実写に近い画像でも感じる違和感
生成AIによる実写に近い画像を見ると、やはりどこかに"AIっぽさ"を感じてしまいます。
CMを見ていても「この人物やビジュアルってAIか?」と意識してしまうことがあります。
質感や手足の形(少し前の世代で特に顕著でしたが)、光や影の落ち方など、
わずかな違和感が目に入ってしまうのです。きっと皆さんにも覚えがあるはずです。
AI画像を見分けるポイント
私がAI画像かどうかを判断するときに注目するのは、
被写体の位置(圧倒的にこれ!)ドセンターすぎる!
影の濃さ(次にこれ!)AIらしい影濃度がある!
人物の歪みの無さ(むしろ歪みがなさすぎる)
アシンメトリーでの不自然さ です。
やはりどこか"整いすぎてしまう"、少し崩れているがゆえの
美しさや魅力が抜け落ちているように感じます。
背景との関係性が"理想的すぎる"ことも、作り物っぽさにつながります。
違和感をなくすには
では、この違和感をなくすためには何が必要なのでしょうか。
例えば、被写体を画像センターから外す、帽子やメガネ、雲や太陽も少しずらすなど、
広告の世界で時間をかけてきたポイントを、よりナチュラルに見せられれば理想的です。
そこまで綿密に指定するプロンプトが必要なのか、それともAI自身が学習を重ね
自然な表現を許容していくのか----おそらく両方でしょう。
AIによる「理想化」と違和感
SNS上で、家庭で作ったおかず「チキン南蛮」を素人が撮影した画像をもとに、
AIがフードカメラマン風に生成したという投稿がありました。
そこには「もうカメラマンいらないじゃん」というコメントまで。
確かに元の画像から「もっとこうだったら良い」という点がほとんど修正されていますが、
確かに、良い画像にはなっていますが、私は作られた感に違和感を覚えました。
AIっぽさの未来
きっと技術が進んで、人が感じていた違和感は静かに解消され、
日常のなかに自然にAIが溶け込んでいくと思います。
AIっぽさが消える未来は、もうすぐそこまできているのかもしれません。

