香山哲『ベルリンうわの空』

Qです。
ローディさん書きだめの本数えぐいですね。

みなさん積読ってどれくらいありますか?
私は実家に置いてきたものもあり把握できていません。
先日、買ってから半年以上寝かせていたコミックエッセイ(?)
『ベルリンうわの空』(香山哲)を読みはじめました。
uwanosora.jpg

東京からベルリンに移住した作者の「生活」が描かれています。
出てくる人たちがヒトではなくクリーチャーで表現されていて、
住民たちの背景や、日本と異なる社会の仕組みを作者の生活の中で見ることができます。
ただ描かれるだけではなく、作者が大切にする暮らし方への考え方も面白いです。

興味深かったのは町中に散らばる「つまづきの石」。
ナチス政権下で虐殺された人たちの名前、生年月日、命日、そして死亡した場所を、
10cm四方の立方石と真鍮プレートに刻印して、
かつての住居前の舗道に埋めるプロジェクトです。
1993年に55個から始まったとの取り組み、
今ではドイツヨーロッパを中心に2万個もあるそう!

実際の埋める様子を綴ったブログがありました。

本作は、bookjapanの作品公式サイトで
試し読みできるので気になった方はぜひ

ちょうど9/1に最終話が公開されたようで、紙書籍は11月に発売とのこと。
紙版、1冊目が黄色、2冊目が赤ときているので最終巻は黒で締めてくるかなと予想。
ただ、本文は表紙の色と黒の2色刷りできているので黒だったら1色に・・・

11月が楽しみです!

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このページは、cmemberが2021年9月 9日 08:59に書いたブログ記事です。

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