「広告」虚実。_3/1発売)

※触れずにはいられない話題だったので、急遽割り込ませ。


これは、博報堂が発行する雑誌「広告」Vol.416 特集:虚実。の仕掛けと制作話の私の単なる感想です。
私がチョイッターでフォローしている方々にも、いち早くこれら「広告」のアクションに
反応していたので、私も久しぶりにざわざわに乗れた。

で、話ですね
雑誌「広告」の全体のテーマは「いいものをつくる、とは何か?」です。
2019年のVol.413よりリニューアルされて、雑誌を知ったり
手に取ったりする段階から特集について考えるきっかけをつくろうと
装丁や販売方法など様々な工夫をしています。

(この話すべてはめっちゃ長くなります。ほんとに。)
なので、どんな仕掛けだったのかと拘りを感じたところだけにしておきます。

=====
「虚実」という抽象的なテーマを私たちがどう捉えどう具現化していったのか
企画から完成にいたるまでの苦悩や迷走・試行錯誤されたそうです。


仕掛けについて
発売3週間前の2/8に「真っ白な本の写真」を使った広告展開を実施。
Blog_kokoku_img01.jpg
NoteやSNS、店頭ポスター、チラシ、交通広告、オンライン広告など
Noteは、クリエイター向けのメディアプラットフォームです。
※やはりデジタル広告が半分以上を占めています。
これらの広告から情報をイメージし、3/1の発売日に「実際に本を手に取る」。
この時に「自分が想像していた本」と違う事に気付きます。
そして、テーマの虚実と制作者の意に共感しながら本を読んでいくという流れ。

広告という限られた情報に「虚実」というメッセージを前面に押し出した
素晴らしい『広告』でした。
はじめに書きましたが、「いいものをつくる、とは何か?」を伝える上で
今回の特集「虚実」からの体験できる広告として、すげーと感じるばかりです。
※実際にこの仕掛け自体には、いろんなハードルがあり、企画・制作工程、販売や予算、
 書籍自体の作り込み等のいたるところに拘りがあるんです。
Blog_kokoku_img02.jpg
ビジュアルの黒バックの白い本の撮影でも
「被写体深度合成」の手法を使ってビジュアルが作られています。
想像のはるか上をいっていますし、もはやCGやレタッチでどうのこうの
という世界ではありません。そういう人たちがターゲットですから。

企画の段階から数ヶ月の時間を要し、すべての工程に拘り(妥協と呼べる範囲は不明)
ベストの答えを出したんだと思います。

クライアントやエンドユーザーに対して、「いいものをつくる」って
そう簡単に言えるものでもなければ、作れる技術も含めても
クリエイターにはそれなりの「覚悟と経験と責任」が必要だと思います。

仕事の大小に限らず、誰よりも拘りを持って..仕事します(臨機応変に)。

では、この辺で。

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このブログ記事について

このページは、cmemberが2022年4月20日 09:00に書いたブログ記事です。

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