美食クラブ会合

 美食クラブの会合で、またまたスペイン料理を食しに行って来ました。
 プラチナ通りの端っこにある「Sabado Sabadete」
http://r.gnavi.co.jp/a048800/
 通りから少しわかりにくく、初めて行くのはちょっと見つけづらいかもしれません。
 ビルの二階にスペインの国旗や、リーガ・エスパニョーラのクラブチームのフラッグがはためいているのを目印にしてください。
美食クラブの私たちがお勧めなので何を食べても美味しいのは間違いないです。
 あえて挙げるならば、顔より大きなライ麦ぱんを平たくスライスし、オリーブとガーリックを擦りこみ、こんがりトーストして、更にトマトを擦りこんだパンが絶品!
シンプルで特別な料理ではないけれどだからこそ美味しいのである。材料は至って普通でも、調理方法の工夫やタイミングなどがミソなのだ。
 スペインでは家庭料理の位置づけが物凄く高い様に思える。国民性でもあるが、「ウチのカーチャンのオムレツが一番美味しい!!」とそれぞれの家庭料理を自慢する。
 多種多様の人種、宗教や政治の戦乱など長い歴史の中で様々に変化した文化によって、土着性の強い料理が家族の中でしっかり受け継がれはぐくまれた味が家庭料理になるのだ。だから食事に対する意識がとても高い。
 うんちくが過ぎましたが、どれも美味しいのである。だから、楽しいおしゃべりも尽きない。

 名物シェフは、スペイン北部に多い小柄で白人のシェフ。パエジャが出来ると「皆さ〜ん!見て見て〜パエジャ出来ましたよ〜」ビールが並々と入った楽飲みのお化けの様なデカンタ(?)で、ビールを飲み始める。楽飲みを持った片手をどんどん口から離し、高く高く上げていく。顔を正面に向け口だけをひん曲げて、おどけた顔で笑いを取る。
拍手が一番大きくなったところで、満足げにお辞儀をする。今度は店内のお客に、「セニョリーター!ハイ、アナタモヤル〜」と回していくではないか!
 私もやりました。客の中で一番高く上げてやりましたよ!!
 丁度、シェフが場を離れていた為「ダレ?イチバン タカク アゲタノ?セニョリータ?ワタシ ミテナイ!モイチド!アッ!チョトマテ〜」奥からシェフとお揃いの赤いニット帽を持ってきて私に差し出し、被れとゆうので被り、店内の客全員の注目が私に集まる中、沢山の拍手の中もう一度、巨大楽飲みビールを高く掲げて飲んでやりました!最初の細い口から出るビールをうまくキャッチ出来れば、むせない限り案外恥を捨てれば何とか出来るもんです。欧米風の紳士のように一礼して、沢山の喝采をもらいました。
  得意げな私に、「アナタ イツモ レンシュウ シテルデショ?」シェフにつっこまれ、またオイシイ笑いをとれました。

 こんなイベントもありますが、本当にどれも美味しくアットホームなレストランです。
 一度行っていただければ、そんなにリーズナブルではないですがご納得いただけると私は信じています。
 ちなみに、おトイレが面白いのです。これは行った人だけのお楽しみにしましょう。必見です。

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このブログ記事について

このページは、cforceが2007年2月 7日 08:00に書いたブログ記事です。

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