先日のお盆休み、両親が長崎に帰郷した際に、
私が以前装丁デザインを担当した本を
祖母へのお土産に持っていったそうです。
あとからその時の様子をきいて、とても驚きました。
普段はにこにこして笑いを絶やさない祖母が、
その本をみて涙を流してくれたんだそうなのです。
本を受け取った祖母は、
何度も何度もカバーや帯をつけたり外したりしながら
隅々までじっくり見て触って
「taccoちゃんらしさがいっぱい詰まってて、
それがお仕事としてこんな風に形になるなんて、
本当に私はしあわせです」
と泣いてくれたんだということでした。
それを聞いて、私まで感動して泣いてしまいました。
ものすごく苦戦しながらも一生懸命つくったものを、
そんなふうに喜んで泣いてくれるひとがいることって
とても幸せなことだと思います。
ものづくりが大好きな私ですが、
やっぱり毎回つまづいたりころんだりして
落ち込むことも多いので、
そんなひとがいることは私にとって
とても大きな励みです。
社会人2年目の後半戦を迎えるこのタイミングで
こんなふうに気合いを入れ直せたのはとてもよいことだと思いました。
よし、がんばるぞ!
-taCco-