ドーピング検査

text by 赤様

今年の夏のある日、
ある有名選手の自宅のベルを鳴らす人がいた。
時間は朝の5時すぎ。

「なんだこんな時間に」と思い、
寝ぼけまなこでインターフォンを覗くと、
防護服に身を包んだ人が玄関前に立っていた。

ドーピング検査官だ。
自分が申告した時間を思い出した。

トップ選手のSNSには、
こうしたドーピング検査の様子が、
時々アップされる。

選手は、種目にもよるが、世界ランク20位以内に入ると、
向こう3か月の自分の居場所を申告しなければならない。

でも、検査の日時が事前にわかると、
選手がコントロールできてしまうので、
そうならないように抜き打ちでやって来る。

それに対応できないことが数回続くと、
選手は何年か出場停止になったり、
酷い場合は永久追放になることもある。
だからどんな早朝でも対応せざるを得ないのだ。

でも、朝の5時に自宅に来てもらっても、
用をたしたあとだったとなると、
数時間待ってもらうことも珍しくない。

また検査官は、
検体が選手の身体から出てくるところを直接目視しなければならない、
という基準があり、
「選手のプライバシーは?」なんてことも言ってられなくなる。

それでも、
クリーンなところを理解してもらわなければならない、
という責任感も選手にはある。

このコロナ禍で、
試合や練習環境を奪われたスポーツ選手は多い。
対戦相手だけではなく、環境だけでもなく、
選手は様々な事柄と戦っていることがわかると、
スポーツをより深く見れるだろうと思う。




ちなみに、ドーピングに引っかかる薬というのは、
僕らが日常、薬屋で買っているモノにもある。
どんな薬が大丈夫なのかは、
2017年5月26日のブログをご覧ください。
https://cforce.co.jp/blog/2017/05/post-2479.html



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このページは、cmemberが2020年10月 9日 09:00に書いたブログ記事です。

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