感情の練習場

Qです。

先日、映画『小学校 ~それは小さな 社会~』を観てきました。
スクリーンショット 2025-02-26 193841.png
この度アカデミーのショートフィルム部門に
ノミネートされたことを受け、再上映しています。
撮影時はコロナ禍だったため、
給食風景や振り回される教師や子どもたちなど
リアルな現場を知ることもできます。

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個性を尊重する事が大切とされる近年。
日本の教育の在り方には厳しい評価もあり、
本編でも大学教授のセミナー講師が
「日本の集団性の強さ、協調性の高さは、
 世界が真似をしたいことの一つであり
 諸刃の剣でもある」と話します。

それでも
大人が作る小学校のルールの中で
子どもたちは他者と関わり、
協力や比較、自分と向き合いながら
色んな感情に出会い、成長していました。

大人目線でみると、作中、声掛け1つで
考えるきかっけや本人の可能性を引っ張り出すこともできれば
芽を摘んでしまう危険性もあると感じる場面がありました。
大人たちは子どもの成長のため
葛藤しながらも立場や役割を全うしようとしています。

私の友人は教員が多く、みな教育現場や在り方に悩んでいて、
映画に出てくる教員の姿を友人に重ねてしまう部分もありました。

多様な教育価値観の中で下に見られがちな教員たちの
教員としてのレベルが担保され、
価値が尊重される社会を願わずにはいられません。
そしてそれが一種の余裕となり、
子どもたちが健やかに過ごす場へと繋がると思います。

上映はまだしばらくは続きます。
恐らく全員が経験した懐かしの小学校へ
ぜひ遊びに行ってみてください。

▼鼓動する心臓(ショートフィルム)
スクリーンショット 2025-02-26 193814.png
本編に出てくる一人の少女に焦点を当てた作品です。
シンバルに選ばれた少女が怒られるシーンでは
客席から「先生厳しいね...」という声も(笑)
動画内、少女を励ます同級生の
「僕もよく怒られるよ~」が一番の癒しポイントです。
30分未満なので通勤時のお供にどうぞ。

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このページは、cmemberが2025年2月27日 09:00に書いたブログ記事です。

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