マイナースポーツのアピールチャンス

text by 赤様

オリンピックは、
マイナーな競技のアピールの場だと思っています。

野球やサッカーなどの一部のメジャーな競技なら、
オリンピックがなくても、
世間に見てもらう機会はたくさんあります。

でも、マイナー競技は、
オリンピックで映してもらわないかぎり、
世間に認知してもらうチャンスは、あまりありません。

勝ち進めば、メダルの期待が高まり、
ジワジワと話題になり、
放送の予定が入ります。

選手がイケメンだったり、キャラクターが良ければ、
それに輪をかけることでしょう。

かつてのフェンシングも、カーリングも、
今回のスケートボードも、
そうして日の目を見てきました。

国技である柔道でさえ、
オリンピックでしか見たことがない人がほとんどでしょう。

選手はたいへんかもしれないですが、
もっと自分の競技が盛り上がってほしいと、
多くの選手が思っていますから、
試合後のインタビューや、
早朝、深夜のマスコミ対応も積極的に応じています。

でも、中継を見ていて思ったことがひとつあります。
アナウンサーの横で喋る解説者の人選は、
重要だなと思ったのです。

マイナー競技は、コアな視聴者も興味津々な人もごくわずか。
だから、解説されてルールがわかっても、
重要なのはそこじゃないと思うのです。

一般の人(=概ねファンじゃない人)が中継を見る理由は、
自分の国の選手がメダルをとって感動することか、
見ていておもしろい、楽しいと思うかどうか、だと思うのです。

そこを大事にすることが好印象になり、
「今度、見てみようかな」と、
思わせるのではないでしょうか。

コアなファンが少ないからマイナー競技なのであり、
一般の人たちにどれだけ見てもらえるかに
今後がかかっているのです。

選手の活躍はもちろんですが、
解説者の人柄や盛り上げも、
その競技の将来を背負っていると思うのです。



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このページは、cmemberが2021年9月24日 09:00に書いたブログ記事です。

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