9月28日(日)に埼玉県日高市の
高麗(こま)へ曼珠沙華(まんじゅしゃげ)を見に行って参りました。
“曼珠沙華”より“彼岸花”の名前の方が馴染みがあるかもしれませんね。
推理小説でおなじみ、アルカロイド系の毒をもつユリ科の植物です。
赤色の花がよく見られますが、白い花もあります。
曼珠沙華にはその他にも、死人花(しびとばな)、地獄花(じごくばな)、
幽霊花(ゆうれいばな)、剃刀花(かみそりばな)、狐花(きつねばな)、
はっかけばばあ、と、呼ばれてあまり嬉しくない別名がたっぷり。
これが一転韓国では「相思華」ともいうそうですね。
一見ちょっと素敵な名前と思いきや、
曼珠沙華は、花と葉が同時に出ることはないから
「葉は花を思い、花は葉を思う」という悲恋の意味があるのです。
実際、端には河原があり、雑木林の中に大量の曼珠沙華が群生する姿はとても神秘的。
ううぅーん。むしろ下手すると、“死国”を彷彿とさせるような…。
ただ、大量の曼珠沙華がまるで赤い絨毯のように広がる中を、
女二人が“ごままんじゅう”をもぐもぐほおばりながら歩く姿は、うれしやかなしや
悲恋も死国とも縁がなさそうでした。