バレエダンサーが足を怪我したことをきっかけにコンテンポラリーダンサーへの道を歩み始める、という物語です。
私自身ダンスをしていたということもあり細かいひとつひとつのシーンで共感できる映画でした。
主人公が足も未回復、傷心状態で友人カップルと向かった田舎の民宿で
レストランの手伝いをしていた時にコンテンポラリーダンスと出会います。
コンテンポラリーダンスはそもそも型がなくて、その中でも踊る人振り付ける人によって全然スタイルが違います。
日本だと比較的バレエ寄りな、まだ身体の使い方がそのメソッドに沿ったキレイめものが多いという印象なのですが、
型破りで野生的でエネルギッシュで......正直言って大変私好みな系統のダンスでした!
ずっとバレエ一筋だった主人公も浮遊感を保ち続けるバレエとは違った、
その、重心を落として地面との関係性が密なコンテンポラリーダンス、に魅了されていきます。
終盤で主人公がメンバーとして入ったそのカンパニーの作品シーンが流れるのですが、
途中主人公が踊るソロも最初バレエのポジションをとったあとに
狂ったように本能的に今までと違う踊りをするのが最高にクール!
美しいカメラワークとエネルギーに満ち溢れたダンスを観たい方はぜひ。