文学を文楽に

text by 赤様

次の芥川賞、直木賞の発表が、
7月16日に行われます。

今回は、又吉直樹の「火花」も候補にあがり、
賞に対する露出がいつもより多くなるかもしれませんね。

さて、そこで問題です。
芥川は、龍之介。
では、直木は?
これを知っている人は意外と少ないでしょう。
直木は、直木三十五と言います。
この機会に覚えておきましょう。

芥川賞と直木賞は、年に2度発表があり、
新鋭作家の登竜門となっています。
他にも様々な文学賞があり、
毎年毎年、多くの作家が世に出ていきます。

でも日本では、
印税と原稿料で食べていける作家は、
50人くらいしかいないのだと、
ベストセラー作家の林○○○さんが言っていました。

芥川賞をとったのに、
生活保護を受けている人もいるのだとか。
そんなことを聞くと、
本は、今の値段でいいのだろうか?
なんて考えてしまいます。

本離れとよく言われますが、
余暇を楽しむ余裕がこの国全体でもう少し増えたら、
少しは変わっていくのでは?
と期待せずにはいられません。

そう、楽しむと言えば、
僕には以前から疑問に思っていることがあります。
文学というのは、どうして文を学ぶと書くのでしょうか。

音楽が音を楽しむ「楽」という字を使うように、
「文楽」に変えようと提案したい。
小説は楽しむものなのにね。

カルチャーは楽しむ方向へ。
そんな思考にシフトしたほうが、
需要は伸びていくと僕は思います。

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このページは、cmemberが2015年7月 3日 08:50に書いたブログ記事です。

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