたことがありますが、
最近ではクラウドファンディングを活用する例も多いようです。
現地に応援に行く参加者の募集を含め、
その応援ツアーの手配も必要です。
学校の内部でも、
吹奏楽部の曲目の選定・練習、
チアリーダーの振り付け考案と練習、
応援団長の選定、
応援グッズの注文・手配、
スタンドでの応援団の配置決定、
応援部、吹奏楽部、チアリーダーとで
試合状況による動きのすり合わせ、
などなど。
これってホントに40日で出来るの?無理じゃない?
と僕は思ったのです。
ノウハウを作ってコンサルに入ったら、
売れるかもしれませんよ?
なんて冗談ですが。
この大きなイベントを乗り越えられるのも、
彼らの若さと情熱なんでしょうね。
こういうのを、ドキュメントや映画にしたら、
面白いかもしれませんね。