気づけば秋もトップリ暮れた今日この頃
今更『読書の秋』であることに気づきました。
読書のオンシーズンじゃないですか!!
いつも本のことばかり書いているので
季節感のない私・・・。
しかし、世の中は『読書の秋』らしくなってますよね?
電車の中でハリーポッター的(ハードカバーの中でも大きい部類)なものに
立ったままチャレンジしている人を見かけますが・・・
『スポーツの秋』も兼ねてるのかな?
私には無理・・・。
故に文庫。
文庫本を持たずに出かけることはほとんどありません。
ごく稀に本を持ち忘れたり、今日読み終わっちゃうのに次の1冊を準備し忘れた日など、相当動揺します。
不安に押しつぶされそうになり
本屋に駆け込むときもあります。
そんな情緒不安定なジルですが、そのかわり
待ち合わせの時など、時間を潰すのが全く(・・・だいたい?)苦になりません。
一時間くらい余裕です。
コーヒー屋さんの喫煙席で、2時間くらい読書してしまうこともあります。
しかし、最近は禁煙ブーム(ブームなのか?健康ブームってこと?)の世の中
安息の地を見つけることもままなりません。
新宿は何処のドトールも喫煙難民があふれかえっていて落ち着きません。
そんな時のわたしの駆け込み寺は「喫茶店」。
“コーヒー”でなく“珈琲”があって、床は赤じゅうたん。
店員さんは男性なら黒ベスト(執事風)で女性なら黒ワンピースに白エプロン(メイド風)とかで。
全席禁煙なんてこともなく、楽しく読書に集中できるんです。
静かじゃないけど、うるさ過ぎないのが落ち着きます。
『ワケあり』っぽいアベックなんかがたりして。
昭和っぽい雰囲気もたまりません。
名前が思い出せるのは『名曲・珈琲 らんぶる』とか『珈琲 西武』とか・・・読書も然ることながら
喫茶店自体も結構好きみたいです。
もっと開拓したいなぁ。
喫茶店が好きなんて、年寄りくさいのかな・・・なんて思いながらも
行きつけの喫茶店を近場で探すべく
休日は文庫本片手に近所をうろつくジルでした。
昨日の帰りの電車で、座っている僕の目の前に、太ったサラリーマンが立っていて、
A4サイズで、背厚(背表紙の厚さ)が20mmくらいのブ厚い本を片手で持って
リズムよくページをめくっていました。
書類かと思ったら表紙に「Beethoven」の文字。
スコア(楽譜)だったんですね。
スコア自体は珍しくないですが、片手で持ってたのが妙に違和感があったので思い出しました。
きっとチューバとかコントラバスとか、重い楽器を操る人なのでしょうけど、
そんなサイズの本を、電車の中で立って読もうとは、男でもあまり思わないですよね。