久々に自分にヒットしたCMでした。
しかし、ネット検索してみたら...賛否両論あるようです。
確かに、双方の意見も分かるが、クリエイターからすれば
このCMに何を求めたのか!に尽きます。
さぁ、何を求めたんでしょうね。
きっと、ムシューダのこだわりを表現するためだと感じた。
「あなたがクリーニングに出すほど大切にしている洋服"へのこだわり"と
それら洋服に抱いている"消費者インサイトをそのまま露呈"する」という、どストレートさ。
思わず心の声が出てしまったような、聞こえです。
あなたが大切にしている洋服なら、ムシューダを使わない手はない。
あなたのこだわりにも引けを取らないこのムシューダで。
(店員さんから)洋服を大切にしている"あなただから"薦めている。
という思いをCMで表現したかったのではないでしょうか。
クリーニングの店員さんにあんな言われようは、有り得ないでしょう!
だからこそ、思わず口を付いて出てしまった言葉には重みがあり
店員さんの声のトーンが、さらにそう言ってますよね。
という想像を掻き立てられる良きCMでした。
CM自体には、特別なことは一切してなくて
むしろ、強弱やテンポも少ないくらい。
きっと、一番伝えたい部分が立つようにディレクションされたのでしょう。
キャスティングは苦労したと思います。
お化粧無しスッピンの店員さんだけど、リアル(接客業)なら化粧してるはず
なぜ、お化粧させなかったのか、個人の性格ではなくあえて"こだわり感"を伝える為です。
メジャーなタレントを起用していないのも"このため"ですね。
こういう"こだわり"をあえて表現させたから、賛否両論出るのも確信犯なのでは?
ディレクターの仕事は、目的の達成のための舵取りです。
目的なくしてのディレクションは、好みでしかない。←仕事にはなりません(割愛)
では、この辺で。