駅前の歩道で自転車に轢かれました。
轢かれた・・・というか
ぶつかった程度でしたが
転んだ私はカチンときて
ジル「ちょっとーっ!!」
運転していたのは、高校生とおぼしき男の子。
ジル「どーしてこうなったのっ!?危ないでしょーっ!!」
少年「・・・。」
怒る私を見つめているが
無反応な少年。
耳にはオレンジ色のイヤホン。
怒りの収まらない私は
そのオレンジ色のイヤホンを取り上げ
「聞こえてんのっ!?」
と畳み掛けると
少年は予想外に
「きっ・・・聞こえてます・・・。」
と怯えた様子。
悪いが少年、
怯えていても
このままじゃ怒りは収まらん!
ジル「ほら、まず言うべきことがあるでしょ?」
少年「・・・。」
ジル「ねぇ!」
少年「っ!・・・ごっ、ごめんなさい。」
ジル「・・・以後、気をつけるように!」
怒っていたはずなのに
少年のあまりのビビりっぷりに
最終的には先生化してしまったのでした。
少し怖がらせすぎちゃったかな・・・。
おとなげなかったかも・・・。
いやいや、
歩道だし、イヤホンだし、無言だし
いい教訓になったことでしょう。
少年が
以後、気をつけてくれることを
切に願うジルでした。