text by 赤様
♪一寸前なら憶えちゃいるが
一年前だとチト判らねェなあ
髪の長い女だって ここにゃ沢山いるからねェ
ワルイなぁ 他をあたってくれよ
アンタ あの娘の何なのさ
港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ~
な~んて、懐かしい歌がありましたね。
僕が小学生の頃に流行った歌です。
今度の月曜、6月2日は横浜港の開港記念日です。
開港したのは1859年。幕末です。
まだ、坂本竜馬も生きてました。
ペリーが来航して、どうのこうのやってたころですね。
それから、今年で149年になります。
来年は開港150年です。
すごいですね、150年。
誰もそのころから生きていないんですからね。
その横浜には市の歌があります。
冒頭のダウンタウン・ブギウギ・バンドではないですが、
やはり横浜らしく、港を主題にした歌です。
横浜市の小学生は、この歌を音楽の時間に必ず習います。
僕も小学生のときに、何度も歌いました。
これは、その冒頭部分です。
♪我が日の本(ひのもと)は島国よ
朝日かがよう海に
連なりそばだつ島々なれば
あらゆる国より舟こそ通え
言葉使いがちょっと古いですね。
それもそのはず、1909(明治42)年に作られたものです。
作詞はなんと、森鴎外。
実際には本名の森林太郎という名で発表されていますが、
著名な人物が作っていると、ちょっと興味をそそります。
その開港記念日ですが、
10月1日の東京都民の日、また11月14日の埼玉県民の日のように、
横浜市立の学校は全て休みになります。
港の経緯がどうだとか、開港から何年経っていようが、
そんなことより小学生にとって何より嬉しいのは、
学校が休みになることですよね。
僕もそんな1人でした。
この時期になると、横浜市歌とともに、
やんちゃだった小学生の頃のことを、いつも思い出すのです。
よく友達と、
「あんた、あのこのなんなのさ~」なんて
ふざけて言ってたのを。