何もそこまで考えなくても、と言われそうだけど、
やっぱり気になる。
先日、自殺志願の女性を助けた警官が、残念なことだが
回復の祈りもむなしく亡くなった。
警官という職業を考えれば、彼のとった行動は当たり前なのかも知れない。
また、そんな中でも職務を全うしたということで賞賛に値するのかも知れない。
でも、助かった方の女性は、この先こんな結末を迎えたことで
何を背負って生きてゆくのだろうか。
また以前にも酔っぱらった挙げ句線路から転落した乗客を助けようと、
その場に居合わせたカメラマンと韓国の留学生が命を落とすという
痛ましい事故もあった。(最近その実話をベースにフィクションの映画ができた)
このときは3人とも亡くなったと聞く。
なんとも痛ましい事故だと思う。
しかし、最初に落ちた人の家族はどう思って生きているんだろうか。
最近、こんなやりきれない気分になる事件・事故がやたらと目に付く。
メディアが発達したお陰で、以前より速く多くの情報が得られる時代からだろうか。
それにしても多すぎる。
なんの落ち度もない犯罪被害者に、全く配慮がされていない
司法制度もそうだし、マスコミの採り上げられ方次第で
被害者のはずが、いつの間にか世間から誹謗・中傷を受けるような
立場に追い込まれる現実があることも無性に悲しいことだ。
そんなことを考えながら(いつも考えている訳じゃないけど)
せめて自分は人にそんな気持ちにさせない人生を送りたい、
そう生きたい、と思う。