加藤和彦さんが亡くなったこと。
若い人からはどう映るかはさておき、
私の世代にとっては忘れられないミュージシャンだった。
最初に聴いたのはザ・フォーク・クルセダーズの
「帰って来たヨッパライ」だった。
テープの早回しの独特のボーカル。
「あの素晴しい愛をもう一度」もヒットした名曲だ。
そして解散後にサディスティック・ミカ・バンド。
日本よりもイギリスでヒットした。
ここには若い日のつのだ☆ひろ、高中正義、高橋幸宏、後藤次利などの
そうそうたるメンバーが在籍していた。
坂本龍一、桐島かれんが在籍していたこともある。
最近では木村カエラがボーカルで再結成され、CMでも登場、
以前ここで書いたこともあった。
サディスティック・ミカ・バンド解散後はソロになり、
マイペースな活動をしていた。
他のアーティストに楽曲を提供した数も相当になる。
いずみやしげるの「春夏秋冬」は加藤さんのプロデュースだそうだ。
竹内まりあをはじめ歌謡曲からポップスまで、
さらに映画音楽を手がける等、いい仕事も相当残した。
常に一歩先をいく、同じことをやらない、やっても何か変化をつける、
そんなところにこの人のクリエーターとしての生き方に共感してしまうのだ。
合掌!