皇居ランナーと歩行者(テレビの取材を受けて)

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先日、皇居ランナーと歩行者の事故が多いということで、
某テレビ局が取材を行なっていた。
ボクはたまたま別な用事があって皇居にきていて、
その取材を受けることとなった。
まわりに配慮しながらランニングをしているランナーがいる反面で
自分のトレーニング場と勘違いしているんじゃないかと
疑いたくなるような言動のランナーにも出くわすことがかつてあった。
そのときはボクは歩行者としてその場にいたが、
ぶつかりそうになり、思わず「危ない!」と言ったところ、
舌打ちされ、何か一言かけて走り去っていった。

走っている者からすると、遅くどこに行くかわからない歩行者は
邪魔な存在になるのだろう。

しかしながら、皇居周辺は歴史的に見所も多く、
観光地としての側面も持っている。
当然ながら観光地ではまわりをキョロキョロ、というのも
あり得る光景だ。
通常の歩行者である限り、そこを咎められることは常識的に考えて
あり得ないことだ。

かたやランナーはどうだろうか。

まわりに配慮しているランナーはともかく
我が物顔の一部のランナーは、明らかに公共の道路の使用範囲を超えた
使用方法をしているようなものだ。

かつてマウンテンバイク(MTB)が流行り始めた頃、
ハイキング道や登山道に入り込んで来るバイカーが問題になった。
ボクもMTBに夢中だったので、近場のハイキング道などを走ったが、
やはりMTB側から見ると「歩行者は邪魔な存在」と映るのも
何となく分った気がした。

ついつい自分の置かれている立場を忘れてしまいそうになる。
そんな時に「歩行者は邪魔な存在」と思えてしまうのだろう。

逆の立場の場合はどうだろう。
「自転車に乗ってこんなところまで来ることないだろう」
「突然、上から自転車で猛スピードできたから非常に驚いた」
「驚いた弾みで怪我をしてしまった」
こんなことを思うはずである。

さらには歩行者の多い商店街で、猛スピードで駆け抜けるクルマが
自分のすぐ横を抜けて行ったら・・・。

人は常にいまの自分の立場で判断が変わりやすいものだ。

そんなことに影響しない、それぞれに立場にたって
ものを考えらなければならない必要があると思う。

気をつけながらまじめに走っている皇居ランナーがいる。
ハイカーに気遣っているMTBバイカーもいる。
無謀なランナーたちは歩行者だけでなくそのような人たちにも
迷惑をかけていることも忘れてはならない。

コメント(2)

cozyさん、先日はどもです。

びっくりされましたか?まさか本人登場とは(爆)


がはは!

やはり、どんな場面、どんな状況でも、相手の立場になって考えるという事は、出来る方、出来ない方いらっしゃいますね。
一生懸命になっていればいるほど、周りが見えなくなる事あります。だからこそ周りに気を配れるという事も反面あるのではないでしょうか。

嫌な気持ちを抱いた事柄は、強烈に心に刻まれますので、自分では絶対にしないようになるのでしょうね。

おいらも、夜のネオン街では、コソコソと端っこを歩いて移動します(爆)


とても素晴らしい記事だと思いました^^

tomioさま
コメントありがとうございます。
今週も何かとバタバタでブログを見返している時間が
あまりありませんでした。

御本人登場で本当に驚きました!

ランナーに限ったことではないですね、このことは。
私は喫煙者ですが、喫煙に関しても同様のことが言えます。
きちんとできない人が居るとそうでない人が迷惑する。
実に簡単な理屈なのですが、出来ない人が多いということは
なかなか簡単なことではない、ということですね。

「人の振り見てわが振り直せ」だと実感します。

またコメントお願いします。

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このブログ記事について

このページは、cmemberが2010年6月14日 12:54に書いたブログ記事です。

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