text by 赤様(大阪世界陸上を勝手に盛り上げよう委員会会長)
世界陸上ってものがあるからには、日本陸上ってものもあるんです。
見たことありますか? 織田裕二さん。
日本陸上は、日本で最も大きな陸上競技の大会です。
この大会で日本チャンピオンが決まります。
だから、日本人ならどんな選手でもこのタイトルは取りたいのです。
毎年、梅雨時に行われますが、
今年は世界陸上がある年なので、日本陸上はその選考会も兼ねています。
では、どうすれば織田裕二に見てもらえる世界陸上に出られるのでしょうか。
監督がいい選手だと思った選手を代表選手にチョイスする
オシムジャパンや星野ジャパンとはちょっと違います。
陸上競技には参加標準記録というものがあり、
これを突破しないとどんな名のある選手でも出場できません。
日本陸上でチャンピオンになっただけでは、資格がないのです。
世界陸上から数えて過去2年間の公認の大会で、
各種目の参加標準記録を突破することが、必要条件になります。
ただそれだけでは十分ではありません。
標準記録を突破した選手が多数いたりする場合です。
その場合は、その選手間で優劣をつけなければなりません。
記録と、そしてライバルとの最後の勝負となる舞台が日本陸上なのです。
参加標準記録というのは、Aと、Bとの2種類あります。
同じ国内でひとつの種目にA標準突破者が3名まで出場できますが、
それが1人もいない場合にのみB標準突破者が1名出場できます。
ちなみに男子100mの参加標準記録はA標準が10秒21、B標準は10秒28です。
どうですか? あなたも狙ってみませんか?
大阪、道頓堀にある、あの有名なグリコのネオン広告。
先日、世界陸上の日本代表のユニフォームに衣替えしました。
あんな広告のように、爽やか?!な笑顔で走ってみませんか。一粒300m!
今年の日本陸上の男子100mは、
予選、準決勝、決勝と3回走らないとチャンピオンにはなれません。
むむ、待てよ。
と言うことは、グリコを一粒、口に入れて走るのが世界陸上の近道?
広告には、そんなヒントが隠れている、カモ・・・。