今週も自転車ネタです。
決して盗難にあった自転車の話ではないんですが。
今年で我が家も結婚20周年となりました。
20年前の夏、新婚旅行で北海道を半周したのを思い出します。
その夏は例年になく北海道は寒い日が続いていて、
1週間ほどの日程のうち、晴れていたのは1日だけで
後はほとんどが曇りと雨という過酷な旅行でした。
そんなわけで、合羽を着ているわけでして。
サイドバッグとフロントバッグ、それにサドルバッグという
荷物の多さで、実は女房の荷物を私のバッグに積んでいるというのが実態です。
これから函館へ向かう途中の休憩時の写真です。
下の写真は私が高校生の頃憧れていた自転車です。
ブリヂストンのダイヤモンド・キャンピングという自転車です。
サイクリング関係の雑誌の広告に出てたものです。
実際には買おうと思ったのはこれより何年か前のモデルなのですが、
イメージはあまり変わってないですね。
こいつでいつか日本一周、なんて考えていました。
そんな根性もないくせに、夢だけは膨らんでいたのを思い出します。
大学のサイクリングクラブの学生さんなどとツーリングの途中で出会うと
挨拶を交わしたりしながら、いつかはオレも、なんて妄想です。
結局は高価なもので、買えずに終わったのですが。
(後にこの後継車の「アトランティス・キャンピング」を買うことになったのですが)
で、新婚旅行でやろうと思ったわけです。
女房も当時は幸い自転車が好きで、休日は近場ですが良く走っていました。
そんなわけで新婚旅行もサイクリングで、ということになりました。
とはいえ、限られた時間と回りたい場所のこと、女房同行を考えると、フル走行も難しく、
結局、自転車を分解してパッキングし羽田から千歳へ飛行機で行き、
千歳から自転車を組み立てて支笏湖〜洞爺湖、積丹、函館などの北海道の西側を半周し、
最終日は札幌で過ごし、戻るということになったわけです。
そういえば最近はこのようなキャンピングという自転車は見かけなくなりました。
ごくたまにクロスバイクを改造したようなフル装備の自転車を見かけるくらいで、
私が中学や高校だったころのように、ツーリングに出掛けると必ず出会った、
キャンピングは数が激減したようです。
防犯の面でも、野宿なんて今時は怖いですよね。
各自転車メーカーのカタログから、このような「キャンピング」が消えて久しいのですが、
旅のカタチも変わったのでしょうね。さびしいですね、何だか。
はじめまして、
私はバイトでためたお金でダイアモンド、キャンピングを購入し、北海道を一周、フェリーで新潟まで移動し、日本海側を下って帰ってきました。JR(昔の国鉄)の駅にはずいぶんお世話になりました。
思えば、これが一人旅の始まりでした。今から29年ほど前のお話です。このキャンピングは現在、家で余生を送っています。最近このようなキャンピングを見かけないのは時代の流れでしょうか?