選手村

text and photo by 赤様


晴海にある選手村。

選手や監督、コーチと、

選手村で働くボランティアしか入れない。


少し前までは、

大会期間中に選手がオンラインで発信することが禁止されていた。

最近はそれができるようになり、

またSNSの普及もあって、

選手が盛んに選手村の様子を発信し、

中の様子が市民に知れるようになった。


部屋はその後の分譲を考慮して、

3LDK4DKなどファミリー向けの物件になっていて、

1物件に56人くらいずつが生活する。


ベッド(今回は段ボールの骨組み)やエアコンは備えてあるが、

冷蔵庫やテレビや電子レンジは、事前に申請が必要だ。


テレビはあらゆるオリンピック競技を見られるが、

実況がなく会場を映した映像と音声のみ。

日本のテレビ番組は流れていない。

(ワンセグやネット経由は視聴可能)


部屋数は、出場選手全員が入れるようにはなっておらず、

日程を終えた選手が出ていき、

そこに後半の競技の選手が入るという入れ替え制だ。


今回の選手村はイギリスチームの部屋が抜群にいい。

正面が海で遠くにレインボーブリッジが見える最高のロケーション。

多くの選手がその眺望をSNSにアップしている。


日本チームは奥まったところに陣取っているが、

これはもしかしたら強い日差しを避けるためでは?と僕は推測している。


どの国も部屋のテラスに国旗を掲げるが、

これは実は迷子対策だったりもする。


注目はやはり食堂。

選手村の食堂は24時間営業で、

一度に数千人が食事ができるという広さと言われている。

多くの国の食事を提供。もちろん全て無料。

晴海のは、メインダイニングとカジュアルダイニングという、

2つの食堂があるそうだ。


ただ選手村の食堂は、味の方の評判があまり良くないことが多く、

数日後にはマクドナルド(←協賛なのでいつも必ず出店している)に、

1週間経つと選手村近くの飲食店に選手は流れていくのだそうだが、

今回はすごく好評で、

日本食のコーナーも地方の名物料理を日を変えて出すなど、

工夫が見えるのだそうだ。


そんな選手たちの声が聞こえてくるSNSがおもしろく、

(ほんとめ~~っちゃくちゃおもしろい)

ついつい夜更かししてしまう。

時差がないのに時差ボケしてては、

自国開催の意味がない(汗)



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このブログ記事について

このページは、cmemberが2021年7月30日 09:00に書いたブログ記事です。

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