こんにちは、わからんです。
老後に備えるというと金銭面での備えを考えがちですが、健康面での備えについて考えてみました。
3人に1人が65歳以上と言われる高齢化社会ですが、僕自身もあと10年でその仲間入りとなります。
昨年(令和4年)の日本人の死亡原因は
1位 悪性新生物(腫瘍) 24.6%
2位 心疾患(高血圧を除く) 14.8%
3位 老衰 11.4%
4位 脳血管疾患 6.8%
5位 肺炎 4.7%
6位 誤嚥性肺炎 4.7%
7位 不慮の事故 2.8%
8位 腎不全 2.0%
9位 アルツハイマー病 1.6%
だそうです。
老衰が3位というのは、まさに高齢化が進んでいることを表してますね。
そして、6位の誤嚥性肺炎これも高齢者に多い病気です。
「誤嚥性(ごえんせい)肺炎」聞きなれない方もいるかもしれません。
飲食物が食道ではなく気管の方へ入ってしまうことを誤嚥(誤嚥)といいます。
飲食物や唾液などと一緒に誤嚥された細菌が気管支や肺に入ることで発症するのが誤嚥性肺炎(誤嚥性肺炎)になります。
飲食物や唾液などを飲み込むことを嚥下(えんげ)といい、この嚥下機能が低下することにより誤嚥が起こるそうです。
嚥下機能が低下してしまうと、本人がむせる事もなく、全く気付かずにスルスルと食道ではなく気管の方へ入ってしまい、熱が出たりして後から気がつくというから驚きです。
嚥下機能の低下を防ぐことが誤嚥性肺炎のリスクを減らすことになります。
舌・唇・頬・喉の筋肉を鍛えることで、口腔機能や嚥下機能の維持・向上をはかることができるそうです。
口腔機能維持・向上の体操などを紹介します。
1.頬の体操
唇をしっかり閉じて、頬を膨らませたり、すぼめたりする。
2.唇の体操
・口を大きく開け、舌を大きく前に出したり、引っ込めたりする。
・舌を大きく前に出して、上下・左右に動かす。
3.唾液腺マッサージ
・耳下腺マッサージ
耳の付け根にある耳下腺の上に、親指以外の4本の指を当て、後ろから前へとゆっくりと円を描くようにマッサージ。
・顎下腺マッサージ
親指の腹を耳の下の下顎の骨の内側の軟らかい部分に当て、1~2秒間押しては離す動きを繰り返しながら、少しずつ前方に移動させながらマッサージ。
・舌下腺マッサージ
顔の前で両手を合わせ、両手の親指で、顎の下から舌を押し上げるように1~2秒間押しては離す動きを繰り返す。
老後を少しでも健康に過ごせるように、早めに備えておきたいものです。