ブルーインパルスと花火

text by 赤様

先日、ブルーインパルスが都心の上空を飛びました。
数日後、全国で夜空に一斉に花火が打ち上がりました。

どちらもコロナの最前線で戦っている医療従事者に、
感謝と敬意を伝える事が趣旨ですが、
それとともに、stay home で単調な日々を過ごしている僕らにも、
笑顔をもたらしてくれるものになりました。

特に、花火の取り組みは、
なんか、これだけでドラマになりそうだな、
と思いました。

全国で相次いで大会が中止になるなか、
若手の花火師たち11人が中心となって、
こんな状況で花火で何か出来ないかと企画されました。
花火師の粋な取り組みです。

4月上旬からテレビ会議などで話し合いがもたれ、
その意志に賛同する者がどんどん増えていく。
その数、47都道府県で160以上。
すごい経緯です。

ブルーインパルスにも花火にも、共通するのは、
空を使った取り組みであったことと、
人々に上を向かせたことで、
僕はこれに感心しました。

マンガやドラマでよくあるシーンですが、
登場人物が自身の気分を上げることだったり、
新たな事に取り組もうとするときに、
上を向いてセリフを言うことがあります。

これは、自身の気持ちを切り替えて、
次に進むことの象徴のような気がするのです。

また、空は誰もが見ることができ、
多少距離があっても対象を探せます。
機器の違いやインフラなどに制限されません。
そう考えると、素晴らしい媒体とも言えます。

ワクチンや治療方法の確立には、
まだまだ時間がかかります。
でも、それに屈することなく、
上を向いて、顔を上げて過ごすことは意識したいですね。



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このページは、cmemberが2020年6月12日 09:00に書いたブログ記事です。

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