外国語を学ぶモチベーション

| コメント(1)

text by 赤様

2011年度から小学校で英語教育が始まるそうだ。
子供の頭脳は柔軟だから、
それ以前に小学校を出た者よりも、
少ない労力で習得してしまうのだろうか。

英会話教室は、今も昔も変わらず、
歌を歌いながら、リズムに乗って楽しそうな雰囲気だ。
子供に興味を持たせるため、習うより慣れるため・・・
そんな様子をこぞって宣伝している。

そんな僕は、英語は(他国語も)ほとんど喋れない。
学生のときに染み込んだものは、いつの間にか枯渇している。
多少、怪しい関西弁が・・・ (それは外国語ちゃうで!)

でも、日常、街角で出会う外国人に話しかけられるのが嫌いじゃない。
無い知識をそれなりに総動員すると、単純な事柄なら意志の疎通ができる。
そんな、探りながら意志を通じ合わせるのが、楽しいと感じる。

僕は数年前に海外に行った。
そのときは一人旅で、頼る人も道具も無かったので、
かなり苦戦した(おかげで食事をするのは大変だった)。
でも、そのときも、そのやりかたでなんとかやりくりした。
日常では味わえないスリルとサスペンス・・・(?!)
ではないが、度胸と愛嬌で勝負!ってな感じで、
それはそれで、なかなか楽しかった。

でもさすがに、日本に着いたときはホッとして、
いわゆる「成田決心」ではないが、
今度海外に行くまでに、多少はしゃべれるようになりたいと
思ったものである(実際は何も行動していないが)。

外国語を学ぶ動機というのは、人それぞれだろうが、
あの映画をネイティブで見たい!
ビートルズのあの曲を歌いたい!
やはり、そんなことが大きな理由になるのだろう。
学生のころ、同じような思いを抱いた人も多いハズ。

では、外国人にとっては、日本語はどうなのだろう。
そんなとき、ある番組で、こんな話しをしていた。
日本に来ている留学生の意見だが、
外国人が日本語を学びたいと思うキッカケは、
日本のマンガが読みたいという理由が多いらしい。

いずれ、そんな風潮が大きくなり、
他の国で日本語教育が盛んになったら、
冒頭の英会話教室のように、
歌って踊って、日本語に馴染もう!
なんてことになるのだろうか。

体操のお兄さんの佐藤弘道みたいな人が出てきて、
NHKの「おかあさんといっしょ」のように
「リズムに乗って歌って踊って、ひー、ふー、みー(1・2・3の意味)!!!」
なんてことになったら、ちょっとこっ恥ずかしい。

コメント(1)

度胸だけでは渡りきれない、と感じたボクが、
インドネシア語をカルチャースクールで習ったのは、
旅先のバリ島がインドネシア共和国だったからでした。
多分これからも何回も来るであろうことが自分で分かったからです。

インドネシア訛りのある英語で会話されても
分かりにくいこともありますが、そもそも英語が話せません。
それに観光に関連していない普通の人たちは、
やはり日本と同じように、英語が話せません。
それで、新たに彼らの共通語のインドネシア語を習得し、
彼らとコミュニケーションをとりたいと思ったからでした。
ある程度話せるようになると、会話することが楽しくなってきました。
そう、モチベーションも当然上がってきます。
さらに、もっと上達したいと考えますしね。
その後は時間の関係で、あまり練習もできず、頭打ちになってしまいました。

韓国語は習ってはいないけど、聞いているうちに何となく分かるようになった、
という感じで、こちらから話すことは無理です。
でも、字幕を見ずにどれだけ理解できるか、という遊びをDVDなどで
やってみますが、2〜3割は分かるようになりました。
簡単な会話ならこの率も上がるようです。
ハングルの文字はなんとか読める程度にはなりました。
2年前のソウルへ行った時も、このことで随分と助かった記憶があります。
読めなかったら、女房と地下鉄で迷っていたかもしれません。
これまたモチベーションが上がります。
これが上達するひとつのポイントになるんじゃないかと思います。

外国語はおもしろいです。異文化と交わることも楽しいものです。
その国の歴史や習慣・文化も関わるので、その理解も要求されます。
この「理解」とは「共感」や「共鳴」ではなく、
あくまで「事実」として受け入れるかどうかです。

ところで、3年間ほど習ったインドネシア語が話せることで、
日本でトクをしたことは未だにありませんけど。

カテゴリ

月別 アーカイブ

ウェブページ

Powered by Movable Type 5.14-ja
白黒写真カラー化サービス Coloriko - カラリコ -

このブログ記事について

このページは、cforceが2009年2月13日 09:00に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「免許更新」です。

次のブログ記事は「自宅のMacもそろそろ買い換えか」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。