text by 赤様
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、
タイムスリップしてくる日が2015年10月21日だと、
先日話題になりました。
その映画の中では、
2015年にメジャーリーグのシカゴカブスが、
1908年以来の優勝を果たすことになっています。
なぜカブスがフォーカスされたのかというと、
当時から弱小チームの象徴的な存在だったからです。
それが今年、映画と同じように優勝してしまうかも?
というところまで勝ち進みました。
残念ながら、一歩手前で優勝はできませんでしたが、
アメリカでは映画が現実になるかもしれない?
と大きく騒がれました。
ところで、
今年のカブスには、もうひとつ特筆すべきことがありました。
今から70年前の1945年。
いつもヤギのマーフィーを連れて観戦に来る
熱狂的なカブスのファンがいました。
その年、カブスは
ワールドシリーズ(日本で言えば日本シリーズ)進出を果たしましたが、
そのワールドシリーズに限ってヤギの入場を断られ、
この飼い主は「二度とカブスは優勝できないだろう」と言ったのだそうです。
それから今まで、
カブスは本当に優勝することができなくなり、
これが「ヤギの呪い」と言われているのだそうです。
今年のカブスは強く、
ワールドシリーズ進出も夢ではない状況で、
シカゴ市民は盛り上がったそうですが、
対戦相手のニューヨークメッツに残念ながら阻まれました。
しかもなんと、
メッツの勝利を決定づける大活躍をした選手が、
マーフィーという選手。
前述したヤギと同じ名前だったのです。
やはり「ヤギの呪い」は生きていた!
そう言わざるをえません。
カブスがいつか優勝するためには、
ヤギのための試合をするしかないのかな?
なんて思ってしまいます。
ちなみに、
カブスとは小熊を意味しますが、
これを機に、ゴート(日本語でヤギ)に変えてみては?
なんて言ったら怒られそうですね。