ボストンマラソン優勝をどう伝えるか

text by 赤様

ボストンマラソンで川内優輝が優勝した。

これは(彼の健闘を称えないわけではないが)選手が誰であろうと、
日本選手が成し遂げた事が快挙だ。
しかしこの凄さ、どうしたら伝わるだろうかと考えてみた。

同じスポーツに例えると、
テニスのウィンブルドンや、
F1のモナコグランプリ、
ゴルフのマスターズで、
優勝するくらいの価値だという人もいる。

スポーツ以外だと、
モスクワのクラシックバレエ団でプリンシパルになること、
ショパン国際ピアノコンクールで優勝すること、
または、ノーベル賞をとるくらいの出来事かもしれない。

過去の人数をみると、
ノーベル賞をとった日本人よりも、
ボストンで優勝したそれの方が少ないのだから、
ノーベル賞をとるよりも難しい!
と言ったら言い過ぎだろうか。

ボストンマラソンは1897年に始まり、
オリンピックのマラソン以外では、
世界最古のフルマラソンだ。

そんな歴史と伝統のある大会なので、
多くのランナーが憧れる。
すると参加者のレベルも上がっていき、
それに応じてスポンサーも増え賞金もあがっていき、
今では、優勝賞金が15万ドル(1600万円)にもなっている。

だから世界中から最高レベルの選手が集まり、
ハイレベルな争いが繰り広げられる。
そのなかでの優勝って考えたら、
これはもう説明する言葉がみつからない。

2015年のラグビーW杯のとき、
日本が南アフリカを倒す歴史的な勝利をあげた。
その凄さを例えたSNSの投稿に、
「桐谷美玲が吉田沙保里に勝つくらいの凄さ」
というのがあり笑った覚えがある。

こういう例え方がどうなのか、と思うこともあるが、
でも、意外に的を得ていておもしろい。

ただ、物事の凄さを伝えるのは
本当になかなか難しい。


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このページは、cmemberが2018年4月20日 09:00に書いたブログ記事です。

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