長女の運動会にて。
こどもたちによる大縄の演目があった。
全員参加、
列になって縄を飛び抜ける。
強張る面持ち、
不敵な笑み、
それぞれの顔でぴょんと縄に飛び込み、
向こうに抜けていく。
長女の番だ。
体育館の全員が見つめるなか、
タイミングを測り続けて
大縄をずっと見つめ続ける私の子。
しんとした会場に
空を切る縄の音だけが響く。
やっと、
縄の軌道に出口を見つけて飛び抜けた時、
圧が抜けたように皆様からの拍手が聞こえた。
わたしはくたくたになった。
このページは、cmemberが2024年12月 4日 09:00に書いたブログ記事です。
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