ベテルギウス

text by 赤様

ベテルギウスという星をご存知ですよね。
オリオン座の左上に位置する赤い星です。
小学生のころに理科の宿題とかで、
オリオン座の観察をしたことがある方も多いでしょう。

この星は、直径が太陽の1000倍もあるのだそうです。
とてつもない大きさです。
また、明るさが変化する星として、
研究者や天文ファンにはよく知られているそうです。
そのベテルギウスが、
近い将来、超新星爆発をして消滅してしまうのだそうです。

その爆発が、いったいどんな感じになるのか、
地球に、我々人間に、どんな影響があるのか。
研究者やファンのあいだで、
いろいろな説がとびかっているのだそうです。

先日、某テレビ番組では、
そのシュミレーションを取り上げていました。

まず星の色が赤から青に変わる。
数時間後に、満月の百倍ほどの明るさで輝き、
昼間でも見えるようになる。
その明るさが3ヶ月ほど続く。
やがて星の温度が下がり、色も青からオレンジ色に変わる。
そして4年後には肉眼で見えなくなり、
オリオン座はひとつの星を失う・・・
のだそうです。

なんとも、不思議な感じで、
ぜひとも見てみたいと思いませんか。

では、それがいつごろ起こるのか。
それは、天文学的に言って「間もなく」なのだそうです。
でも、46億年とも言われている
宇宙の時間のなかでの間もなくなので、
それが1年なのか10年なのか100年なのかは、
まったくもってわからないのだそうですが、
ネット上では、「2012年にも・・・」なんて謳っているサイトもあるのです。
これは、僕らが生きているうちに、
ぜひとも遭遇したいと思わざるを得ません。

なおかつ、多くの研究者の間では、
ベテルギウスの寿命の99.9%は終わっているということが、
ほぼ一致している見解らしく、
かなり、その時が近づいていることは確かなようです。

ちなみに、ベテルギウスは地球からの距離が640光年。
今、見えているのは640年前の姿です。
ですから、もうすでに爆発していてもおかしくない、
ということになります。

ある説によると、
もうすでに収縮の兆候(爆発する前に星は収縮するらしい)が出ているとか・・・。

しかし、星の爆発には、ネガティブな説を唱える研究者もいるようです。
爆発時に、生命に有害なガンマ線(放射線のうちのひとつ)が、宇宙に放出され、
それが地球にも降り注ぐ可能性があるのだそうです。

これも、いろんな説や解析があるようですので、
興味ある方は、調べてみてください。

僕も、ネットでいろいろみてみましたが、
どの報告も物理学用語やら、複雑な計算式やらで、
よくわかりませんでした。

いずれにしろ、
僕らが生きているうちに見られたら、
それはすごい天体ショーになることでしょう。

もし生命に危険がないのであれば、
僕らが生きているうちに、ぜひともこの瞬間に立ち会いたい。
そんな素晴らしい光景を見ることができたら、いいですね。

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このページは、cmemberが2012年1月13日 08:31に書いたブログ記事です。

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