text and photo by 赤様
久々の京都ネタです。
京都、東山に青蓮院(しょうれんいん)という小さなお寺があります。
三条神宮道の交差点を南に下り、
神宮道の小さな坂を上がったところにそのお寺はあります。
地図をひろげると知恩院の北隣り。
入り口には、大きな楠の木が来訪者を出迎えます。
この楠の木は、親鸞上人が植えたと言われているそうで、
樹齢はなんと800年。
もの凄い存在感と迫力を醸し出しています。
さあ、中に入りましょう。
いくつかある建物が渡り廊下で繋がっていますが、
ここの魅力は、華頂殿という客間とその前にある庭です。
その世界観が素晴らしいです。
心安らぐ庭が目的なら、龍安寺よりも断然こちらです。
様々な植物の青さと、滝を落ちる水の音。
哲学的な龍安寺に対して、ごくありふれた感のする緑です。
しかし、正面の斜面の緑が壁のようになり、
他の現実世界を遮る役目を果たしているようで、
ゆっくり庭を眺めていると、時が流れていることさえ忘れさせてくれます。
いつの間にか、何にも考えていない自分がそこにいることでしょう。
もうひとつの魅力は、部屋の中です。
ここは、お寺によくある厳かな雰囲気ではなく、
極彩色が鮮やかな襖と、三十六歌仙の額絵が、
独特の雰囲気をみせてくれます。
僕は、気付くと正座してその彩りを見とれていました。
この襖は、紙なのにどうしてこんな見事な色彩を保っていられるのでしょう。
京都独特の夏の蒸し暑さを思うと不思議です。
本当にこじんまりとしていて小さい旅館のようなサイズのお寺ですが、
それが故に、集客の少なさと、隠れ家的な雰囲気があるのが、
なんとも言えない良いところです。
京都の中心部からなら、
円山公園から知恩院を通って、歩いて散策できるコースです。
ぜひとも、一度は訪れてみてください。
赤さま。
プロっぽい写真ですね~。って、プロでしたらすみません。
舞妓はんがしゃなりしゃなりと歩いていそうな雰囲気ですね。
京都はおいらには馴染みが薄く、修学旅行でも京都には行かず。。。
1度行った事は有るんですが、酔っ払っていて、記憶たどれず(爆)
もう少し、紳士に京都を受け止めれないといけないと思った次第です。。。
いひ。