最近読んでる本です。
ご存知の方も少なくないであろう、歴史小説家の藤沢周平さん。
実は小説家になる前は業界紙の記者をされていたそうです。
(しかも最終的には編集長まで出世!)
その業界とはハム・ソーセージ業界。名前は「日本加工食品新聞」。
なので、藤沢さんは日本ハムの創業者とか、
加工食品メーカーの方々と仲がよかったりしたそうです。
内容は、藤沢さんが担当されていた「甘味辛味」というコラムがまとまったもの。
時代は主に昭和45年頃。高度経済成長期の終わりの方ですね。
当時の飲食業界や経済、流通についてはもちろん、パチンコ、女性、芸能などなど、話のジャンルは幅が広く、
さらに一つのコラムが作文用紙2枚程度なので、さっと読めて勉強になります。
なにより、巨匠の「ライター時代」の文章が読めるのはありがたいです。