いきなりこんなタイトルで何だか物騒だし、大袈裟に聞こえるかも知れない。
実は先週の木曜日に出社前の自宅で、私は階段から転落したのだった。
背中と腰を強打して、あまりの痛さに、そのままその場で呻くのみだった。
妻はビックリして、どうしたのかと駆け寄ってきたが、最初はろくに返事もできない状態だった。
「救急車を呼ぼうか」と言い出した妻に、なんとか声を絞り出して、
「少し様子を見る」とは言ったが、
正直救急車で早く運んで欲しいくらいの激痛だった。
激痛が少し落ち着いたところで、すぐに妻の車で近くの病院に。
レントゲンの結果、骨折は無いようだった。
原因は履いていたスリッパによるスリップだ。
以前から家では冬でも裸足でいることが多かった私だが、
家族に促されるまま、何となくスリッパを履くようになった。
ところがこれが意外に滑る。
それに足よりも幾分か大きいから、実際の足とスリッパを履いた大きさの
違いがいまいちシックリこない。
これまでにも何回か危ない目にあったこともあった。
結局痛さでうまく動けないので、木曜・金曜と会社を休むことにした。
背中と腰の痛みにひたすら耐えるしかなかった。
日曜日には多少痛みも治まりはしたが、階段の上り下りや
姿勢の取り方によってはまだかなり痛む状態だ。
ところで、こんなことってどれだけあるんだろうと
ネットで調べてみると、予想以上に多いことが分かった。
家庭内事故死 総数 11,155人
(原因別死亡数)
転倒・転落 2,163人
(そのうち、階段及びステップからの転落及びその上での転倒の数は418。)
溺死・溺水 3,293人
煙、火及び火炎への曝露 1,236人
夜着、その他の着衣及び衣服の発火又は溶解への曝露 88人
(厚生労働省 人口動態統計 平成12年から抜粋した「家庭内事故」死亡数)
参考までにその他の死亡原因も記したが、家庭内でも結構死亡する可能性が
高いということが理解できる。私のように、怪我だけで済んだ数を入れると
もっとあるのだろう。
日常生活で怖いのは交通事故だけじゃない。
上の統計では総数としてあるが、年齢別に見ると高齢者になるほど
死亡率は高くなる。(これは交通事故も同様)
私の場合、幸い怪我だけで済んだが、非常に危ない状況だったのに変わりはない。
本当に紙一重のタイミングだったと思う。
当たり所が悪ければ、死亡、あるいは骨折して長期の入院になったかもしれず、
こうしてブログなど書いていられなかったかもしれない。
「自分は若いから大丈夫」なんて安心できない。
危険はどこにその口を開けて待っているかわからない。
注意するに越したことはないのだ。