お彼岸

先週、お彼岸から少し遅れましたが、しばらく行けなかったので、栃木に墓参りに行ってきました。
とはいえ、せっかくの遠出なので、佐野ラーメン、宇都宮餃子を堪能し、
久しぶりに日光まで足を伸ばすことにしました。

東北道・佐野SAで、「あの」佐野ラーメンをば。
ここは、少し前にニュースを賑わせていましたね。

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このやや太めの縮れ麺が腰があって美味いんです。
元々、佐野あたりのローカルなラーメンを、町おこしとして広めたそうです。
オーソドックスな醤油ラーメン、焼豚は箸ですくうと崩れるほどの柔らかさ。
タレがシッカリ染みてうまいのなんの。
以前食べた時よりスープが美味くなってたような気がします。

墓参りが済んで、少し早めですがいつもの宇都宮餃子を食べに。
老舗の正嗣(まさし)鶴田店へ直行です。
長時間並ぶ覚悟はないので、市内中心部の「宮島町本店」は外しました。
混んではいても、本店ほど並ぶことはないので、毎回ここで食べてます。
鶴田は幼児期から小学校5年ごろまで住んでいたエリアで、馴染みのある町です。
すぐ近くには「高校生クイズ」でも有名になった名門「栃木県立宇都宮高校」があります。
本店のある宇都宮市宮島町も、転校した先の小学校の近所でした。

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薄めの皮に、肉少なめ野菜中心の餡です。普通に美味い! これぞ宇都宮餃子!
いつもの焼き餃子と水餃子を頂いてきました。

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水餃子は茹で汁に6個の餃子が入ってくるんですが、小皿のタレにつけて食べるのもいいんですが、
これに直接ラー油と醤油を(もちろんお好みで酢も)入れ、スープ状にします。
この食べ方、オススメです。
ちなみに正嗣は餃子しかない専門店なんで、餃子につきもののビールやライスは置いていません。
どうしても、という方には、同じく宇都宮餃子老舗店の「餃子みんみん」へ。

お腹もいっぱいになったところで、鶴田からすぐ近くの日光街道へ向かいます。


宇都宮市内を抜けて杉並木も越え、東照宮前に着きました。
流石に観光客で混雑していました。
そこからいろは坂に向かったのですが、その手前に「馬返」という場所があります。
その名の通り、かつてここが馬で行ける限界だそうな。

小学生の頃に遠足で何度か来たこともあり、その頃に、この「馬返」にケーブルカーの駅舎が残っていました。
高校時代には、サイクリングでも訪れたことがありましたが、駅舎跡は撤去されていたように思います。

今ではすっかりその跡も無く、その頃を偲ぶものは何もありません。
跡地に休憩所・手洗所があるのみです。その裏側に回るとこの風景です。

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川の名は大谷川(だいやがわ)で、水源は中禅寺湖で、利根川に至ります。
奥に見えているのが男体山ですが、残念ながら雲で半分隠れています。
男体山の麓に中禅寺湖があります。
奥に川を跨ぐような橋が奥に見えますが、ここがいろは坂の最初のカーブ付近になります。

いろは坂の上りルート後半にあり、眺望のきく「明智平」では休憩でき、馬返まで至る道路も一望できます。
ここからさらに上に登り展望台に至るロープウエイが営業しています。
ここで、当時を物語る看板を発見しました。(抜粋)
先ほどの「馬返」の駅の様子も写真入りで解説していました。

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こんな感じで馬返の駅があり、そこから明智平までケーブルカーがあったわけですね。
このケーブルカーの終着点がこの明智平です。
ここには当時の名残がみられます。写真では傾斜がわかりにくいのですが、
なかなかの斜度でした。この写真を撮った場所に明智平駅があったようです。

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さて、いろは坂を登りきると日光の象徴でもある華厳の滝です。
落差は97mとのこと。写真で見ると(実際も)そこまであるか?という感じですが、やはり威圧感があります。

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曇りの中禅寺湖まで散歩しました。
隣の男体山から吐き出された溶岩で川がせき止められてできた堰止湖です。
深さ最大163mだそうで、華厳の滝の滝壺自体も溶岩の上にできたというのがわかります。

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墓参りの後半は大地のスケール感を感じる時間となりました。
改めて振り返ると、地形マニア、廃線マニアにもアピールしそうです。

ところで、今年の日光付近の紅葉情報を。(見頃予想)
中禅寺湖:10月中旬〜下旬
いろは坂:10月中旬〜11月上旬(標高差があるので、期間が長いです。)
戦場ヶ原:10月中旬〜11月上旬
日光の社寺:11月上旬〜下旬(東照宮などの世界遺産の寺社群。標高が低いので遅めですね)


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このブログ記事について

このページは、cmemberが2019年10月 7日 09:00に書いたブログ記事です。

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