言いたいことを120%相手に伝えるって、簡単なようで意外と難しい。
営業マンやコピーライター、小説家、詩人など、
"言葉をうまく使いこなせる人"ってスゴイと思います。
特に小さい頃から尊敬していたのは、詩人や小説家☆
小説では、ミヒャエル・エンデや、エミリー・ブロンテ、エーリッヒ・ケストナー、シェイクスピア、湯本香樹実、向田邦子などジャンルはバラバラ。
図書室で借りたり本屋で買ったりして本を読むのが日課でした。
詩は少しかじった程度ですが、
印象に残っているのは、高村光太郎『レモン哀歌』と、宮沢賢治『松の針』、
そして、谷川俊太郎の『朝のリレー』が大好きです☆
カムチャッカの若者が きりんの夢を見ている時
メキシコの娘は 朝もやの中でバスを待っている・・・
2003年に放送されたネフレジャパンのTVCM「ネスカフェ・朝のリレー『空』」にも起用されたので、知っている方は多いのではないでしょうか。
(参照:http://www.youtube.com/watch?v=zdamOuoDuDc)
・・・っていう私もこのCMで知ったんですけどW
高村光太郎『レモン哀歌』と、宮沢賢治『松の針』は暗い内容なのに爽やかな印象を受けたところに驚いたのに対し、
この『朝のリレー』は、壮大な内容を淡々と語るところが、より内容を美しくみせているのかなぁ、と、素人ながら感動しました!
(間違ってたらごめんなさい)
で、その雰囲気に一番近い状態で作られているのが、2004年にアリス館から発行された谷川俊太郎の『あさ/朝』という詩集です。
発売当初、店頭でこの詩集を見つけた時のことは忘れられません・・・。
お小遣い制でまかなわれていたお財布事情。
コツコツ貯金して半年に一度、原宿へ遊びに行くことが最大の楽しみでした。
そんなとき、本屋でこの詩集を見つけましたが、心の中で悶絶躄地したあげく、原宿行きたさに泣く泣く我慢をしたのです・・・!
でも、やっぱりこの詩のことが忘れられなくて、
つい最近、思い切って買うことにしました☆
まさに6年越しの恋ってやつですね!(・・・なのか?)
ここまでして買う気にさせちゃう、
詩ってやっぱりスゴイなぁーと、改めて実感しました。
ちなみにこの本、「右から読むと詩集」、
「左から読むと絵本」という不思議な構造をしています。
(一瞬、開いてみてもその違いが分からなかった・・・)
斬新かつ不思議。さらに好きになりました☆