先生のお庭番

最近、めっきり読書量が減っています...
ジルです。

そんな読書離れが著しいジルですが
最近大変楽しんだ本があります。

『先生のお庭番』朝井まかて・著

このタイトルでの先生はシーボルトです。
名前は知っていたけれど
お恥ずかしいことに
何をした人なのかいまいち知らなかったのですが
この本のお陰でだいぶ親近感が湧いています。

この小説は
江戸時代、長崎出島のシーボルト邸で
園丁を勤めた熊吉が主人公のお話です。

熊吉は植物を扱う仕事に誇りを持っていて
原語も文化も違う、特権階級の外国人と
植物を通して接します。

歴史に沿った部分も多いですが
熊吉のお仕事小説的で
自然とともに生きるロハス要素もあり
エコに対する考え方など
舞台は江戸時代ですが
現代に通ずることが多く
大変読みやすかったです。

よく、『音楽やアートは言葉の壁を越える』
などといいますが
この本は
『自然(植物)は言葉の壁を越える』ということを
実在の人物と史実を通して伝えてくれました。

大変魅力的に書かれた登場人物に
未だに心を惹かれて、
朝井まかてさんの本は初めてだったので
他の作品を買いに行かなくては!と気が急いています。


忙しいと
本を読む余裕がなくなったりしますが
忙しいときこそ
本から元気を貰えるんだなと
再確認したジルでした。

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このページは、cmemberが2015年11月13日 09:00に書いたブログ記事です。

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