本屋

本屋

text by 赤様

学生時代、一応、編集というものを学んでいた。
なので、本というものにはたいへん興味がある。

僕がよく読むのは、まず大好きなスポーツ関係のモノ。
そのほかにはノンフィクションやエッセイなど。
事実に対して誰かが思ったこと、体験したことが綴られたものが多い。

それに比べるとフィクションはほとんど読まない。
興味がないわけじゃないが、なぜか優先順位がいつも低い。

週に1度デカい本屋に行く習慣が今でも続いているが、
学生のころは、一旦入ると4~5時間くらいはまず出てこなかった。

いろんなジャンル、いろんなコーナーをまわってると、
僕の好奇心を刺激するものが山のようにある。
目に留まるものを見ていると、いつも時間はアッという間に過ぎた。

気に入ったものを買って帰ると、
いつの間にか書籍代は毎月1万円近くにまでなった。
当時のバイト代の2日分ほどが本に化けたことになる。
今ではそこまでたくさん買い込まないが、
でも買う量は人よりは多いんじゃないだろうか。

で、読む方はというと、これがカタツムリなみに遅い!
だいたいひと月で1冊読むのがやっとのペース。
なのに読みたい本は次から次へと出版される。
だから僕の部屋は、本棚からあふれた本が机の上や壁際に積まれている。
どこかのエッセイストが言ってたが、
こういうのを積ん読(つんどく)と言うらしい。

おっと、横道にそれた・・・。

本の表紙が見える置き方を「平積み」という。
そう置くと売上げが伸びるらしい。目立つところに並べるのも同様だ。
だから、出版社の営業マンはそういうところに並べてくれと店の人にアピールする。
でも本屋にも戦略があるし、客層を考えたり売り場担当者の趣味が出たりもする。
だから在庫の種類はあまり変わらないのに、本屋によって並べ方に違いが出てくる。
そんなワケで、僕にとっては購買欲をそそられる本屋とそうでない本屋とがある。

僕の最近のお気に入りは渋谷のブックファースト。
地域的に若年層をターゲットにしているから、
サブカルチャーやエッセイ、芸術関係が充実している。
趣味関係のモノや旅行関係も豊富だ。
なにより夜23時まで営業してるのが嬉しい。
僕のひそかな週末の楽しみである。

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このブログ記事について

このページは、cforceが2006年11月 2日 09:00に書いたブログ記事です。

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