今回は、予告通りにデザインの中にある「緊張感」の話です。
この「緊張感」(のあるデザイン)というのは...正直
自分の目で見て、感覚として学んでいくしかない、もちろん言葉にしようとは思いますが。
(美術館などにいって作品を観て..それぞれの見方や解釈、見解・書き手の思い)
いろいろな広告や表現を見て..作り手の意図と伝わる情報から学んでいくみたいな。
緊張感のあるデザインというのは、すべての要素のバランスが取れているさまだと思います。
わかりやすく言うと
平面だけに限らず、時間や空間・音や間という何かを繋ぐ役割のある
要素が組み合わさった時の「緊張感」が見る人にそう感じさせる
デザイン表現のひとつです。
POPなデザインに「緊張感」が無いということは、もちろんありませんし
緊張感なら、必ずハイブランドということでもありません。
真面目・不真面目的な情報を扱う場合は、意図的に求めないのもアリですが。
ただし、不真面目な(遊んだ)情報のみでコンテンツが成り立つ事は無いので
注意書きや詳細部分など情報に合わせて『緊張感』を有効に使えば
不真面目さをより際立たせることにも繋がります。
パッと見でも緊張感あるデザインは、やはり印象が良いです。
一言で「ちゃんとしてます」。
今は、オンラインであらゆる情報が容易に手に入るので参考になるものが
すぐに見つけられますが、いざそれを真似しても、
目指す『緊張感』にはたどり着かないでしょう。(デザインの本質は細部に宿る)
デザインの「幅」という中の一つのデザイン力として『緊張感』のあるデザインが
制作できるように、普段からデザイン業務と向き合うことが大切だと思います。
#slamdunk
今回のテーマにふさわしいビジュアルを載せておきます。
「THE FIRST SLAM DUNK」のこのポスターは
私の20代数年を学ばせて頂いた元上司(CD、AD)が手がけた作品のひとつです。
私は今でも、その人がデザインする上で気をつけていることを教訓にしています。
※この隅々まで行き渡った『緊張感』伝わりますよね
では、この辺で。