幸せのカタチとは・・・

text by 赤様

幸せになりたい。

住んでいるところや、人種、性別に関係なく、
おそらくほとんど全ての人が、そう思っているのではないでしょうか。

では、幸せってなんでしょう?
あなたにとって、幸せってどういう状態でしょうか?

先日、ブータンという国の国王が結婚式をあげ、
それによって前国王が政策に掲げた「国民総幸福度」が注目されています。
中国とインドに挟まれた小国ブータンでは、
国の経済発展よりも、国民の幸福度を上げることを、
優先事項にしているのだそうです。

その成果でしょうか。
ある調査によると、
ブータンの国民は、95%以上の人が幸福だと感じているそうです。

ちなみにブータンのGDPは日本の20分の1だそうです。
電気や上下水道が整備されていないところも、
いまだにたくさんあるそうです。
そういうことを知ると、幸せってなんだろうと考えさせられます。

さて、あなたは幸せですか?
日本は平和で経済的にも豊かな国ですが、
日本人は、はたまたこの国で暮らすことは、本当に幸せなのでしょうか?

確かに、幸せのカタチは人それぞれ違うもので、
それは個々人の価値観によるところが大きいと思います。
いろいろな考え方があるでしょうが、
そんなとき、自分はどうすれば幸せになれるのか、
幸せになるためには、何が必要なのか、
ふと、そんなことを考えてしまいませんか。

でも、その前に、それを問う前に、僕が思うのは、
自分の価値観から考えて、どんな状態が幸せなのかがわからなければ、
幸せにはなれないと思うのですが、いかがでしょうか?

どこに行きたいのかがわからずに、
目的地にたどり着くことはできないし、
なりたいものがわからないのに、成就するわけがない。
それと同じだと思います。

だから、自分が本当に幸せになりたいのなら、
自分にとって、どんな状態が幸せなのかを、
しっかりと考えるべきだと思うのです。

それに、どんな状態が幸せかわからないと、
現状がその状態にあるのに気づかない、
なんてこともあり得ると思います。

自分の目先の欲求が自分自身を支配してしまったり、
心に余裕がなかったりすると、
見るべきものが見えなくなってしまいますよね。

また人によっては、幸せは、なるものではなく、
(今、幸せという状態にあるのだと)気づくものだと言う人もいます。

先の震災によって、命の尊さや、人と人との繋がりが改めて認識され、
それによって、今までの状態がいかに幸せだったのかと、
気づいた人も多いと聞きます。

一個人として、
そして日本のこの社会で生きる人間として、
自分の幸せと、そしてこの国で生きる幸せを、
もう少しきちんと考えるところにきている気がします。

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このページは、cmemberが2011年10月21日 09:00に書いたブログ記事です。

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