お盆が過ぎたとたんめっきり涼しくなってびっくりしますね。
私は以前、京都に住んでおりました。
その京都のお盆と言えば8月15日の五山の送り火。
この送り火が終わると夏が終わるという考え方なんですね。
私の住んでいたマンションのベランダからは、
この五山の送り火のひとつが真正面に見えまして、
少し涼しくなった夜にその送り火を眺めながら
京都の焼け付くような暑い夏の思い出に浸り、
そして夏の終わりと秋の始まりを感じてなんとなく郷愁に浸るわけです。
(裏道で見つけたあのすだれのかかった甘味処で食べたあんみつはおいしかったとか、
秋はあの団子屋の軒先でほくほくの赤飯まんじゅうを食べようとかね!)
今年東京で初めての夏を過ごして思ったのは、クーラーとコンクリに囲まれていると
肌で四季の移り変わりを実感するということがやはり難しいということ。
東京ではお金と物があふれていますが、
季節ごとの行事や、厳しい暑さ寒さをより快適に過ごす為に
受け継がれてきた日本の文化でさえも、
イベントという形や、ファッションやインテリアの一部として
お金を出して購入するものになってるんですね~。
なんだか、情緒に欠けていて少々悲しくなってしまいます。
とりあえず、そんな夏の東京でがんばった(?)ご褒美に
9月にはお休みをいただいて、京都にいって参ります。
そしてたっぷり京都の初秋を肌と舌で感じてきたいと思います!
では、また来来週。