「谷津」という言葉があります。
東京付近から見ると、千葉県習志野市にある谷津が有名かもしれませんね。
最初に掲げた「谷津」は、特定の場所の名前ではなくて、実は地形の名称です。
東京付近から見ると、千葉県習志野市にある谷津が有名かもしれませんね。
かつて京成谷津遊園があって、現在は谷津干潟もあります。
元々は丘陵地が侵食されて谷状になった地形のことを言い、現在はさらに広げて、
その地形を利用した農業とその周りの生態系を言うこともあるんだそうです。
実は千葉市の自宅から自転車で走ると、このような谷津がいたるところで見られるんですが、
その特徴的な風景は、関東近郊のサイクリングの出先で、よく出くわすようになりました。
自宅からほど近い佐倉市の谷津の風景。周りが少し高いのがわかります。
こちらは以前サイクリングで出掛けた、我孫子市の東我孫子駅南側にある「谷津ミュージアム」。
ビオトープもあり、里山の風景が堪能できます。
こちらは坂月川にあるビオトープ。周りの形状も「谷津」と言えるような場所です。
この奥に、「加曽利貝塚」があります。
谷津は、他にも「谷」(や、やと)、「谷地」(やち)、「谷那」(やな)と呼ばれることもあるそうで、
このような地形を表す言葉が、地名になっている場合も各地に見られるようですね。
大抵、サイクリングに出かける場合は、何かしらのテーマがあったりするんですが、
自転車で走るのがきつくなる夏までの間に、近郊の谷津、里山巡りも面白いテーマになりそうです。