今年の甲子園

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text by 赤様

 夏14度、春5度の出場。こう書くと甲子園の常連校のようだが、学校の出場回数に当てはめると、僕の甲子園行きの回数はこんな感じになる。

 これだけ長く見てきたなかでも、今年の大会は特徴があり面白い。キーワードはふたつ。打って打って打ちまくること。そして終盤もつれること。

 打高投低は最近の高校野球の特徴で、2000年の智弁和歌山、2001年の日大三、2002年の明徳義塾の優勝で、守備力には少々目をつぶっても、打力で勝負しようという風潮がすっかり浸透してしまったようだ。

 昨日までに15試合を消化した。これまでの登場した30チーム中、6点以上とったチームが19チームもある。これはちょっと異常な数字だ。

 僕が考えるその原因のひとつは、最近の高校生はインコースを打つのが上手くなったこと。プロの打者でも苦手にする選手が多いが、ホントに高校生?と思わせるほど上手い打者が目立つ。特に、かなり難しいとされている左投手が左打者のインコースに投げるスピードボール。これを簡単にミートするシーンを何度も見た。さしあたって思い出しても、大阪桐蔭の3番打者、早実の5番打者、横浜の5番打者はいいバッティングをしていった。

 また、終盤もつれる試合展開が多い。文星芸大付属vs関西は、文星芸大が8回9回の2イニングで5点差をひっくり返しサヨナラ勝ち。松代vs倉吉北は、松代が8回に2点差を追いつき、延長11回にサヨナラ勝ち。八重山商工vs千葉経大付属は、八重山が9回に2点差を追いつき、続く10回に3点を追加し勝負を決めた。また、横浜vs大阪桐蔭は、大阪桐蔭が7回8回で9点を取った。

 高校生の心理は、プロ野球選手のそれとは違い、ピンチをしのげる経験値がまだ備わってはいない。でもだからこそ、それが一進一退という高校野球の魅力に繋がるのである。

 まだ大会序盤にもかかわらずこれだけ競った試合が多いと、これからどんな展開が待っているのかとても楽しみだ。「一番長い夏にしたい」。八重山商工のエースがインタビューで口にした熱い気持ちが、強く心に残った。

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東京散歩 Haru's Room】のHaruです。こんにちは。

TBに失敗してしまうようなのでコチラに貼り付けさせていただきます。

いつもいつも直球勝負。変化球投げて上手に甘えたいけど・・・
http://www.juken-net.com/blog/ctg-heartplace01.php#060823


↑↑です。よろしくお願いいたします。

今まで甲子園はあまり見る機会がなかった私ですが、今年は高校球児の皆さんに、感動をありがとうと伝えたいです。

またこちらのブログに遊びにきますね♪お暇な時Haruのブログにも遊びに来てください☆

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このページは、cforceが2006年8月10日 09:00に書いたブログ記事です。

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