わが営業部の巨神兵が、先週のブログで
「フェンダーローズの演奏が入っているやつが聴きたくなったり」
なんてて言うから、忙しくって、あんまり聴いてなかったiPodを復活させたぜ。
フェンダーローズとは電気式鍵盤楽器の一種だ。(Fender Rhodesって綴る。)
いわゆるエレキピアノってやつね。
発明されたのは1940年代で、製造が開始されたのは60年代だそうだ。
意外と古い楽器じゃないんだね。
知らない人もいると思うので、どんな音がするかというと、
有名なヒット曲で言うと、ビリー・ジョエルの「素顔のままで」の、
イントロに入っている、あのコロコロしたピアノの音だ。
細かいことを言うと色々とあるので掻い摘んで言うと、
ハンマーで弦をたたき、その音をピックアップで拾って
増幅するという、非常に分かり易い構造になっている。
実際にオレたちが聴くような音楽で使用されるようになったのは、
70年代になってから。
特に今ではフュージョンという言い方をしているが、
オレが初めてそんな音楽を聴き始めた頃は
「クロスオーバーミュージック」って言ってた。
クロスオーバーはローズと共にあったと言っても良いよ。
もちろん、ミニ・ムーグというシンセサイザーもだけど。
おっと、もう一つ忘れちゃならないのは、アープだね。
特にシンセ・ストリングス。
これらの楽器は、クロスオーバーやプログレッシブ・ロックでもって
盛んに使われ始めたのがこの頃だったな。
このあたりの楽器って、今でも熱狂的なファンがいるようだな。
(オレもそうだけど…)
何て言うのかはさっぱりわからんけど、最近のウルトラワンパターンな
音楽を聴いている連中に聴かせてやりたいぜ、まったく!
じゃ、オレのおすすめだ。
プログレも好きだけど、自分の得意ジャンルで勝負する。
ただし、独断だぜ、いっとくけど。
AZYMUTH / LIGHT AS A FEATHER
アジムスはブラジルのグループ。このアルバムで有名なのは
「クロスーオーバー・イレブン」という、昔NHKで放送していた音楽番組で
番組のイントロで使われてた曲、「Fly Over The Horizon」。
3人のオリジナルメンバーに、ゲストのパーカッションが加わったシンプルな編成の
アジムスらしい曲だ。このバンドの代表曲みたいなもんだ。
ローズピアノ、目一杯使ってるぞ。アープもね。
ローズといえば、もう一つ忘れちゃならない人、チック・コリア。
この人の曲も入ってる。リターン・トゥ・フォーエバーの名曲でもある
「Light As A Feather」。そう、彼らの2枚目のアルバムのタイトル曲だ。
ローズ好きにはたまんないね。
もう一つは、先ほども触れたチック・コリア&リターン・トゥ・フォーエバーの
2枚目、「Light As A Feather」だよ。
1枚目の方の「カモメのチック」を推す人も多いと思うけど、
個人的にはこちらの演奏が好きだね。
「スペイン」というジャズ好きなら知っている人もいる曲が入っている。
この曲は、色々な人がカバーしているので、聴いたことのある人もいるんじゃない?
もういっちょいくか。
本当はロックのカテゴリーになるんだけど、やってることは
プログレというか、クロスオーバーなんで採り上げる。
ロックファンにとっては有名なギタリスト、ジェフ・ベックの「ライブ・ワイアー」だ。
キーボードプレーヤーのヤン・ハマーのグループと一緒に演った、
ロック史上だけでなくクロスオーバーの歴史でも重要なアルバムだ。
ムーグのシンセも使ってるし、ファンキーなナンバーがいいぞ。
※これが気に入ったら「ワイアード」もいけるぞ!
何となく聴きたくなっただろ?
心が癒されるぜ。
さぁ、レコード屋(CD屋か?)へ急げ!