近所にとっても美味しいパン屋さんがある。
店舗はとても小さく、パン焼き工房と販売スペース含めて4畳半くらい。
お店に入ると、すぐに最新の焼き上がりのパンを教えてくれる。3段になっているカウンターには数種類のパンが並べられその向こう側から若い店主が声をかけてくる。
外には、赤い古びたヴェスパが置いてあって、とても柔らかで温かい光がともっていて、なんだかのぞきたくなる。
パンのラインナップは特別な物は何もない。
そこのパンに惚れ込んで、ほぼ毎週末買いにいく。
決まって、丸いフランスパンにクルミやコーン、チーズ、チョコが入った物を2つ3つ。
それとベーコンエピ。甘いパンにクリームパンやぶどうパンなんかを1つ。
でも、最近はお客さんが増えているらしく夕方の遅い時間に行くとお目当てのパンがなかったりする。
品揃えもその時々違う。
何があるか、それを考えながら行くのも一つの楽しみなのだ。
平日に珍しく、お店が開いている時間帯に帰宅できると、ついつい赤いヴェスパをみつけ閉店間際のパン屋さんに滑りむ。
本日最後の焼き上がりのラス1のチーズフランスにありつく。パリパリ ずっしり♪
顔馴染みになったよしみ、お会計の際おまけをもらったりする。
シャイな店主。買い物袋に勝手におまけパンを入れてくる。
彼はいつも私が買わないパンをくれる。たまには違うパンを買えと無言で言われているようだ。
焼きたてパンってうきうきするってことですよ!