#割増商品券(ローカルワード)

遅ばせながら、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
正月は実家のある宮城に帰省していました。

宮城のお正月といえば、仙台初売りなのですが
みなさまご存知でしょうか。
仙台の初売りは他県とは比べ物にならないほど、とても盛り上がるイベントです。
その理由は驚くほど豪華な景品にあります。

全国的には、新年最初の営業日における販売を初売りとしますが、
仙台では、豪華景品や特典を付けた商品を取り扱う年初の期間を初売り期間とし、
その期間における商習慣を「仙台初売り」と言います。


現在、豪華な景品や特典をつける販売方法は「景品法」という法律で規制されています。
しかし、この「仙台初売り」だけは、江戸時代から続く伝統的な商習慣とみなされ、
なんと公正取引委員会にも「仙台(旧仙台藩領内、宮城県全域と岩手県の一部)だけ
豪華な景品をつけてもOK!」と特例を認められているんです!


1月2日の早朝は、仙台駅に5時台の早い時間帯に到着するような
臨時列車「開運仙台初売り号」が
運行されるほど県民が仙台へ足を運ぶイベントなのです。
小さい頃からお正月はこういうものが普通だと思っていましたが、
仙台が特別だと気がついたのは割と最近のことでした...

一番有名なのは仙台駅周辺にも店舗がある、
お茶の井ヶ田さんの「福茶箱」かな?と思います。
5000円以上の買い物をした先着100名に豪華景品の入った木の箱がもらえます。

この豪華景品を手に入れるために毎年たくさんの人が列をなし
先頭の人は例年31日から並ぶと言われています。

ズバリ、先頭の3人大箱と呼ばれる
超豪華な景品の入った特別な箱が手に入るからです。
(その内容は5000円の4倍近くなるとの噂も...)


無論、一番最初に茶箱を手に入れた人は大体地元のテレビに映り取材されます。


そんな正月イベントがある宮城で育ったマッチ棒、新作iPhoneのためにAppleへ並ぶ
長蛇の列を見て既視感がアリアリだったのはいうまでもありません。
「この光景、いつかの正月に見たことがあるな...」、と...


ところで肝心のマッチ棒は初売りに並ぶのか?とお思いになった方も
いらっしゃると思いますが
マッチ棒の一族は宮城の山奥のヒッピー村に住んでいるという設定なので、
一族はあまり初売りには積極的ではありません。仙台は結構、ビル風が寒いんです。

お正月もお昼まで寝て、福袋は7,8年ぶりぐらいに並ばずに買いました。(しかも2つ)

アクセサリー.jpg

化粧品.jpg

計算してみたら1000円ぐらいお得な福袋だったので
今年も良い年になりそうです。


マッチ棒

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このページは、cmemberが2019年1月15日 09:00に書いたブログ記事です。

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